植物の分類法に画期的なシステムを導入したのは、スウェーデンの博物学者リンネであった。植物の生殖器官ー花に着目し、その形態を基準に、雄しべと雌しべの形と数で分類してゆくその方法は「セクシャル・システム」と呼ばれ、18世紀の後半にはヨーロッパ中に広く知れわたった。イギリスでその思想に共鳴したソーントンは、リンネ分類学を図解した大著の出版を計画し、そこで生まれたのが史上最美といわれる植物図鑑「フローラの神殿」である。初版と第二版に異同のあることで有名なこの図鑑を、初めて完全収録して公開する。
カラスとユリカモメの知られざる「バトル」、住宅地に居着いたタヌキ、公園を疾走するウサギ軍団、都心に潜む猛禽類、東京「制圧」を狙う外来種、「出戻った」貴重な鳥…。総勢200種類以上の生き物たちが繰り広げる笑いと涙のサバイバル劇。
ビジオで描ける図面の中から、よく使われるものを12種類ピックアップし、それぞれの描き方をわかりやすく解説。
素朴な花への愛情を繰り返し訴えたウィリアム・モリスのユートピアを求めて、いざ、モリスの庭へ。モリスが描いたユートピアの源。
ガーデニング熱の高まりと共に注目を集めるロシアの庭園について、その歴史・ロシア人の空間感覚などを解説。またモスクワやペテルブルクの有名な庭園を写真と図版で紹介、ガイドとしても便利な一冊。
東京落語四天王のひとりで、『笑点』の司会者としても長年愛され続けた五代目・三遊亭圓楽の特選落語集。落語初心者にもお勧めの「目黒のさんま」から、落語通をもうならせる「豊志賀の死」までバラエティに富んだ構成。
平安時代から現代、時代を画した名庭19。庭をめぐる謎解き散歩。
太陽王ルイ14世はどのような1日を送っていたのか。マリー・アントワネットのお気に入りの場所とは?“鏡の間”の天井画や広大な庭園にひそむ謎…等、知られざるヴェルサイユを徹底解説。