本書では、どんな樹種や草花にはどんな手入れが必要か、また見方を変えて何月にはどんなことを心掛ければよいかなど、専門家がわかり易く図解で説明します。
落語三遊派宗家であり円朝の名跡をもつ著者が、落語界・落語ファンにおくるメッセージ。柳家小さん・立川談志・春風亭小朝の三氏が対談で特別参加。
近世の宮廷人たちが広大な敷地に池を穿ち船を浮かべ州浜から眺めた庭、大名たちがその贅を尽くした回遊式庭園など全国各地に残る近世の名園を紹介する。
緑滴る築山、滝口から流れる豊かな水、池を巡る石組。室町・桃山時代から現代に至るまで日本人に最も好まれた作庭様式である池泉の名庭を紹介する。
洋の東西を問わず、安らぎと調和がイメージされ、ユートピアの象徴と見なされてきた庭園-。荒野を切り取って成立する庭園に、魂と自然が一体となる至福の場を見、同時に文化の元型的シンボルを透視する。様々な庭の散策によって到達した豊饒な文化論。
歴史的景観権とは何か。市民と研究者による日本初の問いかけ。口絵写真7点、本文図版・写真74点、年表付。
「牡丹燈篭」と並ぶ円朝の代表作は、針医兼高利貸の皆川宗悦が酒乱の旗本深見新左衛門に殺されることに始まる、因果因縁が複雑に絡み合う怪談話。宗悦の娘園と豊志賀、深見の息子新五郎と新吉は互いに仇敵とも知らず情痴に狂い…。
実に巧妙な建築と庭との関係。主庭・中庭・導入庭。どうすれば建築と庭園に一体感が生まれるのか。
発見からまだ20年足らずの深海のオアシスには、地球の誕生と生命の起源にまつわる秘密が隠されている。潜水艇アルヴィン号の女性パイロットで、深海生物学者である著者が、最新の研究成果をもとに、読者を深海の庭園へと案内する。
“世界の七不思議”の一つ、「バビロンの空中庭園」には不可解な謎がある。王都陥落時に屋上に逃げた王女が、敵兵の眼前で不意に姿を消したのである。考古学界の権威・葦沢教授はその謎に取り組んでいたが、解明直前に大学の屋上から墜落死した。しかも、犯人は屋上から忽然と消失、まるでバビロンの王女のように…。二千年の時空を超えた「人間消失」トリックとは。
江戸の大名達が競って造った大庭園-後楽園、六義園、浴恩園…。それらは京の庭園をしのぐ造形をもった「社交」と「儀礼」の装置であった。本書は初めて「大名庭園」の真実の姿に迫り、京都一辺倒の日本庭園史をくつがえす。
1927年の発刊以来、70年にわたり英国でベストセラーを続けている個人庭園のガイド、「イエロー・ブック」がついに日本語版に。ロンドン市内の庭園190カ所、ロンドン郊外の庭園80カ所、加えてロンドンの王立公園11カ所や、フラワー・ショーなども紹介。英国の著名な庭園写真家の写真もふんだんに盛り込まれ、見るだけでも楽しい庭園案内です。