1997年の初版以来、医学の進歩により、とりわけ遺伝子解析の進歩により、原因不明であった多くの疾患の責任遺伝子が解明された。さらに、治療薬および治療器材にもさまざまな改良がもたらされ、一方今まで用いられてきた薬剤の一部が販売中止となっている。そこで、ここに改訂版を刊行。
現在、われわれを取りまく社会には、災害、戦争、犯罪、暴力、交通事故、レイプ、虐待等、外傷後ストレス障害(PTSD)の原因となる事象が急増している。本書に記述した治療ガイドラインは、国際トラウマティック・ストレス学会理事会が1997年に設置した「PTSD治療ガイドライン特別作業班(Task Force)」により作成されたものであり、その目的は、過去の広範な実証研究データの批判的検討に基づいて、外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された患者に対して提供しうる、最良の治療法を示すことである。DSMによる診断を出発点とし、治療効果において臨床的エビデンスの蓄積されたさまざまな治療技法をその領域のエキスパートが解説している。現段階でエビデンス上もっとも有効とされるのは、薬物療法ではSSRIであり、精神療法では認知行動療法である。しかしそれにとどまらず、エビデンスのレベルを呈示しながら、他のさまざまな治療法の可能性についても紹介している。クライエントに対して治療法をどのように選択し、また各種の技法をいかに組み合わせるか、そして重度の合併障害、顕著な自殺の危険にどう対処するか、フォローアップや治療抵抗性、失敗例の理解など、あらゆる臨床的課題が盛り込まれている。
本書は児童思春期の精神科臨床で遭遇するさまざまな病態に対しての、基礎的な知識や心構え、実践的な治療的対応までを、多くの症例とともに記述している。執筆は、それぞれの領域を専門とする臨床家達が、豊富な臨床経験をもとに書き下ろしたものである。児童精神医学のトピックスを網羅した必読の実践指導書といえよう。
小児内分泌疾患治療に向けて!!専門医が検討に検討を重ねていま、考えられる最良の治療法をやさしく解説。
この国の子どもは今、幸せなのだろうか、不幸せなのだろうか?精神的な危機や疾患を抱える子どもと出会う日々。児童精神科医として、感じたこと、考えたこと、伝えたいこと。児童思春期精神医学の第一人者が、初めて子どもの精神科臨床について総括的に論じている。子どもの育ちについての理解と、それらの臨床への応用の成果がまとめられた臨床家待望の書。
約1年半ぶりとなるシングルでは、6周年目を迎え、新たにジャンプアップするためのテーマのシングルを制作、
名古屋での展開を軸にここまで活動をしてきた中で、明確に全国各地へジャンプして、全国展開へ目を向け、
新しいファンの獲得を行っていくシングルとする。
エラ呼吸する生き物たちの生存戦略。古代魚からサメやエイ、淡水魚と海水魚、電気魚にいたるまで、多様に進化した魚たちの性の仕組みや子育て戦略、水圏への環境適応や陸上進出のシナリオなどを取り上げ、豊富なエピソードとビジュアルとともに、未だ謎の多い魚たちの不思議と魅力を描き出す。
発達段階の特徴と疾患の理解から看護過程の展開を学ぶ、小児科の混合病棟化、臨地実習事例不足などの困難を打破する、小児看護の展開を手助けする待望の手引き書。
本書は、小児・思春期精神医学の臨床で遭遇することのあるさまざまな症例を記載して、精神医学的面接に関するさまざまな技法を具体的に学ぶことができる。