本書は、栄養士・管理栄養士教育を含めた現場に熟達した執筆者が、人のライフステージ別の、また各種生活環境および特殊条件下の、栄養学に関する最新の知見を提供するように心がけて書きあげた。
子どもの健康問題は、この半世紀に大きく変化した。21世紀を担う子どもたちの健やかな心身の発達を支援し、健全な育成を図るにあたって、養護教諭の果たす役割は大きく、養成段階から現職まで一貫した資質能力の獲得が求められている。本書は、養護教諭のための看護学のテキストであるが、養成課程の学生のみならず、教職課程の学生や現職の養護教諭、また教職員、地域保健関係の方々にも参考にしていただくことを願っている。
小学校高学年から高等学校までの思春期は、定型発達の青少年でも、心身の発達による変化とともに、様々な悩みが伴う起伏の多い時期ですが、高機能自閉症やアスペルガー症候群の子どもたちにとっては、ハンディをかかえながらより一層の困難が伴う数年となります。本書では、その時期の子どもたちが多くの時を過ごす中学校や高等学校での様々な支援について、豊富な経験と実績のある著者が紹介していきます。これらは今後、親御さんはもとより、日本の教育現場のあり方や親御さんとの連携に、多くの具体的な情報やヒントを提供することでしょう。
自我の目覚めによって自分と他者を対象化しなければならない思春期・青年期は、発達障害者にとってひときわ生きにくさを感じる時期です。この時期に予想される自我同一性、性、非行や犯罪、ひきこもり、就学・就労、恋愛・結婚生活等の課題をそれぞれの専門家がわかりやすく解説します。
アスペルガー症候群の夫婦が、歯に衣着せずに教えてくれるー清潔や外見の初歩的なことから、男女交際、恋愛、セックス、避妊、感染症、性犯罪まで、自らの経験から実用的なアドバイスが満載。映画『モーツァルトとクジラ』の原作者が贈る「性と恋愛」のバイブル。
人々の健康への関心が高まる一方の昨今であるが、「健康維持・増進」の最も基本とされる食生活は、必ずしも「科学的」に実践されているとは言い難い。栄養素摂取の望ましいあり方に関する学問的知見は、近年著しく変貌してきているが、今なお完璧ではなく、今後とも研究の進歩によりさらに変化していくものと予想される。このような諸状況に対応するために書かれた本書は、栄養士、管理栄養士、これらの資格取得を目指す人は勿論のこと、その他健康管理に興味ならびに携わる人のために書かれた「科学的な食事作り」の実践書であり、調理や集団給食の実習と混同のないように著わされている。現時点における学問的成果をできるだけ正確に踏まえ、どのような目的のために、どのような食事作りが必要かを意図して著されたものである。
不思議の世界、こころときめく世界が開かれ、迷い、焦り、混乱する日々、思春期。過ぎ去ってしまったものにはなつかしいけれど、その中にあるものには答えの出ないもどかしい日々。カウンセラーたちが見た子どもたちの生の姿。子どもたちがたどりついた自らの魂のありかー。
愛や幸せという人間の満足感、生命や生活の質や価値(Quality of Life)など様々に説明される「ウェルネス」の視座から、食行動、やせ志向、妊娠・出産、スポーツ、不登校やひきこもりなど身近なテーマで、健康とは何かを考える。
揺れ動く青年期をつかむ。青年期のクライエントとセラピストをとりまく鍵概念(モチーフ)を、具体的事例を通じて学ぶ。