本書は古記録・儀式書・かなの日記・歴史物語等々を中心として、摂関政治の本質および年中行事を主とする平安貴族文化の実態を説かんとするものである。
電子メディア情報が創る擬似体験の連続が、人々から“確かな現実感”を奪い始めた。“情報地球主義”の本質をどう捉えるかを問う現代文明批評。
産業文明の衰退と市場社会の高度化を表裏一体のものとしてとらえ、今日の時代の転換相を読み取り文明論的考察。
宰相がそこで日本の進路を決断した邸宅、文豪が選んだ終の栖、名優が自ら設計した部屋、学者が静かな思索にふけった空間、経済人が日々の「私」を託した住まい。人それぞれの温もりを伝える家。
日本語教育の空白を埋める。言語理論、言語教育理論をどのように現場に活かすかという観点から、日本語教育の参考にもなり、また学生の復習や独習用にも使える例文・問題シリーズである。
働きざかりのビジネスマンにおくる、江戸の「菜根譚」。交友術や読書法、人の導き方・見抜き方、親子関係から政治まで、腹の底にしみる処世金言集。
薩摩藩士、西郷・大久保らが競って読んだ中国古典の粋!いま“コンテンポラリーな読み方”で甦える。
従来の経済学の知的遺産を命題の形で解説すると同時に、今日の資本主義社会を理解する上で必須のJ.ボードリヤール、G.バタイユなどの論点も含めた経済学命題集。
庭園と建屋との「ありやう」は、所詮そのフィジカルで人工的な「見せかた」と、自然に備ったヒトの目による生理的・心理的な「見えかた」に帰するのである。本書は著者が「日本庭園と建屋の関連に関する一連の研究」として1988年度日本デザイン学会論文賞を受賞した著作を基にまとめられたものである。
平和な「守成の時代」に、どのようにしたら組織を活性化できるか。リーダーはいかにあるべきか。リーダーとして終りを全うするにはどうすべきか。こうした今日の経営者・指導者にとって最重要な問題に関して、古来日本人の“リーダー学”の教科書として読まれてきた『貞観政要』に基づき、その要諦を教える。
薬物など外来性異物の代謝のみならず、生体機能の維持に関わる物質の代謝においても重要なチトクロムP-450の構造とその生理機能を中心に、最新の情報を取り入れ、わかりやすく解説する。