モンゴルにつたわる、月や星、人や動物、植物のなぜなぜ話、暮らしや遊び、ことばの成り立ちの6つのお話。
西欧近代は、私たちに光をもたらしたのか?ホッブズ、ルソー、ウェーバーなど、近代を決定づけた西欧思想を問い直し、現代文明の本質と危うさに真っ向から迫る。自由、平等、民主主義、市場経済…西欧近代が築き上げてきた輝かしい「文明」は、しかし同時に空虚なニヒリズムを生み出した。信ずべき確かな価値を見失った人類は、これからどこへ向かうのか。
会社設立やショップオーナーだけでなく、フランチャイズや個人事業主、士業にレッスン講師…業態にも職種にも、実にさまざまな選択肢があります。自分の意志で、自分のペースで、自分のしたいことをしながら、女性のライフスタイルの変化に対応できる「起業」に踏み出してみませんか。読めば希望が湧いてくるママさん社長たちの実例STORY。
あらためて「ハビリス」を問う。ハビリスとは「適している」「ふさわしい」というラテン語の形容詞であり、リハビリテーションの語源といえる言葉である。リハビリの本質や精神を考えるとき、「ハビリス」は欠かせない。「ハビリス」に触れることでいっそう深くリハビリについて考えるきっかけとなる一冊。
世界的な反乱の時代を象徴する出来事、「68年5月」。50年代末のアルジェリア独立戦争から、21世紀のオルタ・グローバリゼーション運動に至る半世紀のなかで、この反乱はいかに用意され、語られてきたか。フランス現代思想と社会運動を俯瞰しつつ、膨大な資料を狩猟して描かれる「革命」のその後。
太平洋に浮かぶ離島で催されるあるパーティに招待された高校生・白鷹黒彦。なんでも招待客はみな、島に佇む城に収蔵された美術品の制作者の子息息女だという…。いるはずのない誰か、刻々と変化する城、「幻双城」という“芸術”に埋め尽くされた奇妙な空間で始まる連続殺人の宴。果たしてその目的と意外に犯人とは?-迷える探偵・黒彦と、自称ロボットの美少女果菜、そして世界最高の知性・犬神清秀が遭遇する新たな事件。
考えに考え抜き、自分の底を突き破った先にあるものはー。世の不条理、生きる悲しみ、人生のさだめなどを、歩きながら沈思黙考し、「日本人の哲学」を誕生させた西田幾多郎。自分であって自分でなくする「無私」とはどんな思想なのか。その根源にある「無」とは何か。純粋経験、理性と精神、死と生、論理と生命、根本実在…難解な言葉をかみくだき、「西田哲学」の沃野を、稀代の思想家が柔らかな筆致で読み解く至高の論考。
「分け前なき者」の分け前をめぐる政治思想と、「感覚的なものの分割」をめぐる美学思想は、いかに形成され、いかに分けられないものとなったか。世界で最も注目される思想家が、みずからの思想を平易なことばで語るロング・インタビュー。
世界を席巻するアメリカニズムの解析は、近代主義の変容をどう捉えるかに関わる重要な問いを含んでいる。本書はそれに答えた先覚的な名著である。「グローバリズム」の限界を鋭く見すえ、調和ある社会に向けて思索を深めた本書の価値は、混迷の二十一世紀にあっていよいよ高い。
対人恐怖症の探偵・柔井公太郎と、ドS美人心理士の不知火彩音が、奈良を舞台に珍事件を解決する!人が苦手という武器を最大限生かしたへたれ裁きが炸裂する新シリーズ、オドオドと開幕。
日中戦争は“日本の侵略戦争”とされてきた。しかし、史料を丹念にひもとくと、知られざる実相が見えてきた。日本が中国との和平工作を何度も試みてきたこと、中国では日本との主戦論が圧倒的だったこと、そして両国の背後でドイツが暗躍していたこと…。次々と明らかにされる「真実」に、読者は歴史認識の再構築を迫られるに違いない。近現代史を塗りかえる画期的論考。