戦後70年間、日本人は2つの大きなディレンマを抱え続けてきた。1つは、民主主義と経済成長を至上命題とするアメリカ的価値観と伝統的な日本的価値観との軋轢。もう1つは、平和憲法を謳いながら日米同盟を結び米軍基地を置く、自己矛盾した「国のかたち」である。本書では、こうした「戦後日本」という特異な空間を読みとくために「日米の非対称的な二重構造」という「補助線」をひく。なぜ保守も革新も、自ら進んでアメリカに追従してきたのか。戦後日本を規定する構造を鮮やかに描き出し、我々が進むべき方向を指し示す。日本を代表する思想家が放つ待望の戦後論!
『バタフライ・ラヴァーズ』も収録!
アジア人初のパガニーニ国際コンクールの覇者
中国が生んだ鬼才ヴァイオリニスト、
吕思清によるヴァイオリン名曲集
SACDハイブリッド盤。中国の天才ヴァイオリニスト、吕思清の最新ディスクは『バタフライ・ラヴァーズ』を含むヴァイオリン名曲集です。1969年中国生まれの吕思清は、1981年に11歳でメニューイン音楽院に留学。1987年、17歳のときに第34回パガニーニ国際コンクールに優勝し、これは当時アジア人初となる快挙でした。その後、世界から注目されるなか1990年にジュリアード学院に入学し、名教師ドロシー・ディレイのもとさらなる高みを目指し、独自の音色を追求するために研鑽を積みました。
抜群の安定感を誇るテクニックで『中国の太鼓』や『ツィゴイネルワイゼン』を披露、またヴィエニャフスキの『伝説曲』やチャイコフスキーの『メロディ』は情感豊かな音色で演奏しております。そして、メインとなるヴァイオリン協奏曲『梁山伯と祝英台〜バタフライ・ラヴァーズ』はあのヴァネッサ・メイが演奏して世界中で知られることとなり、今ではフィギュアスケートでもおなじみの楽曲となっております。(キングインターナショナル)
【収録情報】
● クライスラー/江賜良編曲:中国の太鼓 Op.3
● ヴィエニャフスキ/王辰威編曲:伝説曲 Op.17
● サラサーテ/鍾耀光編曲:ツィゴイネルワイゼン Op.20
● チャイコフスキー/馬翠ヨ編曲:メロディ Op.42-3
● 伝承曲/陳鋼編曲:タジクの太陽
● 馬思聰/吳瑞呈編曲:ノスタルジア
● 陳鋼&何占豪/鍾耀光編曲:ヴァイオリン協奏曲『梁山伯と祝英台』(バタフライ・ラヴァーズ)
吕思清(ヴァイオリン)
鍾耀光(指揮)
台北中国楽団
録音時期:2014年3月
録音場所:台湾、台北、中山ホール
録音方式:ステレオ(DSD/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND
Disc1
1 : Tambourin Chinois, Op. 3
2 : Legende, Op. 17
3 : Zigeunerweisen, Op. 20
4 : Melodie
5 : Sunshine on Taxkorgan
6 : Nostalgia
7 : Falling in Love. Adagio Cantabile - Allegro - Adagio Assai Doloroso
8 : Defiance. Piu Mosso - Lagrimoso - Presto Resoluto - Tranquillo
9 : Transformation. Andante Cantabile - Piu Mosso - Lento
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日本人の愛国的心情が投錨するところは何処か。著者はこの問いかけを正面に据え、従来の保守派の位置から踏みだしつつ困難な領域へと思索の歩みを始める。西田哲学等に日本精神の系譜を求め辿る行路を記し、「日本」の独自性を見極めようとした記念碑的著作。
最高の執筆陣が日本人の心の琴線に触れる永久保存版 教養で勝つ大世界史講義
池上彰・佐藤優 巻頭特別対談
日本人よ、世界史で武装せよ
ドローン、宗教戦争、そして核の脅威ーー「分析不能」の現代を読み抜く
世界史から何を学ぶか 野田宣雄
カエサルはなぜ殺された? 佐々木毅
ローマ帝国滅亡の真犯人 本村凌二
どうして釈迦は仏教を開いたか 呉智英
考古学でわかったイエスの正体 長谷川修一
預言者ムハンマドのリーダーシップ 山内昌之
ムスリム商人が作った中世グローバル経済 宮崎正勝
史上最強帝国モンゴル支配力の秘密 杉山正明
ルネサンスは魔術の最盛期 樺山紘一
コロンブス 野望と空想の海へ 増田義郎
ウェストファリア条約「宗教戦争」の終わらせ方 佐藤健志
人口減がニュートン、ライプニッツを生んだ 柳谷晃
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南北戦争は世界初の「総力戦」だった 阿川尚之
三つの世界大戦を戦った男チャーチル 中西輝政
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身近な謎と疑問を豊富なイラストで解説。ゼッタイ他人に教えたくなるー身の回りの不思議発見!
