情報をできるだけ整理し、日常診療で役立つ資料として提供、手軽にみられるメモのようにまとめたのが本書である。
多くの内科学書は、疾患を網羅し、疾候、鑑別診断や治療法を平面的に羅列しているが、本書は、内科領域を研修する医師、とりわけ一刻を争う医学的問題をかかえた患者の前に立っている医師向けに、内科臨床の全体像を掲げつつ、実践的に絞り込んだハンディーな実地書を提供するとのコンセプトの下に誕生した。具体的には、内科全般にわたる入院患者の診断と治療について、臨床的に必要かつ十分な知識を集積した名著といえる。また、医学生およびレジデントを視野に入れて書かれているが、実際にはすべての内科医が利用でき、さらに入院に限らず外来患者にも対応可能な、日常診療の手引きとなるであろう。このコンセプトを実現するために、本書では、どの教科書にでも書かれている一般的な説明文が小気味良いほど大胆に割愛されている。言い換えれば、即戦力になる事柄のみを抽出している点が本書の特徴である。
画像診断では、どのような点に着目し、重視するのか?どのような臨床所見に着目するのか?どの程度特異的なのか?鑑別に限界はあるのか?臨床検査・臨床所見の必要性は?ほかでは聞けない、エキスパートたちの本音とは?日本胸部臨床人気画像連載「本音で語る画像による鑑別診断のコツ」ついに単行本化!
動画で見る撮像手技・病態理解・関節穿刺のすべて。
本書は、柔道整復師の実践には必ずしも直接必要でない項目を除き、簡明にして、かつ分かりやすくするのがよいであろうと考え、その主旨に沿って書き上げた。
生体は多種多様の化学物質によって構成されており、その生命現象は精細に制御された化学反応の連鎖に基づいている。したがってその反応の異常は多かれ少なかれ生体構成成分の質的または量的変動を伴う。この変化を生化学的手段によって解き明かす学問が病態生化学である。本書は、医学・薬学関連領域で学ぶ人達を対象にまとめたものである。
本書は薬学系の学生を対象とし、そのほか薬学関連分野で仕事に従事される人びとに免疫学の基礎知識を与えることを目的として企画されたものである。免疫学の入門書として、免疫学の基礎から現在の最先端の知識をできるだけ平易に解説するよう配慮した。
神経内科臨床における重要ポイントが簡明にまとめられており、診療の参考書として大いに役立つと同時に、神経内科専門医試験対策に欠かせないリファレンスブック。試験頻出項目が網羅され、効率よい試験準備に不可欠である。