紫宸殿、清涼殿、小御所、御常御殿、飛香舎(藤壷)など寝殿造りや書院造りの殿舎、狩野派、土佐派、円山派ほか超一流画家による障壁画の宝庫、伝統的な建物と調和して四季折々の美を見せる庭園…。天皇の住居にして公務の場、日本の美と伝統の象徴、京都御所の魅力のすべてを多くの秘蔵写真とともに、平易に解説する。
作家・井沢元彦が、「古寺歩きのツボ」をやさしく伝授!古寺を歩くことは、日本の歴史にふれ、日本を知ること。仏教をはじめ、古寺の三つのポイントー仏像、建築、庭園の基礎知識から探訪のマナーまで、歴史に通じた著者ならではの解説で、楽しく深い古寺歩きの知識が得られます。
日本という国は、庶民が神さまを信じ、自然と調和したしなやかな国づくりによってつくられてきた。日本古来の国土開発の姿を読み解き、現代の国づくりの方途を問う意欲作。
作庭家は石の気勢を読む。禅そのものは、目に見えない。その見えないものを形に置き換えたのが禅芸術で、禅寺の庭園もその一つである。西芳寺、天龍寺、瑞泉寺、永保寺、恵林寺…。これらの禅宗様庭園を各地に施したのは、夢窓疎石である。室町期、臨済宗の黄金期を築いた夢窓禅師による枯山水様式の源流となった庭は、臨済禅の高みの境地の顕現であると同時に、のちの日本庭園の規範となった。禅僧にして庭園デザイナーである著者が、禅師との共通体験をもとに、綿密な実地踏査により描き出す日本庭園観照記。
60年代後半から70年にかけての録音。ディーリアス特有の情感を色濃く描き出しながら、その響きはあくまでスッキリ整理されている。最晩年のバルビローリが、手塩にかけたハレ管弦楽団とともに残した永遠の名盤。「アパラチア」は彼の最後の録音だ。
工作の合間に小説を書いたりテレビに出たり…「欠伸軽便鉄道」の森博嗣社長は今日も忙しい。沈着冷静な文体に漂うそこはかとないユーモア。「ホンキで遊ぶオトナ」のテツガクとは。
奈良や京都には、どうして何百年以上も前に建てられた古建築が今も健在で残っているのだろうか。誰もが一度は抱く素朴な疑問を解決するために、日本建築を正しく把握する方法を身につけよう。そのうえで、今も多くの人びとを引きつける寺院建築が、歴史の流れの中でどのような役割を果たしたのか、どのような意味をもったのか、を考えてみよう。古代や中世の寺院建築はどのように使われたのか、どんな人がそこで活動していたのか。そんな生きた建物の歴史を読み解くことこそ、汲めども尽きぬ古建築の魅力なのだ。私たちの身の回りにある歴史的建造物を手がかりにして、いままで見えなかった歴史の一面が見えてくるなら、こんな楽しいことはない。
東京都心のコンクリートジャングルに緑の孤島のように浮かんだ「皇居の森」。高層ビルを背にその懐に踏み込むと、四季折々に表情を変え、あまたの生命を育む大らかな自然がわたしたちを待っていた。
語句選択から入るステップアップ方式で必須全論点を徹底マスター。出題者の作問パターンを踏襲した完全予想問題240問を徹底演習。
日本庭園のデザイン作法を建築家の眼で図解。水の役割、石の構成、茶庭の意義、美の規範…。建築と環境を一体に考えるための教養として、伝統のエッセンスを抽出。『日本の住宅』『日本の建築』とともに欧米でロングセラーとなった名著「ドイツ語三部作」の復刻完結。
ただの政治的“氏か育ちか”論争?いや違う。では、四半世紀の道徳劇か。善い科学と悪い科学、プランター対ウィーダー、ナチュラリスト対実験主義者、モデルと実在、そして対立の核心に迫る。
微分積分、線形代数、応用数学をこの1冊で制覇。独学に役立つ完全解答つき問題集。