放蕩三昧の藩士、深見新左衛門は、借金の督促に訪れた皆川宗悦を酒の勢いで斬り捨て、遺体を下総の累ケ淵へ沈めてしまう。やがて新左衛門は宗悦の怨念にとりつかれ、錯乱し妻を斬殺、深見家はお取り潰しとなる。-それから、二十五年後。芸が評判の富本の師匠・豊志賀と、生真面目な働きぶりの煙草売りの新吉は運命的に出会い、恋に落ちるが…。
TBS系で放映のホラー・アニメ『怪物王女』のサントラ。本編を妖艶に彩るBGMから厳選されたトラックのほか、ALI PROJECTによる挿入歌「逢魔ヶ恋」や「王的血族」などを収録している。
伝統を誇るレーベルが擁する歴史的名演から最新の話題盤まで、名曲名演を厳選した“RCAレッド・シール★ザ・ベスト”の1枚。シャープなフレージング、独特のアクセントが楽しい。
原本は明治二十三年に初版発行され、日本古来の造庭法を初めて科学的に研究紹介した著書として注目を集めました。本書は明治四十年の改訂版発行時に彩色された一層鮮やかな図版を豊富に収録し、改訂時に付録として付け加えられた解説と図版七点も収録。さらに解説は明解な現代語訳にさしかえ、鹿鳴館の建築家として名高いジョサイア・コンドルによる英文解説を付けました。
花が咲き、四季が移ろう池泉庭園。日本の庭園史を彩る名庭の宝庫。
メーテルランクの「ペレアスとメリザンド」を題材にした4人の、時代が重なっている作曲家たちの作品を集めたアルバム。チェコ・フィルの管、弦の不許可な音色感を活かしたボドの指揮が秀逸だ。
80年代を代表するアイドル、河合奈保子の音楽活動を網羅したボックス・セット。80〜94年にリリースされた18枚のオリジナル・アルバムに特典CDとDVDを加えた内容だ。自ら作曲やピアノ演奏などを手がけたアーティスト的な姿も楽しめる。
その口調からして、師匠の古今亭志ん生を思い出させる圓菊が、志ん生ゆずりの噺「火焔太鼓」「幾代餅」を演っている。80歳という高齢からか、ロレツのつまづきが目立つのは仕方ないが、クスッとさせる緩いテンポでの展開は、ある意味で世代を感じさせる。
本書は、10年以上にわたって行われている「精神分析的精神療法セミナー」の実践記録を基に、類書にない新しい効果的演習方法を公開するものである。転移・逆転移、抵抗、解釈、ワークスルー、抑圧、治療構造等、各章はいずれも優れて臨床的なテーマを取り上げている。スーパーヴィジョンによる症例の徹底検討とそこから浮き彫りにされる基本的精神分析概念の学習討論を通して、読者は臨床実践の中で本当に患者のためになる技法と理論を身につけることができるであろう。
夫婦喧嘩の際、亭主は「非勝三原則」を心の中で唱えなければならない。「勝たない」反論をすれば1時間ですむ喧嘩が2時間になるだけである。だから勝たない。「勝てない」よもや、その喧嘩に勝ったとしても、敵は20年前の浮気を引き合いに出してくる。だから勝てない。「勝ちたくない」もし、そこで勝っても、次の機会にそのストレスが5倍10倍になってはね返ってくるだけ。だから勝ちたくない。この「非勝三原則」を始め、亭主族の「家庭内生存率」を高めるノウハウが凝縮。
古来より独自の思想で造り使われ続けている重厚な土木遺産や、そこにヨーロッパの近代技術が伝わり風土と融合して、さらに新しい魅力を醸し出している土木遺産…。アジアの文明や生活を支えつづけてきた土木遺産には、混沌とした中にも、先人たちの知恵と工夫、そして歴史が息づいている。ヨーロッパの土木遺産に続き、本書ではそんなアジアの土木遺産を紹介する。
年月を経ることで美しくなってゆく日本庭園の美を、伝え、慈しんでもらうために…。異国の地に調和する「日本の風景(ジャパニーズ・ランドスケープ)」。
平安時代から現代、時代を画した名庭19。庭をめぐる謎解き散歩。