空前の落語ブームの中、コロムビアに保管されてきた名人達の名演を集めた究極の落語入門CD集。名人達の十八番を堪能することができる。
大好評の“圓菊GINZA LIVE”の初CD化作。早くから得意としてきた「唐茄子屋政談」は、吉原通いから始まる爆笑落語仕立てで、後半のさり気なく“情”や“人生の機微”を盛り込んでゆく人情噺。有名な「饅頭こわい」は、江戸っ子の意地を若々しく熱演。
1913年に発表した処女歌集『桐の花』で、短歌に象徴詩の手法を取り入れた作風が注目され、のちに創作童謡、詩歌を勢力的に発表していた北原白秋の詩歌を、黛まどかが朗読した作品集。心に響く美しい日本語をテーマにした“日本の詩歌”シリーズの1枚。
古典落語の演目を、落語史に名を残す名人の話芸で聴く本格シリーズ。84年に他界した三遊亭円遊は粋な落語家の代表。正妻と妾の間で翻弄される旦那。そこに権助が絡んできたら!?
60年代後半から70年にかけての録音。ディーリアス特有の情感を色濃く描き出しながら、その響きはあくまでスッキリ整理されている。最晩年のバルビローリが、手塩にかけたハレ管弦楽団とともに残した永遠の名盤。「アパラチア」は彼の最後の録音だ。
明るさ、華やかさを持った芸は、良き時代の寄席の味を伝えてくれた。「味噌蔵」での酒盛りの場面、「野ざらし」の向島大騒ぎのオンマツなど、この人の軽妙洒脱な語り口は、さすが江戸っ子しかも元幇間。こういうタイプの落語家はもう出てこないんだろうな。