初心者から多少経験のある人までが使える庭園ハンドブックである。庭園材料として新しい品種、今人気のある種類を中心に掲載した。
庭園と建屋との「ありやう」は、所詮そのフィジカルで人工的な「見せかた」と、自然に備ったヒトの目による生理的・心理的な「見えかた」に帰するのである。本書は著者が「日本庭園と建屋の関連に関する一連の研究」として1988年度日本デザイン学会論文賞を受賞した著作を基にまとめられたものである。
庭園・公園において、土木的要素はいわば骨格のようなものであり、それは機能的であると同時に、構造的にも確かなものでなければならないと思います。本巻では、身近かな庭園土木に関する知識について出来るだけ広く、しかもわかりやすく、また、ある部分では多少深く解説し、実際の施工に当たって造園的な立場で大いに役立つよう配慮すると共に、造園技能士を受験される方に十分役立つよう解説しました。
この図解事典は、建築の現場で一般に用いられている材料、構法などの名称をできるだけ図解により、ことばを明確にして、技術手法を目で確かめられるように編集してあります。
この本は、園芸12か月というような意味あいでの、花のいのちや、植木のみどりのいのちを、いかにして育てるかということについてやさしく紹介してあります。
道長・忠通ら藤原氏ゆかりの地に、古今集の風景観をイメージして造られたという、桂離宮。簡素で調和のとれた建築・庭園の美は、ブルーノ・タウトを初め、グロピウス等の世界屈指の建築家を感動させた。この美術史上の偉業をなしとげた、後陽成天皇御弟・八条宮とその周囲の人びと、江戸教養人の美意識、制作過程など、本書は様式の背後を克明にさぐる。豊かな学識と鋭く繊細な感性、そして流麗な文章。日本の美の極致を捉えた注目の美術論考。
わび、さび、繊細、豪壮ー日本庭園の見せるさまざまな「顔」が、それぞれの時代の息吹きを私たちに伝えてくれる。兵庫県下71の名園を、写真や実測図をおり込んで紹介する美の世界への招待。
株主提案議案、役員退職慰労金など新しい実務の動きをフォロー。計算書類事例を一新。平成2年改正商法により改訂。
あまりにも急速な発展で、巨大化・精密化し、人間の顔を失った現代技術。その暴走を、いかにして止めるか。原始・古代の石と土と木の技術、中国の伝統科学、レオナルド・ダ・ヴィンチなど、技術の原型にたちかえり、人間回復の可能性を探る。
1960年代の青春の匂いの染みた手紙の束から、幻のように現れたドイツ人E。90年10月、壁の消えたベルリン。夢のように書き割りの失せた「現在」の風景をゆく二人。流れゆく時が描き残した恋の形-。長篇書き下ろし。