中国人はなにを考えているか?民衆を苦しめる中国の“三大改革”とはなにか?中国人と日本人がホンネで語った最新事情。
戊戌の変の指導者のひとり梁啓超の長男として日本で生まれた梁思成は、1950年代、元・明・清と引き継がれてきた古都北京を保存する都市計画プランを提出した。しかしそのプランは採用されず、再び脚光を浴びることになったのは、北京五輪を控えて、北京の再開発をめぐる論争が繰り広げられた時期である。戦時下、米軍に対し京都と奈良を保護するように提案したという梁思成の逸話にも触れながら、著者は、現代における文化財保護、都市計画のありようを問いかける。
身近に起こった奇怪な体験談を主題として純粋な“日本風”の怪談をゲーム化した「顔のない村」、ルールを極端にまで単純化し、物語としての完成度を追求した作品で、著者の代表作といえる「送り雛は瑠璃色の」、本文庫用に特別に書き下ろした作品で、“占い遊び”をゲームに取り込んだ実験的作品の「夢草枕、歌枕」を収録。
ヤクザと坊主で儲け、宮崎アニメを生み出す濁々併せ呑む夢の大プロデューサー。
ネグリ、ランシエール、フーコーなど現代思想の最前線で、そして9.11、リーマンショック、世界各地の反乱、3.11などが生起するただなかで、生の最深部、“下部構造”からつむがれる政治哲学。『闘争の思考』以後20年にわたる闘争の軌跡。
ジーン・シャープの「非暴力闘争」論を一瞥したのち、「アラブの春」におけるチュニジア、エジプト、リビア、イエメンの青年たちの、生命と尊厳と誇りとを賭けた「武器なき闘い」の軌跡をたどり、終章で、バーレーンとシリアの現状を観察する。
「分け前なき者」の分け前をめぐる政治思想と、「感覚的なものの分割」をめぐる美学思想は、いかに形成され、いかに分けられないものとなったか。世界で最も注目される思想家が、みずからの思想を平易なことばで語るロング・インタビュー。
日本人の愛国的心情が投錨するところは何処か。著者はこの問いかけを正面に据え、従来の保守派の位置から踏みだしつつ困難な領域へと思索の歩みを始める。西田哲学等に日本精神の系譜を求め辿る行路を記し、「日本」の独自性を見極めようとした記念碑的著作。
技術革新のサイクルが急速に早まる時代にあって、腕と矜持とを貫き通した職人衆の存在は、間違いなく貴重だ。昭和という時代を色濃く映し出す彼ら27人の語り口は、後世にまで語り継がれるべき芸談である。
時は六世紀。場所は中国山東省の一地域。農法の書『斉民要術(せいみんようじゅつ)』。本書は、その後半部分に記された料理篇を訳出したものである。詳細な調理法、そして味わい方が綴られている。
1秒で1グラム、2秒で2グラム、3秒で3グラム、4秒で4グラム、5秒で5グラム、6秒で6グラム、7秒で7グラム、8秒で8グラム、9秒で9グラム…。ヒトガタさまを使うと体重が増える。使わなければいい、それはわかってる。だが、女子高生の恋心は時に制御不能に陥る。気づけばほら、1キロ、2キロ…。戦慄のノンストップホラー。
ヘラクレス・ヘラ・アポロン・アプロディテ…そして神々の王ゼウス。今も多くの人から愛されるギリシャ神話のワクワクする世界。1話3分で読める!学べる!神様・英雄のストーリー全45話。
60年安保以後のさまざまな社会運動ー全共闘、協商懸、連合赤軍公判対策委員会、反天皇制、日の丸・君が代などーと、表現における革新運動ー東映争議、清順問題共闘会議、俳優座造反、“持たざる者の演劇”、ATGなどーの両軸で闘いながら、物語と批評をつむいできた非党派左翼は、いかに時代と対峙してきたか。