実践編では、全国160施設にアンケートを実施。各論編ではポイントも記載。
抗生物質の発達により細菌感染症が制御されるようになった今日、産婦人科においてもウイルス感染症は重要な地位を占めるようになった。産科領域では、垂直感染の問題として、婦人科領域では、重要なSTDとして注目されている。本書には、B型肝炎ウイルス、ヘルペスウイルス、AIDSなど最近注目されているウイルスについて最新の情報が随所に盛られているばかりでなくウイルス感染について基礎から臨床までわかりやすく解説されており、産婦人科の日常診療に必ずや役立つであろう。
皮膚疾患最新の治療’87〜’88が刊行されてから2年を経過した。本書では新たに14項目の疾患を追加した。その中には皮膚科でも重要な疾患となるに違いないAIDSを始めとして、Gianotti病,川崎病,DIC,ツツガムシ病、マンソン裂頭条虫症などの病気がある。本書のもう1つの特徴は疾患ごとに治療に関するトピックスを内外の文献から選んで記述している点である。その中には新しい治療のヒントになるものが少なくない。
病理学はいま、大きく変貌しつつある。生命科学の驚異的な進歩に伴う新しい研究方法の導入と、それによる疾病の病因・病態論の修正、ならびに臨床医学としての病理学の新たな位置付けが加速している。こうした病理学の両極端な分化により、医学生諸君は基礎医学としての病理学の中で、疾病の病因と病態に関する最新にして論理的な知識を習得するとともに、病理解剖や病理組織診断を通じ、臨床医学への関わりを理解することが求められるようになった。この結果本書に収録しなければならない情報量は膨大なものとなった。そのため編者が本書全項にわたって総点検を行い、初版の編集の基本方針を堅持し、さらに新しい学問体系の中で項目が取捨された。そして全項目にわたって学生諸君に必要な最新の情報を取り入れ、第5版とした。また、本改訂より版型をB5版とし、より豊富な内容を見やすく、読みやすく、わかりやすく工夫し、図や表を駆使して簡潔に記述するように努力した。また、この第5版から、各主要項目のあとに、“まとめ”を箇条書で記載した。
膠原病・関節リウマチは、全身疾患であるため、症状・身体所見が多彩である。診断の原点は内科学そのものであるが、同時に“パズルを解く”ような難解さ、不明瞭さも伴う。そのような特殊性も踏まえ、一目で膠原病・関節リウマチを視覚的に把握、理解できることを第一に、多様な肉眼的所見、検査所見を疾患ごとにまとめ、写真や図から疾患の全貌、病態を理解できるように企画したものが本書である。
感染性腸炎を熟知することの重要性は“IBD”との鑑別にある。様々な感染性腸炎の疫学、診断、治療を網羅し、内視鏡像を可能な限り盛り込んだ本書を読めば、「診断する眼」が確実に変わる。
よくある疾患を患者の訴え別、病名別に参照可能。豊富な症例写真で類似疾患にも対応。
疾患ごとに複数の典型例を掲載!さらに非典型例や鑑別疾患など、さまざまなパターンから疾患を学べる!よく出会う、押さえておきたい95疾患を約2,000点の画像で解説!
重症度・緊急度を問わずすべての患者を診療できるスペシャリストへの架け橋。いつでもどこでも、どこからでも読める2049のQ&A。