中国新石器時代から古代にいたる神話の全体像を、先史の天文暦法を根底において復元した神話考古学の先駆的大著。
今日の科学技術をささえる近代科学は、ガリレイやニュートンが活躍した16世紀後半から17世紀に生まれました。18・19世紀と着実に発見を積み重ね、新しい技術に応用されました。しかし、それらが人々のあいだに浸透し、その暮らしぶりを一変させるのは20世紀に入ってからです。アインシュタインはそんな20世紀を代表する科学者です。小学校中学年から中学生。
ニュートンは、疑問やひらめきを、実験によって、ひとつひとつたしかめていきました。ほんとうに偉大な点は、それまでまったく関係のない現象だとされたり、ちょっと見ただけでは、ちがうと思われるようなできごとや変化も、原因は同じであることを示し、それをだれもが使える法則にまとめあげたことです。小学校中学年から中学生。
組織の指導者はいかにあるべきか?敵の忠臣を登用せよ、部下の諫言を聞き入れよ、清貧の生活に甘んじよーこれらが『貞観政要』の教える行動鉄則だ。古来、為政者の必読書とされてきた名著を、現代のビジネスリーダーに向けて読み解いたベストセラー。
本書は、政治・経済の諸分野を視野にいれつつ、中世の政治権力と仏教を中心とする宗教との関係-とりわけ天皇、鎌倉幕府・室町幕府と仏教-の実態、および思想や文芸の担い手であった僧侶・寺院の宗教文化活動について、従来の宗派史の視点からは見過ごされてきた分野の諸事実を明らかにすることに力を注ぎ、中世国家の特質と宗教の社会的機能を究明しようとする意図をもっている。
言葉がひとりでに踊り出す。一瞬のひらめき、ふと気づいた真実。キャッチーなフレーズ、フローチャート化した自分と世界との関係。みずみずしい感性が言葉の表現を拓くエッセイ集。
人間の欲望を衝き動かしているものが何であるかを論じることは、資本主義理解には本来不可欠なはずと言わねばならない。だが一体、それをどのように論じればよいのか。経済学がこの役割を完全に放棄している以上、この問題の糸口は、経済学ではなく、むしろ精神分析や哲学、心理学といった方面に求めざるを得ないであろう。本書では、きわめて不完全であることを承知の上で、ある種の精神分析や哲学的議論の助けを借りてこの問題にアプローチする。
著者は戦前、九州田舎の一少年が志を抱いて上京。しかし角帽の夢ははかなくも破れてしまう。だが、さらなる夢をつかむためジャワ島へ行き、財を成すが、大戦勃発のため、またしても総てを捨てざるを得なくなる。無一文から立直り、何とか平穏な生活にこぎつけるまでの話である。
本書は「北のそば屋さん」(平成10年北海道新聞社刊)の続編である。本編掲載は116店だったが、続編は新たに202軒を選んだ。道内そば店は俗に1500軒といわれるが、そのうちの2割強を網羅した形である。
著者の研究は、中世史の応用問題ともいうべき大和国と興福寺から始まり、藤原摂関家の究明へと進み、権門裁判の究明という方向に向かって、荘園、および荘園制の研究へと邁進した。本書には、活字となっていないものも含めて、その成果を収録している。