現代くらい、緑が求められている時代も、これまであまりなかったと思われます。確かに理屈抜きで、生活の周辺に緑の少ないことは、味気ありません。だからこそ、緑づくりに人々が精を出すのでしょう。造園辞典のように広い意味での造園関係の言葉を集大成したものは、立派なものがあります。しかし、庭づくりの場所、いわゆる、現場で使ったりするような言葉だけを集めた簡単な用語集というものは、あまり見受けません。そこで、この本を企画したのです。
映像表現の技術はいま、エレクトロニクスの技術革新の中で、21世紀へ向けて新しい整理統合の時代を迎えようとしている。また一方、都市空間の施設、展示、イベントなどのあるゆる分野からの映像表現への期待が、日増しに高まっている。このような大きな胎動の中で、映像と環境というテーマを立てて、いま起こりつつある現象に網をかけてみようとしたのがこの本の狙いである。
ロンドン建築史話10章。今世紀初め未曽有の発展をとげた世界有数の散開型都市の変遷を、独自の観察眼と哲学、また文学的エピソードを付しながら深い愛情をこめて親しみやすく語る。英国人を驚嘆させた都市論のお手本として、都市と人間のかかわりを知る上で恰好の書。
日本庭園史の背景を探る。作庭家にして庭園史研究の泰斗重森完途が古書稀書を渉漁して作庭家の心を探り名庭の観賞に興を添えるユニークなエッセー集。
本書は庭園の歴史でも、また庭園芸術の個別作品の記述でもない。これはさまざまな時代、さまざまな国々の芸術的認識の表れとしての庭園様式への接近を試みたものである。国や時代は、ロシアの庭園の特性の何たるかを解明する手助けとなりうるものに限られた。したがって、オランダ・バロックにはフランス古典主義よりも多くの注意が払われており、ロマンティシズムは本書ではもっとも大きな部分を占めている。なぜなら、ロシアの庭園芸術において、それのもつ意味はとくに大きいからである。
問題を解きながら条文を確実に覚える新方式。アナログからデジタルまで、法規はこの1冊で試験を制覇。完全理解を目指すプログラム学習。
散開するプラクティカル・ドリームとイマジナリー・リアリズム!世紀末を翔ける鬼才建築家・彦坂裕が、文字でエスキースした詩的都市工学の世界。
本書は、奈良・京都を中心とする関西地方における日本の文化財について、とくに代表的なものを紹介して、これらの地方への修学旅行生や観光を志す人々の、文化財の見学・鑑賞に資することを目的として編集されている。
ルネサンスの庭、英国風景式の庭、世紀末の庭など、ヨーロッパの代表的名園を豊富なカラーと懇切な文章で紹介する、初の名園案内。
本書は建築に対する考え方、自然、特に緑について、そして住宅論が中心となって構成されている。