≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●厚生労働省は健康日本21(第三次)における身体活動・運動分野の取り組みを推進するため、「健康づくりのための身体活動基準2013」を改訂して「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しました。このガイドは、健康づくりにかかわる専門家、政策立案者、職場管理者、健康・医療・介護分野における身体活動を支援する関係者を対象者に、健康づくりのための身体活動や運動に関する推奨事項や参考情報をまとめたものです。
●栄養・食生活の分野には「日本人の食事摂取基準」があり、これには数種類の指標が存在しますが、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では定量的な推奨値と全体の方向性を示す定性的な推奨事項の2種類のみであり、食事摂取基準とは異なる特徴をもっています。
●今回の特集を通じて、健康づくりのための身体活動や運動に関する推奨値や推奨事項に対する理解を深め、栄養・食生活の指導に活用するだけでなく、ご自身の健康づくりにも役立てていただきたいです。
【目次】
特集にあたって
身体活動・運動ガイドの歴史と変遷
健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023の概要
【推奨事項のポイント】
「成人版」の概要とポイント
「こども版」の概要とポイント
「高齢者版」の概要とポイント
【参考情報を読み解く】
慢性疾患を有する人の身体活動のポイント
座位行動の概念と考え方
筋力トレーニングについて
身体活動による疾患等の発症予防・改善のメカニズム
●タボロミクス研究の栄養・食品分野への展開と栄養学研究の未来〈前編〉
栄養メタボロミクスと臨床栄養
●病棟のプロフェッショナルたち
市立東大阪医療センター 腎臓内科・糖尿病内科・口腔外科病棟
新連載
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(1)
はじめに
●座談会
「行動栄養学」への招待
●スポット
市民主体型フレイルチェックの実践と要支援・要介護新規認定の予測
研究者が強調したいサプリメント利用のポイントー運動現場を例にして
連載
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(5)
食物繊維と肥満
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(11)
全身持久力の新たな基準値ー「身体活動・運動ガイド2023」の活用のために
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(20)
前交通動脈瘤破裂によるくも膜下出血後、経鼻胃管栄養法での栄養支援から完全経口摂取へ移行できた症例ー在宅・住宅型有料老人施設での支援
●Medical Nutritionist養成講座77〈最終回〉
カテーテル関連血流感染症:CRBSIへの対応
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(27)〈隔月連載〉
グルコースの逆襲(3)-RFS今昔物語
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
メロン
●こんだてじまん
じまんの一品料理 麻婆茄子
和泉市立総合医療センター
●国家試験
第38回管理栄養士国家試験 解答・解説(1)
抗体医薬の特徴を理解し、今後の開発に求められる課題について、第一線のエキスパートが最新知見を解説!
●世界ではすでに100品目を超える抗体医薬品が承認され、適応となる疾患領域はがんや自己免疫疾患にとどまらず、喘息、アトピー性皮膚炎、骨粗鬆症、感染症、眼疾患、神経系疾患などにも広がり、さらなる発展が期待される。
●近年の抗体医薬品開発の特徴として、IgG抗体のみならず抗体薬物複合体(ADC)、二重特異性抗体、scFvやVHHなどの低分子抗体のように、構造の多様性が広がっていることがあげられる。
●このようななかで本特集では、抗体の特徴を理解し、今後の開発に求められる課題を共有すべく、「抗体医薬の進歩と課題」として、各領域の第一線で活躍する著者の方々に執筆していただく。
【目次】
リード抗体取得・エンジニアリング技術
【可変領域】
1.モノクローナル抗体作製クロニクル─効率的なヒト抗体医薬品シーズの取得を目指して
