古事記、日本書紀、万葉集と三国遺事、均如伝、三国史記等の文献を通して、古代の言語、文学面において、日・朝両国が如何なる関係にあったかを検討。謎とされていた古典の諸問題に新しい解釈を呈示するユニークな書。
産業文明の衰退と市場社会の高度化を表裏一体のものとしてとらえ、今日の時代の転換相を読み取り文明論的考察。
宰相がそこで日本の進路を決断した邸宅、文豪が選んだ終の栖、名優が自ら設計した部屋、学者が静かな思索にふけった空間、経済人が日々の「私」を託した住まい。人それぞれの温もりを伝える家。
日本語教育の空白を埋める。言語理論、言語教育理論をどのように現場に活かすかという観点から、日本語教育の参考にもなり、また学生の復習や独習用にも使える例文・問題シリーズである。
電子メディア情報が創る擬似体験の連続が、人々から“確かな現実感”を奪い始めた。“情報地球主義”の本質をどう捉えるかを問う現代文明批評。
考え方ではなく、感じ方が人間を決定する。いま、現代人に求められる“感性論哲学”-。新進気鋭の哲学者と感性養成セミナーを主宰する実践者が明かす前人未到の世界とそのダイナミズムとは!
本書は古記録・儀式書・かなの日記・歴史物語等々を中心として、摂関政治の本質および年中行事を主とする平安貴族文化の実態を説かんとするものである。
『隠された思考』『時間の身振り学』で新しい思想のフィールドを開拓した著者が、再び大衆消費社会の歴史と現在をトータルに論じた3部作完結篇。
「金銭至上主義」「金銭万能主義」は破滅の泥沼だったー。鐘乳洞で知られる山口県秋芳町の末永酒造の源治が奈落の底で見たものは?けなげに生きる娘の幸福を奪って地獄におくった鬼の継母の正体は?豪雪の死の峠に「愛」の絶唱。現代の病根をえぐる感動の人間ドラマ。
〈思考〉は〈言葉〉に追いつくか?自然の美しさ、恋の思い。日本古典を彩る「言葉のあや」の秘密。