心身医学はストレスの増大する現代において、ますます臨床医学の基幹としてその重要性が認識されつつある。しかし臨床の場でそれを実践するには、多くの協力・理解と経験が必要となることはいうまでもない。今回、私どもは心身医学を実践している経験を生かして、看護婦を主体に「心身医学的ケアとその実践」と題したテキストを出版することにした。
ノアと別れなければ、こちらが生きていけない。だが、いつ、どの施設に…自閉症児ノアの記録、完結篇。
心は堅く閉ざされ、さまざまな問題が噴出するかのようにみえる時。思春期のただ中にある子どもを見守るこころ、人間教育の場としての家庭の役割を説く。
いま、思春期や家庭の意味を問いなおす時-政治的・経済的な攻勢にさらされながら「生命と生活を守る」拠点である家族・家庭を守るために、わたしたち自身のネットワーク、社会的なしくみをどう創造したらよいのか、家族の生き方と結びつけた生活リズム・家族関係の立て直しが急がれます。思春期の内と外からのゆさぶりに悩む子どもたちの生活の見直し-その原動力としての「食」生活の再創造と心と体の安定にむけての展望と示唆を与える最良の書。
本書は、長年にわたり警察庁科学警察研究所で非行問題にとりくんでこられた著者が、非行の入口でさまよっている思春期の少年少女たちによくみられる事例を通して、なぜ非行の道に迷いこんでしまったのかを、彼らの心の内面まで立ち至って解明している。
思春期やせ症の多発や境界例などの新しい病態の登場により、従来の治療方法を超えた技法が要請されるに至った。こうした病態に対処した臨床指導書として、ウィニコット、アブラハム、サリヴァン、マーラー、ガントリップ、ジェーコブソンの理論と技法を収めたのが本書の初版であった。今回の増補に当っては、新たにエリクソン、マスターソン、バリント、ビオンの理論を補い、それの実地臨床への適用を初版同様に具体的な事例をとおして紹介することにより、名実ともに精神科医・心理臨床家必読の書となった。
本書では、8疾患の症例を西洋医学・漢方・中医学を比較対照しながら、治療過程が述べられるほかに、「分裂病の経絡」と「東洋の性格類型」にも論及されている。
本書は、「栄養学各論」のテキストとして、対象別およびいろいろな条件下の栄養を豊富な図表を用いて平易に解説したものである。