21世紀を目前にした今日、今世紀100年を総括する文章をよく目にするが、等しく述べられているのは科学技術の進歩である。医学・医療におけるこの100年間の進歩もまことに目覚ましいものがあった。一方20世紀の末になり、パラダイムの転換が多くの学問領域で見られるようになった。医学・医療においても、医療の評価が生存率からQOLへと視点が変わったことも一例であるといえよう。泌尿器科における医学・医療もいま述べた理念と動向の中で、専門分野を担当し、前進発展させていくべきである。本書は1986年に初版を発刊し、改訂第2版は、1991年に出版したが、今回の改訂第3版を出すまでに15年近く経過した。時代にマッチした知見を網羅した本格的成書を目指し21世紀に向けて、さらなる前進を志向していきたい。
本書は、栄養士および管理栄養士養成施設におけるテキストとして使用されることを主眼に執筆された。しかし、現在問題となっている事項についても、最新の知見を平易かつ簡潔に記述してあるので、すでに実務に従事している栄養士や管理栄養士にとっても、また、食品衛生学に興味をもつその他の学生や一般の方々にとっても、優れた参考書として活用されるものである。
1998年度のシンポジウムでは、前WHOのDirector、K¨aferstein博士の特別講演に続いて、それぞれがシンポシストにセレウス菌、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、病原性大腸菌などによる食中毒について、疫学・感染要因・発症機序・感染要因・感染予防など、いろいろな角度からの講演を行った。本書はそのときの内容をまとめたものである。
本書は155題のQ&Aからなっています。すべての領域を網羅することよりも、まず基本的な知識を整理することを目的とし、問題を精選しました。泌尿器科学の重要事項はもれなく収載しています。
泌尿器科の医師が本音のところを散文的に書いた本。翌日施行する検査法、診断法あるいは薬物療法について、ちょっと勉強しておきたいと思った時に、寝床に疲れた身体を横たえたままで、読んでもよく分かる内容で、また今日行ったことについての反省をするための参考資料ともなる。
超低出生体重児医療が、現在の新生児医療の中心となり、超低出生体重児が生存可能になるにつれ、産科側の早産対応への自由度が広がり、周産期医療の発展に拍車をかけている。今回の改訂では、24週未満の児の管理を新たに1章加え、わが国から新しい疾患として報告された新生児TSS様発疹症についても加筆されている。
本書は、年々進歩する整形外科領域における標準的な治療法と治療に関する最新情報をまとめて提供。まず、巻頭特集で最近注目されている話題を取り上げ、次に、治療総論で基本的な治療を解説し、さらに、各論へと進めて行く。