正解へのルートが一瞬で浮かぶ!短時間で深く考えるための“深速思考”のトレーニング。トヨタ式A3報告書研修から生まれたノウハウ。
「柔軟な発想」が苦手なあなたへNASAも失敗した新技術を開発した農業研究者による「難局突破」の思考法。自分の「思い込み」の外にある「アイデア」を見つける方法。
大学受験を控える高校生の少年が夏休みにプールの監視員のバイトをしていると、ある男から小学生の息子に水泳を教えてほしいと頼まれ、やがて、少年を自宅に招いた男は長い口づけをする…。高校生から大学生へと成長する少年のひと夏の経験が語られる、本集最年少の新星による表題作のほか、全十一篇を収録。
9・11の同時多発テロは世界の仕組みを大きく変えた。アメリカの単独行動主義の結果、国際規範は権威を失い、国際法秩序は崩壊の危機に瀕している。そしてアメリカ国内でも、対テロ戦争の「戦時下」にあるとの理由で、憲法に保障された自由は制限され、国民への監視は強められつつある。「文明」の内部に生息する「野蛮」は世界の秩序をどう変えようとしているのだろうか。アメリカニズムの来歴と新たな現象を分析し、その未来を占う。
身に覚えのない女性からの一本の電話により、「魔神館」と呼ばれる館の落成パーティーに参加することになった高校生・白鷹黒彦。道すがら出会った不思議な少女・果菜とともに、妖しげな彫像がひしめく館に一歩を踏み入れるが、それは想像を絶する殺戮の始まりだった。ありえない連続殺人の犯人は、深淵から召喚された魔神の仕業なのか。
『私と一緒に死んでくれる?』雨の降る夜、22歳の介護福祉士カオリが受信したメール。それは、高校時代のメル友ナオからのものだった。カオリはナオのもとへ駆けつけるが、彼女はすでに首筋を切り自殺している。数日後、ナオの葬式で再会したメル友たちは皆同じメールを受け取っていた。それも、彼女が死亡した時間よりも後に。やがて一人また一人とまるで死霊に呼ばれるかのように殺されてゆく。そして、カオリの携帯電話は再びメールを受信した…鬼才・椙本孝思による戦慄のホラーミステリー。
私立天空高校の校舎屋上から一人の女生徒が飛び降り自殺をした。所持品は数千円の入ったサイフと、裏が紫色の小さな手鏡。学校が騒然となる中、平凡な高校生・白鷹黒彦は、なぜか「天空高校探偵部」部長の夢野姫子に目を付けられ、事件を調査するはめに。風変わりな少女たちが集まる探偵部。執拗に生徒を指導する生徒会。怪しげな裏サイトを運営する電子工作部ー三つどもえの思惑が交錯する中、黒彦と探偵部は恐ろしいサツジン連鎖にまきこまれてゆく…。果たして天空高校探偵部の危険すぎる初陣の結末はー!?サスペンス・ホラーの奇才が仕掛ける、本格学園ミステリー。
文明の破綻としての経済危機。今、必要な「新たな社会」像とは。
「無添加」「自然派」なら安心・安全か?髪と地肌の仕組みは?成分表示をどう読むか?買う力、買わない力を身につけよう。
「馬」の字からはタテガミをなびかせ走るウマの姿が見えてくる。しかし、「犬」からイヌを、「象」からゾウの姿を想像することは難しい。甲骨文字から篆書、隷書を経て楷書へー字形の変化を丹念にたどると、祭祀や農耕など中国社会の変化の軌跡を読み取れる。漢字がもつ四千年の歴史は、捨象と洗練と普及の歴史なのだ。本書では小学校で習う教育漢字を取り上げた。眺めて楽しい字形表から漢字の歴史が見えてくる。
今回のアリスは、カジュアルな服装をした、愛らしく生き生きとした姿です。おなじみのキャラクターも、あたたかいユーモアで見事に描きわけられています。美しいカラー挿画を多数収めた豪華愛蔵版。
『字統』『字訓』『字通』の著者が自らの学問人生を綴った「私の履歴書」と、時空を逍遙遊する11の対話。
甲骨文字を読める人が少ないのは、甲骨文字に対する印象以外にも原因がある。それは、日本語で書かれた入門書が存在しないことである。甲骨文字を文字の単位で解説した書籍はそれなりにあるものの、文法にまで筆をのばして実際に文章を読めるように解説したものは見当たらない。そのためだろうか、中国史や中国文学を専攻する大学生が甲骨文字の研究を始めても、早々に挫折するケースが目立つ。著者は甲骨文字の研究に携わる者として、こうした現状を前々から不満に思っていた。それが動機となって執筆したのが本書である。そういうわけで、本書は、一般読者にむけた甲骨文字の解説書であると同時に、本邦初の甲骨文字研究の入門書としても機能するような構成になっている。
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「日本的精神」の深く静かなる声を求めて混迷の時代だからこそ問う。第23回正論大賞受賞。
現代われわれが使用している漢字は、古代中国で生まれた甲骨文字を直接継承している。では、その文字は、どんな世界・どんな社会・どんな信仰において書き記されたのだろうか?甲骨文字の成り立ちや読み方を解説しながら、古代文明の姿を覗く。日本語で読める甲骨文字&殷王朝史の最先端の研究を紹介。
華麗で荘厳な皇帝建築、人智を尽くしてつくられた宗教建築、風土と民族の誇りを映し出した民居のほか、装飾、風水、色彩など、20の中国建築文化を彩るテーマ。豊富なビジュアルと案内マップ付。
基本語2200。それぞれの単語に例文を示し、よく用いられる熟語も挙げた。新装版の刊行にあたって、見出し語にeuroを追加するなど、修訂を行なっている。