2.ヒトADLibシステムおよびADLib KI-AMPによる治療用抗体候補の創出と最適化
3.抗原結合親和性向上のための技術
【IgG型抗体】
4.抗体のエフェクター活性を担うFcγ受容体
5.抗体の体内動態制御に関わる受容体FcRnをめぐる話題─FcRnのバイオロジー、FcRn親和性改変抗体の開発動向、関連する研究
6.抗体薬物複合体(antibody-drug conjugate:ADC)
7.t-CAP法を用いたコンジュゲート抗体の開発
【非IgGモダリティ】
8.低分子抗体─VHH、scFv
9.経口IgA抗体を用いた腸内細菌叢制御による治療薬開発
10.IgA抗体を用いた呼吸器ウイルス感染症治療薬の実現可能性
有効性・安全性の予測・評価技術
11.抗体医薬品の体内動態総論
12.抗体医薬品の創薬研究における生理学的薬物動態(PBPK)モデリングおよびシミュレーションの活用
13.Phosphor integrated dots(PID)技術を用いた抗体医薬の腫瘍組織内ミクロ薬物動態解析の開発
14.ADC医薬品の研究開発に不可欠な定量および定性分析技術
臨床における最新動向
15.免疫チェックポイント阻害薬の有効性予測バイオマーカー
16.免疫チェックポイント阻害薬に対する耐性機序とその対策
17.近赤外光線免疫療法─近赤外光感受性ADCとしての薬剤デザインを中心に
18.炎症性腸疾患に用いられる抗体医薬品
19.乾癬、アトピー性皮膚炎等の皮膚疾患に用いられる抗体医薬品
20.抗体医薬品の血中濃度モニタリング
21.抗体医薬品によるインフュージョンリアクションなどの副作用の特徴とそのマネジメント
症候・疾患別の診療手順をフローチャートに整理。チャートと連動した解説でスッキリ理解。付録には、診断に役立つCT所見アトラスも。
・神経経済学は“ヒトの脳が価値を評価する仕組み”を問う学問である。日本ではまだまだなじみの低いニューロエコノミクス(神経経済学)であるが、2000年初頭のアメリカで産声を上げた。
・われわれヒトの脳は意識的に、または無意識的に物事の良しあしを判断して行動を決めることを繰り返すので、ほぼすべての日常行動が神経経済学の研究対象である。
・現在、価値観を生み出す脳の仕組みの理解が徐々に進みつつある。その知見を心の病の理解へ適用する臨床的な試みや、福祉政策の立案にいかそうとする公共的な試みもあり、研究が今後も発展していくものと考えられる。
■ニューロエコノミクス(神経経済学)とは何か?--ヒトの価値観が生まれる脳の仕組みの理解とその先の未来
・はじめに
・神経科学的手法を用いた幸福度測定への批判的検討
〔key word〕幸福度測定、スティグリッツレポート、幸福の経済学
・社会科学における実証研究の展開ーー行動経済学を例として
〔key word〕行動経済学、実験社会科学、ニューロエコノミクス
・計算論的アプローチによる強迫症のメカニズム解明
〔key word〕強迫症、計算論モデル、計算論的精神医学、強化学習、セロトニン
・精神医学と神経経済学ーー計算論的精神医学
〔key word〕精神医学、神経経済学、意思決定
・意思決定の神経基盤解明のための行動課題の開発
〔key word〕強化学習、行動課題、パラメータ推定、精神疾患
・ヒト神経経済学ーー他者との駆け引きを支える脳の仕組み
〔key word〕ゲーム理論、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)、経頭蓋磁気刺激法(TMS)、数理モデル、社会神経科学
・単一行動の神経経済学ーーサルの神経・分子基盤
〔key word〕意欲、報酬価値、サル、ドーパミン、セロトニン
・霊長類の行動進化と神経経済学ーー線条体とドパミンの多元的価値表現
〔key word〕線条体、ドパミン、報酬予測誤差、蛍光ドパミンバイオセンサー、マカクザル
・科学の方法的哲学と潜在能力アプローチ
〔key word〕潜在能力アプローチ、外出機能、利用能力、グループ
・脳機能イメージングによる効用の個人間比較と再分配政策への応用
〔key word〕効用、制度設計、再分配、政策評価、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)
●TOPICS 病理学
・中皮腫瘍病理診断のパラダイムシフト
●連載 臨床医のための微生物学講座(8)
・腸球菌
〔key word〕腸球菌、院内感染症、バンコマイシン耐性、VRE、伝達性プラスミド
●連載 緩和医療のアップデート(3)
・がん疼痛治療ーーこの30年余で何が変わったか?