眼鏡型の携帯通信端末「サイグラス」が普及したある日、見習い板前・和泉淳のもとに謎の電話が入る。その警告を無視した先に待っていたのは、殺人未遂犯としての緊急逮捕だった。冤罪にもかかわらず逮捕時の映像がサイグラスで広まったことで、淳は執拗なネット攻撃の標的に。次々と起こる出来事に巻き込まれ、傷つく淳は、窮地から這い上がれるのか?若き鬼才がリアルに描く!近未来社会の恐怖。
念仏の意義。本願の論理は念仏しない知識人も語ることができる。されど本願の不思議は念仏しないものには感ずることができない。
頻度が高いのに日常診療で見逃されている疾患が、実は多いように感じています。本特集では、「この疾患の患者さんは、実はたくさんいるのではないだろうか」という10疾患を厳選しました。そして「その診断では右に出る者はいないだろう」という優れた専門医または総合診療医に、「こんな点に着目すれば診断の見落としが少なくなる」、診断のコツについて語っていただきます。
▼本特集について頻度が高いのに日常診療で見逃されている疾患が、実は多いように感じています。本特集では、「この疾患の患者さんは、実はたくさんいるのではないだろうか」という10疾患を厳選しました。そして「その診断では右に出る者はいないだろう」という優れた専門医または総合診療医に、「こんな点に着目すれば診断の見落としが少なくなる」、診断のコツについて語っていただきます。企画:山中 克郎(諏訪中央病院内科総合診療部)
■総論
診断について 私たちはどうして見逃してしまうのか?
山中 克郎
■各論
(1)「なんで俺はここにいるんだ?」と繰り返す男性
佐藤 泰吾
(2)ダメだ、自分の名前が書けない
土肥 栄祐
(3)数カ月続く、頭痛と肩こり
木村 勝智
(4)持続する胸痛……さあ、どうする?
神宮司 成弘
(5)好酸球増多の原因は何だ?
若林 禎正
(6)人生最悪の頭痛だが……
山本 舜悟
(7)治療後も食思不振が続く
谷 直樹
(8)めまい、集中力の低下の原因は?
岡田 定
(9)あちこち痛い
徳永 健一郎・萩野 昇
(10)本当にCrohn病なのか?
國松 淳和
ONE MORE GM
●Editorial
洪庵のたいまつ
山中 克郎
●What's your diagnosis?・153
キザなしんどさ
夜久 愛・辻野 絵美・石丸 裕康・八田 和大
●みるトレ
Case 92
忽那 賢志
●憧れのジェネラリストが語る「努力はこうして実を結ぶ!」・9
努力はこうして実を結ぶ<BR・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
「事件」を読め!五感を刺戟し、知的興奮に満ちた人間読本特集 愚者の大行進
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己を人生の客となし、背後に時間はたゆたう。怜悧な思索と生の官能とが反響しあう二十篇の随想。
「現代絵農書」とは、農村出身の庶民が、自身の経験をもとに高度経済成長期以前の暮らしを記録した記憶画である。そこには生業や生活、むらに生きる人間同士のつながり、自然とのつきあい方など、各地域に固有の歴史と文化が、絵と文章で記録されている。現代絵農書を歴史学・社会学の新資料として提示。現代から近代農村の暮らしのあり方を再評価する庶民の視点を検討し、庶民にとって歴史とは何かを考察する。