「植治の庭」へようこそ、もっともっと“庭”が好きになる本。今、初めて語られる「植治の庭づくりの心」と代々の「植治」物語。
定番・人気の花・花木・果樹303種を厳選。豊富なイラストで作り方が見やすく、わかりやすい。四季折々に楽しめる室内外のコーディネイトプランを提案。初心者も安心。知っておきたい園芸の基礎知識が満載。上級者は必読。オリジナルの花作り、接ぎ木のテクニック。園芸用語集、四季別の作業カレンダーも。
語句選択から入るステップアップ方式で過去出題の全論点を徹底演習、出題者の作問パターンを踏襲した完全予想問題240問を徹底マスター。
人が桜を愛でるのはわずか5日ばかりのこと。桜をこよなく愛する、京都の三代目桜守・佐野藤右衛門は、残りの360日も全国各地の桜に会いに出かけ、病んだ桜の手当てをし、貴重な品種の「跡継ぎ」を自分の桜畑で育てている。木のこころのわかる桜守が、全国の名桜のもとで語る桜への思い。人間と自然との、共生の道。瀬戸内寂聴による序文「陽気な桜守」、安達瞳子との対談「桜に魅せられし人生」収録。
臣下で王を超える庭があってはならず、フランスも凌駕しなくてはならない。-ヘンリー八世の庭造りの意図。イングリッシュ・ガーデンへの誘い。
真打ちを目前に盲となった噺家の円木、金魚池にはまって死んだ、はずが…。あたりまえの夜昼をひょいとめくると、摩訶不思議な世界が立ち上がる。粋人のパトロン、昔の女と今の女、わけありの脇役たちも加わって、うつつと幻、おかしみと残酷さとが交差する、軽妙で、冷やりと怖い人情噺が十篇。谷崎潤一郎賞受賞の傑作短篇集。
1917年の革命後、ロシア・アヴァンギャルドの疾風のなか花開いた絵本の黄金時代は、国家の統制によりわずか10余年で終焉を告げ、絵本は散逸する。しかし、70年の歳月を経た日本で、画家・吉原治良がリアルタイムで収集した当時の絵本の存在が明らかにー文化遺産とも言える珠玉の稀観本約250冊がいまよみがえる。
日本庭園の見所や用語を、歴史的な視野をもって懇切に解説。見出しに英訳を付す。日本の古いことばが新しい空気の中に浮かび上がる。300点を超す図版はオールカラー。付録「庭園史略年表」「国指定名勝庭園一覧」「文献・絵画史料解説」ほか。
粋で洒落た、昔からある“ことば遊び”の数々。円楽さんも、日本人のユーモア感覚には脱帽!日本語って、こんなに面白い。
大都会にエアポケットのように存在する「古い庭園」を荒らした罪の償いに、幼い兄と妹はブナの精から一夜のうちに自然界を経めぐる旅を命じられる。大地の母、海の父、太陽、風の塔のもとへと幼い二人の旅は、宮沢賢治を彷彿とさせる宇宙的広がりをもって展開される。児童文学の粋を越えたロングセラー「メルヒェン」。
カラー写真と歴史解説で逍遙する、英国庭園入門ガイド。鑑賞のための庭園用語辞典付。
維新によって大打撃を受けた茶室は所有形態を変え、または移築が施され、後世に伝えられていった。あるいは古民家を改築し、さらには寺院の古材を組み込んだ茶室も作成された。時代の大きな変化に対して、したたかに生き延びたのである。そのようなところに着目すると、これまでになかった歴史の連続と拡がりがみえてくる。本書ではまずそこに注目し、話をすすめている。そして、その茶室・数寄屋が、ある意味で正反対の性格を持った近代建築に大きく影響を与え、あるいは近代建築そのものとして扱われた。なんとも逆説的な展開である。しかし近代建築が過去から切り離された特異なものではなく、連続する長い歴史の一コマだとするならば、当然のことでもある。主に後半部分はそれに関連したことがらについての話である。