〔key word〕オピオイド鎮痛薬、非オピオイド鎮痛薬、鎮痛補助薬、放射線治療、骨転移
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(9)
・死亡診断1
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・一細胞解析に象徴される新しいオミクス技術が、大規模ヒトゲノム配列との統合を経て生命現象の解釈を可能にしつつある。ゲノム個別化医療・創薬の重要性は広く一般認識されるに至った。
・遺伝統計学も古典的な遺伝ー形質関連解析から脱皮し、分子細胞生物学、情報学、数理科学、疫学、臨床医学と自在に組み手を行う、さながら総合格闘技のような学問へと進化した。
・情報伝達技術の世界規模の普及は、サイエンスの変革も急速に加速した。ヒトゲノム研究をめぐる状況は特に著しい。本特集が新時代に立ち向かう若い研究者の一助になれば幸いである。
■第5土曜特集 遺伝統計学の新潮流ーー新規創薬・個別化医療への挑戦
・はじめに
●遺伝統計学の理論と実践
・遺伝統計学の基礎理論
〔key word〕遺伝統計学、集団遺伝学、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、メンデルランダム化解析(MR)
・Polygenic risk scoreとゲノム個別化医療
〔key word〕個別化医療、ゲノム、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、一塩基多型(SNP)
・ヒトオミクスデータと深層学習
〔key word〕深層学習モデル、Transformer、Attention機構、Enformer
・シングルセル時代のシステム生物学ーーシングルセルマルチオミクスによる遺伝子制御ネットワークの推定
〔key word〕システム生物学、遺伝子制御ネットワーク、シングルセルマルチオミクス
・ロングリードシークエンス技術と難病ゲノム解析
〔key word〕ロングリードシークエンス(LRS)、構造多型(SV)、リピート伸長変異、Pacific Biosciences(PacBio【○R】)、Oxford Nanopore Technologies(ONT)
・ロングリードシークエンス技術と集団ゲノム解析
〔key word〕ロングリードシークエンス、構造多型(SV)、基準ゲノム配列、Telomere-to-Telomere(T2T)アセンブリ、パンゲノム
・アジアにおけるゲノム医学研究ーーGenomeAsia 100K Project
〔key word〕アジア人、ゲノム医学、遺伝的多様性、集団遺伝学
・琉球諸島の人々における集団ゲノム解析
〔key word〕琉球諸島、集団遺伝学、ゲノム、遺伝的多様性、集団形成過程
・縄文人由来変異が解き明かす縄文人と渡来人の混血過程
〔key word〕縄文人由来変異、ancestry marker index(AMI)、Jomon allele score(JAS)、集団平均ポリジェニックスコア(PA_PS)
・便中ヒトゲノム情報からの個人情報の再構築
〔key word〕腸内微生物叢、メタゲノムショットガンシークエンシング、ヒトゲノム由来配列、個人情報
●遺伝統計学と疾患オミクス研究
・眼科疾患における大規模ゲノム解析
〔key word〕眼科形質、多因子疾患、多遺伝子リスクスコア(PRS)、遺伝性網膜ジストロフィ(IRD)、遺伝子治療
・アルツハイマー病ゲノム解析の現状
〔key word〕アルツハイマー病(AD)、APOE遺伝子、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、レアバリアント、ポリジェニックリスクスコア(PRS)
・整形外科疾患で最も注目される変形性関節症の大規模ゲノム解析
〔key word〕変形性関節症(OA)、大規模ゲノム解析、ゲノムワイド関連研究(GWAS)、シングルセルRNA解析(scRNA-seq)
・痛風・高尿酸血症の大規模ゲノム解析
〔key word〕尿酸値、尿酸輸送体、ゲノムワイド関連解析(GWAS)メタアナリシス、遺伝率、機能解析
・原発性アルドステロン症の遺伝的背景と高血圧への寄与
〔key word〕原発性アルドステロン症、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、高血圧、Wnt/β-カテニン経路
・希少難治性疾患・間質性膀胱炎の遺伝的背景
〔key word〕間質性膀胱炎(IC)、ハンナ型IC(HIC)、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、HLA遺伝子
・中枢神経胚細胞腫の多層的オミクス解析
〔key word〕胚細胞腫、ゲノム解析、メチル化解析、ジャーミノーマ、ノンジャーミノーマ
・炎症性皮膚疾患における単層および多層的オミクス解析
〔key word〕アトピー性皮膚炎(AD)、乾癬、ゲノム解析、マイクロバイオーム解析、多層的オミクス解析
・自己免疫疾患の多層的オミクス解析
〔key word〕ゲノム、エピゲノム、RNA-seq、eQTL解析、B細胞受容体
・ゲノム解析による発がんメカニズムの探索
〔key word〕クローン進化、系統樹解析、発がん
