本書は総論として特に女性の思春期から性成熟期、中高年にいたる内分泌異常についてまず解説、その後各論として代表的なホルモン療法について解説した。
本書は雑誌『こころの科学』32号(1990年7月)から46号(92年11月)の間に、12回にわたって連載された「中学生はいまー養護現場と臨床心理の対話」を再構成したもの。ここにいう養護現場とは、端的には学校の保健室のことであり、その養護教諭の先生方との対話から生まれ出たもの。
20〜30年以上の経験を持つベテラン養護教諭たちの感動的な活動記録と、その活動をあたたかく見守る精神科医のコメントが、現代の青少年がどんな悩みを持ち、どんな働きかけが彼らを力づけたかをいきいきと描き出す。すべての生徒と、家族や教師など彼らとかかわる人々への、保健室からの愛のメッセージ。