平民として自発的に統治に服す「大正」の教養主義が「民主」の言説だとすれば、「昭和」前期に「独裁」が勝利した滝川事件を機にいずれとも相容れない知識人が現出したー。近代において批評をめぐって思考したふたりの「美学者」を解読しつつ、天皇制、資本主義ー国家、市民社会などを批判的に剔抉する。
美味しいものを食べたとき、たまたま観た映画に感動したとき、人の優しさに触れたとき、あるいは、落ち込んだとき…飾らない言葉で綴った、“ほんまの”語録集。
3年前の夏祭りー。アカリは、自分を助けてくれた男の子と「つぎに会うときの目印に」と、太陽と月のキーホルダーをそれぞれ持っておく約束をしていた。そして今年。サクやヤマトと夏祭りの屋台を出すことになったけれど…!?とある盗難事件で、夏祭り中止のピンチ!そして、思い出の男の子がだれか、核心にせまるできごとが…!?思わず胸キュン!な怪盗コメディ★第3弾!小学中級から。
ごくごく普通の何のとりえもない著者のようなありきたりの人間が、金銭的ゆとりだけではなく、時間のゆとりも手に入れ、やりたいことやほしいものを手に入れ続けることができた。本書では「世間一般的な常識ではないお金の本質」をズバリ解説。
ノートや1枚の紙に、手描きで情報の全体像をグラフィカルに描き出す技術「スケッチノート」。一人で思考を深める際、あるいは見聞きしたことを発信・共有する際に、テキストとイラストでノートテイキングするためのノウハウを、インフォグラフィック・エディター櫻田氏がやさしく解説します。
台湾・高雄の高級マンションに住む13歳の文学好きな美少女・房思〓(ファンスーチー)は下の階に住む憧れの50代の国語教師に作文を見せに行き強姦され、その関係から抜け出せなくなる…世界の裏側を見てしまった少女のもう一つの愛の物語。台湾社会を震撼させた、実話に基づく傑作長篇。
最大の目的は個人のお客の財産を増やすこと。影に徹した稀代の相場師・大山英夫が、一番弟子・八木邦浩と二人三脚で歩んだ理想の相場道追求の軌跡!
15年ぶりのオリジナル・アルバム『ロックブッダ』で完全復活を遂げた、伝説のシンガーソングライター<国府達矢>。
本作は、時代や、空気も意に返さないような、強いメロディ・ラインを持ち合わせた楽曲で構成されている
『スラップスティックメロディ』と同時期、完成に至ったもう一つのアルバム『音の門』。
国府が始めて詩先で取り組んだ本作は、絶望の淵で拾い集めた言葉たちとフォークサウンドで形作られており、
陰鬱さを帯びた人間の根底からの叫びを欲する人に届くドキュメントとなっている。
偉大なシンガーソングライターが好きな方にも必聴の一枚。