・がん種・人種横断的なゲノムワイド関連解析
〔key word〕ゲノムワイド関連解析(GWAS)、遺伝的相関、乳がん、前立腺がん
●遺伝統計学とシングルセル解析
・シングルセルRNAシーケンスーー宿主と病原体の複雑な相互作用を明らかにする
〔key word〕感染症、細菌、シングルセルRNAシーケンス(scRNA-seq)、サルモネラ菌
・シングルセルレベルの空間トランスクリプトーム解析の新潮流
〔key word〕空間トランスクリプトーム解析、シングルセル解像度、シーケンス、イメージング
・1細胞解像度の細胞アイデンティティの定量とシミュレーション
〔key word〕モデリング、シミュレーション、遺伝子制御ネットワーク
・循環器疾患におけるシングルセル解析研究の実際
〔key word〕循環器疾患、シングルセル解析、分子病態
・がん領域におけるシングルセル解析
〔key word〕腫瘍微小環境、がん免疫療法、がん細胞、T細胞、シングルセルシークエンス
・リウマチ・膠原病疾患におけるシングルセル解析
〔key word〕シングルセル解析、関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎(AAV)
・新型コロナウイルス感染症におけるシングルセル解析
〔key word〕新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、シングルセル解析、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、expression quantitative trait locus(eQTL)、
・自然免疫応答の遺伝的多様性を単一細胞分解能で理解する
〔key word〕シングルセル、ガウス過程、発現量・量的形質座位(eQTL)、自然免疫、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
・脂肪組織のシングルセル解析はインスリン抵抗性の概念をどうアップデートするか
〔key word〕snRNA-seq(single nucleus RNA-seq)、脂肪細胞・脂肪前駆細胞の多様性、核ライブラリの特性、統合シークエンス解析
・Human Cell Atlasプロジェクトの軌跡と今後の展望
〔key word〕Human Cell Atlas(HCA)、バイオロジカルネットワーク、データエコシステム
●遺伝統計学とゲノム創薬
・大規模オミクス解析時代のゲノム創薬
〔key word〕ゲノム創薬、ゲノムワイド関連解析(GWAS)、オミクス解析、薬剤転用
・人工知能を活用した創薬研究
〔key word〕創薬、人工知能(AI)、低分子医薬品、中分子医薬品
・製薬業界におけるゲノム創薬の活用
〔key word〕ゲノム創薬、臨床試験の成功確率向上、バイオバンク、eQTL(expression quantitative trait locus)、pQTL(protein quantitative trait locus)
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
進化し続ける脳神経科学の知見をいち早く知るための必読書。脳神経科学分野のエキスパートたちによる内外の文献を踏まえた解説で、診療・研究に役立つ最先端の知見を幅広くキャッチアップできる、伝統シリーズの最新版。
・近年、2型糖尿病の治療法はめざましい進化を遂げており、個人の病状や併発症、生活習慣や好みに応じた治療薬の選択が可能になりつつある。
・特に、インクレチンの作用に基づく治療薬は、血糖値の改善や体重減少だけでなく、心血管疾患、糖尿病関連腎臓病、代謝性機能障害に伴う脂肪肝疾患などへの追加的な利益が期待されている。
・本特集では、インクレチン研究をリードする研究グループに加え、心血管疾患、DKD、MASLD、フレイル・サルコペニア、肥満などの併発症・合併症の専門家に執筆いただく。
■GLP-1受容体作動薬・GIP/GLP-1受容体作動薬ーー非臨床・臨床のエビデンスと実臨床における注意点
・はじめに
・インクレチン研究のあゆみと新たな展開
〔key word〕糖尿病、腸管ホルモン、インクレチン、インスリン
・受容体作動薬の分類と血糖改善・体重減少効果のメカニズム
〔key word〕インスリン、グルカゴン、2型糖尿病、肥満症、摂食中枢
・心血管疾患に対するGLP-1受容体作動薬の効果
〔key word〕2型糖尿病、GLP-1(glucagon-like peptide-1)受容体作動薬、主要心血管イベント(MACE)、心不全
・糖尿病関連腎臓病におけるGLP-1受容体作動薬とGIP/GLP-1受容体作動薬の腎保護作用に関する非臨床・臨床からのエビデンス
〔key word〕GLP-1受容体作動薬、GIP/GLP-1受容体作動薬、2型糖尿病、糖尿病関連腎臓病、腎保護作用
・NAFLD/NASH合併糖尿病に対する非臨床・臨床のエビデンス
〔key word〕非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)/非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、糖尿病治療薬、肝線維化
