近代日本の激動の時代をそこに住む人とともに駆け抜け、今なお凛然と生きる東京の日本家屋を訪ねる。
新しい風景美創造の可能性を探る。環境問題の深刻化や風景の危機が叫ばれる一方で、近代以降の日本人はその意味を深く問うことはなく、都市や国土の運営においても文化の蓄積という大切な視点を欠いてきた。生産性よりも創造性に社会の関心が移り、生き方の多様性が求められる今日、長年にわたって風景創りに携わってきた著者が、その経験をもとに、様々な角度から風景の価値・魅力の源泉を語り、国土の将来を展望する。
粋で洒落た、昔からある“ことば遊び”の数々。円楽さんも、日本人のユーモア感覚には脱帽!日本語って、こんなに面白い。
大都会にエアポケットのように存在する「古い庭園」を荒らした罪の償いに、幼い兄と妹はブナの精から一夜のうちに自然界を経めぐる旅を命じられる。大地の母、海の父、太陽、風の塔のもとへと幼い二人の旅は、宮沢賢治を彷彿とさせる宇宙的広がりをもって展開される。児童文学の粋を越えたロングセラー「メルヒェン」。
カラー写真と歴史解説で逍遙する、英国庭園入門ガイド。鑑賞のための庭園用語辞典付。
東京、京都を中心に日本国内の庭園40ケ所を網羅。独自の視点で、庭園の鑑賞法、楽しみ方をやさしく解説。既存の庭園案内書、ガイドブックとは一線を画す異色の庭園エッセイ。
志ん生に入門し、師匠ゆずりの艶噺や廓噺を継承し、手話落語など、独自の世界を作り上げている圓菊の、円熟の人情話。志ん生が得意としたネタを収録。爆笑を誘いほろりとさせる至芸だ。
2004年2月発売の、ぱれっとの新作美少女ゲームのサントラ盤。物語を彩る幻想的なBGMと、橋本みゆきが歌うOP、EDが収録。自称・恋のキューピットを名乗るちっちゃい妖精が可愛い。
名作として知られる『寝床』は53年の収録。母親について子供時代から身についた義太夫の発声をおかしく聞かせるマクラをふって、旦那芸の義太夫“独演会”のてんやわんや。『唐茄子屋』は『唐茄子屋政談』の序にあたる茄子売りを独立させて滑稽話としたもの。