少女小説家の鳴海は今度ドラマの原作を手がけることになった。主演は今をときめく超人気アイドルの16歳、竹井八知だ。鳴海は小田切華というペンネームで性別不明で通していたが、制作発表の会場で、偶然八知に男だと知られてしまう。以前から鳴海の小説が大好きで作者にも好意をもっていたという八知のダイナミック(?)なアタックに鳴海は…。
世界各国の様式をとり入れながら、英国人の植物と庭づくりへの情熱が生み出した園芸王国、英国の多様なスタイル。歴史とその魅力を豊富な実例で紹介。
古来、遺跡荒し(トレジャー・ハンター)たちが追い求めてきた、浮遊城“空中庭園”の秘宝。しかし、真に貴重なのは、古(いにしえ)の超技術。大空を自由に移動できる飛行システムと強力な破壊兵器の数々なのだ。その浮遊城の主“オーバー・ロード”が狂気に走る!風の門から六門世界の外へ飛び去ろうとする浮遊城を阻止しなければ、エレメンタル・バランスの均衡が破れ、大陸が崩壊してしまう!入れ墨の召喚術師イエルは、魔剣ひとふりをたずさえ、大地の裂け目へと向かう空中庭園に乗り込む。しかし、術を封印され、モンスターを召喚できない彼に勝機はあるのか?待ち受けるのは古代のトラップ群。危うい冒険行は、イエル自らの哀しい過去を清算する旅でもあった。人気沸騰!モンスター・コレクションTCGの六門世界を舞台に、秘術が炸裂する冒険ファンタジー第3弾。
旅行中にガス欠で山中で立ち往生してしまった浩司は、やっと見つけた山荘に助けを求める。そこでは療養中の少女・弥生と使用人の美流の、二人の少女が暮らしていた。偶然訪れたはずのこの館で、浩司は2年前の兄の事故死に、弥生が関係していたことを知る。何もかも自分より優れ、尊敬と嫉妬の対象であった兄。その兄は、弥生をかばって死んだのだ…。兄へのトラウマに駆り立てられた浩司は、少女たちを凌辱することで、兄の名を貶めようとするが。
ランドスケープデザインに求められるさまざまな要素が凝縮された「庭園」についての知識とその本質について考察し、和風・洋風といった様式の問題へと展開する。また、風土・環境の観点から土地をながめ、造成計画をたてていくランドスケープデザインの手法を、具体例を交えて説明する。最後に、ランドスケープ空間を創造する材料である植物の取り扱いと管理について論じる。
なだらかな草原、ゆるやかにうねる小川。18世紀英国が生み出した「西欧庭園の革命」-風景式庭園。ささやかな敷地に色とりどりの花が咲き乱れる「なつかしい庭」-コティジ・ガーデン。緑なすイングランドを舞台に、「楽園の夢」実現にかけた英国人の飽くなき情熱をたどる。
本書に描かれた庭園のさまざまな姿は、私たちの心をを大きく広げてくれる。失われたバビロニアの「空中庭園」に始まり、現代の庭園にまで展望を広げ、居ながらにして庭園の歴史を振り返ることができ、各地の庭園を見つめることが可能になる。
造園家としてつとに知られ、「昭和の小堀遠州」と謳われた故・中根金作が「京都の名園」のタイトルで、10年間にわたり連載したものをまとめたもの。「作庭とは、石や樹木、水といった素材を使って、空間に立体的な絵を描くことである」と言う著者が、名だたる京の名庭を精選し、その作庭者、手法と配石や植栽、また全体構成と見所までを、完璧にとらえきって紹介する。
ひとはなぜ庭仕事を愛するのか。アメリカ人ジャーナリストがみずからをイギリスの大地へと「移植」して、ユーモアたっぷりに分析する英国ガーデニングの驚くべき奥深さ!園芸家必読、ガーデニングブック決定版。
古代の貴人は庭に向かって来世を観想し夢みた 人の心を陶酔させる庭園の快楽はいつも死の翳を帯びている。楽土の夢と現世の律を往き来する世界。
日本庭園を大胆に8パターンに分類。庭園の違いを見抜く基本コンセプトをマスター。さらに庭園にこめられた様々な思想・宗教を読み解くことで、日本庭園の独自性が浮き彫りに。季節の草花を愛でる庭園「鑑賞」から作庭家と心を通わせる庭園「観照」へ。