本書は庭園の歴史でも、また庭園芸術の個別作品の記述でもない。これはさまざまな時代、さまざまな国々の芸術的認識の表れとしての庭園様式への接近を試みたものである。国や時代は、ロシアの庭園の特性の何たるかを解明する手助けとなりうるものに限られた。したがって、オランダ・バロックにはフランス古典主義よりも多くの注意が払われており、ロマンティシズムは本書ではもっとも大きな部分を占めている。なぜなら、ロシアの庭園芸術において、それのもつ意味はとくに大きいからである。
問題を解きながら条文を確実に覚える新方式。アナログからデジタルまで、法規はこの1冊で試験を制覇。完全理解を目指すプログラム学習。
散開するプラクティカル・ドリームとイマジナリー・リアリズム!世紀末を翔ける鬼才建築家・彦坂裕が、文字でエスキースした詩的都市工学の世界。
本書は、奈良・京都を中心とする関西地方における日本の文化財について、とくに代表的なものを紹介して、これらの地方への修学旅行生や観光を志す人々の、文化財の見学・鑑賞に資することを目的として編集されている。
ルネサンスの庭、英国風景式の庭、世紀末の庭など、ヨーロッパの代表的名園を豊富なカラーと懇切な文章で紹介する、初の名園案内。
本書は建築に対する考え方、自然、特に緑について、そして住宅論が中心となって構成されている。
この画集は1ページ〜5ページまでと、62ページ〜64ページが描きおろし作品です。その他は「花とゆめ」に掲載されたもののほか、早川書房、アスキー、集英社、MSXマガジンの刊行物に掲載されたものを、各編集部のご好意により集めたものです。
本書の特徴を要約すれば、一冊に集約されていることと、ノイフェルト個人の著作である点である。広範多岐にわたる建築設計の諸相をこのような形に凝縮することは、豊富な実務経験と明快な哲学に加えて強力な意志を持つ著者にしてはじめてなし得たことであって、普遍性を意図しつつも同時に個性的な「ノイフェルトの世界」がここに展開されており、これが本書特有の魅力となっている。
島津公ゆかりの磯庭園仙巌園に、新たに建てられた三棟の茶席。美しい錦江湾に浮かぶ桜島を借景に、和風建築の伝統が息吹く。広間席と立礼席は、多様化された利用に応える現代和風。小間席は、先人の技法を甦らせた伝統数寄屋。名棟梁たちと共に歩んできた和田精一、その半世紀に及ぶ数寄屋への飽くなき探求と修練の成果が、この作品に輝いている。