われわれには、何ができるのかー現在、年間1000種の野生動物が絶滅しており、そしていったん絶滅した生き物は二度と地球上にもどることはない。乱獲、生息地の分断、幼獣の食害、生息地環境の劣化…さまざまなシナリオで人間は動物を絶滅に追い込む。野生動物を絶滅から救うために、我々は何をすべきなのか。野生動物を「喰らう」問題、「装う」問題、そしていかにして野生動物を絶滅から救うかについての方策とよりどころとなる思想について多角的な視点から論じる。
江戸時代の日常生活でつねに脅威であった感染症は、暮らしにどんな影響を与えたのか。さまざまな生活環境の移り変わりによる感染症へのまなざしの変化を描き出し、現代にも通じる社会と感染症との共生する姿を考える。
「気候変動や生物多様性の危機がもたらす、地球とヒトの健康への脅威。学術界、企業、自治体…あらゆる人が連携する必要性を改めて実感しました」「ペンギン皆きょうだい2020」を通して、プラネタリーヘルス実現のため、共に考え、手を取り合うことを呼びかける、さだまさしさん推薦の一冊。
本書は、薬物療法の考え方に基づいて総論を展開し、各論では疾患を中心にして個々の薬剤の代表的製品名、剤形、用法・用量、副作用、適応疾患を一覧にして示してある。
患者への生活指導で、専門的見解をいかにして日常の言葉で伝えるか。大学の講義では教わらなかった実践的な内容。一般医家の方には、専門医と患者との橋渡しのために。
まずは、ゼッタイに落とせない必修項目!さらに、最近の出題傾向や今後の出題を検討した、ギュッと濃縮の厳選内容。
国試や卒試に必要なエッセンスを厳選。白衣のポケットに入るコンパクトサイズ。
体内に起こるいろいろな仕組みを正しく理解することは、健康でそして麗しく老いるためにもたいへん重要なことである。私がこれまで疑問に思った現象や、どうしても知ってもらいたいと思う知識・事柄を最少限にまとめて盛り込んだのが本書である。この本の特徴として、プライマリ・ケアからホスピス、そして死の医学に至るまで、世界的視野からみて学問的常識がどのように流れているかを見通し、それをより多く知識として吸収していただきたいというねらいがある。それに加えて、もちろん基本的な技術や基礎知識も落とさず参考とした。
近年、性感染症は新たに複雑な疾患を加え、現代病ともいうべき社会的関心を高めてきている。これらの疾患は時代の推移とともに様相を変え、それぞれの専門分野において多くの問題を提起しているが、妊娠中に本疾患に関わると母児感染として母親から児に感染がおよぶ可能性があり、分娩方式の選択を含め、妊産婦を管理していくうえに臨床上、種々の重要な問題を有してくる。
本書の対象は当院の1〜2年目の内科レジデントで、対象とした疾患は日常しばしば遭遇し、緊急処置を必要とする場合があるもの、よって慢性疾患でも急性増悪、急性合併症をきたす場合を含めた。書式は、レジデントが行なう処置の経時的な流れを骨組みとし、処置に対する経験に立脚した解説を付記。
温暖化で何が起こるのか。プランクトン、昆虫から人間まで気鋭の研究者たちが、フィールドの最前線から報告する。
本書では、NICUでの治療や看護を要する新生児に対して、少なくともどのような看護が可能かについて、NANDA(北米看護診断学会)の看護診断の考え方を取り入れながら、看護過程を軸に一つの例としてまとめた。すなわち、新生児の身体的な健康問題を中心に、特定の疾患が現に存在するもの(実在型看護診断)、またはその疾患にかかるリスクが高い状態(ハイリスク型看護診断)に焦点を合わせて構成し、問題を看護診断と共同問題に区別することによって、看護婦独自の機能を明確にしていく手がかりとなることを目指した。
本書は199題のQ&Aからなっています。すべての領域を網羅することよりも、まず基本的な知識を整理することを目的とし、問題を精選しました。整形外科学の重要事項はもれなく収載しています。
本書は、小児看護学を学ぶ方ができるだけ具体的に子どものイメージを描けるようにくふう。おのおのの技術について、その目的を子どもの特性と関連づけて明確に述べるとともに、できるかぎり具体的な方法を示すことで実践に活用できるようにした。