・高齢者糖尿病におけるGLP-1受容体作動薬の使用の意義と注意点
〔key word〕高齢者糖尿病、GLP-1(glucagon-like peptide-1)受容体作動薬、心血管疾患、認知症、サルコペニア
・糖尿病治療におけるリアルワールドエビデンスーーJ-DREAMSからの知見を含め
〔key word〕リアルワールドエビデンス(RWE)、診療録直結型全国糖尿病データベース事業(J-DREAMS)、DEFINE-G(DatabasE study For patIeNts trEated with GLP-1RA in Japan)
・肥満症に対するエビデンスと注意点
〔key word〕肥満症、体重減少効果、適正使用
●TOPICS 血液内科学
・抗凝固療法とその中和のポイントを知る
●TOPICS 細菌学・ウイルス学
・麻疹ウイルスによる中枢神経感染メカニズム
●連載 臨床医のための微生物学講座(7)
・黄色ブドウ球菌
〔key word〕メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、Panton-Valentine leukocidin(PVL)、Toxic shock syndrome toxin-1(TSST-1)
●連載 緩和医療のアップデート(2)
・わが国の緩和ケアがユニバーサル・ヘルス・カバレッジに組み込まれるための今後の課題
〔key word〕ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)、持続可能な開発目標(SDGs)、緩和ケア・アプローチ
●FORUM 世界の食生活(16)
・極北の実りーー西シベリアの先住民族・ハンティの野生ベリー採集
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(8)
・脳死3
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
医薬品の暗記に効果絶大!「国試」に合わせて絞り込んだ内容!「重要度」マークで学習効率アップ!今後出題が予想される「新傾向」を収載!「重要語句」は赤字印刷で赤シートに対応!作用機序などの理解を助ける「薬学用語集」!
・日本アレルギー学会(JSA)では、2022年8月末に世界アレルギー機構(WAO)の「アナフィラキシーガイダンス2020」をベースに、アナフィラキシーガイドラインを8年ぶりに改訂した。
・診断基準が3つから2つに簡素化され、アレルゲンの曝露や曝露が疑われる場合には、単独の呼吸器症状(気管支攣縮・喉頭症状)でもアドレナリンの筋肉注射を躊躇わないでより積極的に行っていく方針が示された。
・本特集では、原因別のアナフィラキシーの詳細、場面別(学校、周術期)などに関して第一人者の先生方に執筆していただく。アナフィラキシーのへの対応が改善することを期待したい。
■アナフィラキシーup to date 2024
・はじめに
・「アナフィラキシーガイドライン2022」のポイント
〔key word〕アナフィラキシー、ガイドライン、アドレナリン自己注射薬
・アナフィラキシーの疫学
〔key word〕アナフィラキシー、医薬品、疫学、昆虫毒、食物
・食物によるアナフィラキシー
〔key word〕食物、アナフィラキシー、IgE
・学校におけるアナフィラキシー対応
〔key word〕エピペン®、学校、食物アレルギー
・昆虫刺傷とアナフィラキシー
〔key word〕昆虫刺傷、ハチ毒、アナフィラキシー、携帯型アドレナリン自己注射製剤(エピペン®)、アレルゲン免疫療法
・薬物によるアナフィラキシー
〔key word〕アナフィラキシー、IgE、IgE非介在性、MRGPRX2
・周術期のアナフィラキシー
〔key word〕筋弛緩薬、抗菌薬、トリプターゼ、ヒスタミン、好塩基球活性化試験(BAT)
●TOPICS 麻酔科学
・レミマゾラムーーわが国からのエビデンス
●TOPICS 癌・腫瘍学
・横紋筋肉腫の悪性度を決定する分子メカニズム
●連載 臨床医のための微生物学講座(6)
・侵襲性B群溶血性連鎖球菌感染症ーー高齢者〜新生児/乳児〜基礎疾患保有者における疾患のひとつとして
〔key word〕B群溶血性連鎖球菌(GBS)、侵襲性感染症、高齢者、新生児/乳児、基礎疾患保有者
●連載 緩和医療のアップデート
・はじめに
●連載 緩和医療のアップデート(1)
・在宅における緩和ケア
〔key word〕在宅医療、地域緩和ケア、呼吸困難、疼痛、カヘキシー
●FORUM 世界の食生活(15)
・食べるために生きる?--フランスにおける美食と健康の哲学
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(7)
・脳死2
●FORUM 数理で理解する発がん(9)
・ランダムウォーク
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
より深く、より広く内容はさらに充実(全面改訂.第2版と比較して約20%増頁)。病院総合診療医がまためた152項目(約1100頁)。
Ver.2待望の刊行!“エビデンスを使いこなす”ための新しい真髄がココにある!
神経内科専門医を目指す人の必読書、待望の改訂版!最新のガイドライン・診断基準・重症度分類に準拠し、必要な知識を1冊で!