本書の内容は4章に分かれ、第1章では、最近の話題であるHelicobacter pylori感染症や腸管出血性大腸菌(O157)感染症、AIDS関連の日和見感染症等を概観し、第2章では、原因別にアメーバ、蛔虫症、アニサキス症、吸虫症、条虫症等々多数の感染症を解説し、第3章では、コレラ、腸結核、MRSA腸炎などにも触れ、更に第4章では、各種消化器感染症の検査法も簡明に解説した。
クローン動物、遺伝子組み換え食品、遺伝子治療、医薬品合成、肥満遺伝子…遺伝子と生命をあやつる技術の最先端はいま、どうなっているのか?本を読んでも人に聞いてもわからなかったことがこの一冊で“見えて”くる。
本書は、医師国家試験59〜92回の一般問題の中から小児科の問題をピックアップし、一問一答式の問題集に再編集したものです。内容が古いものは新しい内容に書き替え、数値やデータも最新のものを採用しています。
本書は、放射線科・内科のレジデントのために書かれたものであり、胸部放射線の読影に役立つことを目的としている。本書の一部では小児の画像診断についてもふれているが、主要部分は成人の画像診断である。
今回本書に取りあげた項目の中には、新しい研究業績を紹介することはもとより、今日用いられている検査法や診断、治療法の進歩も採用し、日常の診療の向上にも役立てて頂けるように配慮してある。本1999年版にも興味深いReviewが多数寄せられている。睡眠のリズムを形成する時計遺伝子、老化を支配する遺伝子や神経の再生、髄鞘形成の分子生物学など、脳の機能の解明や今後の神経機能再生に向けた研究の展開に示唆を与える重要な研究成果が含まれている。
トータルケアをめざす新時代のエンサイクロペディア。
本書は、まず鑑別診断の表またはフローチャートを入れた。また、各種呼吸器疾患について、疾患概念、病態、診断のポイントについても概説し、それぞれの治療法について、処方例をあげて判りやすく解説した。ここでは、呼吸器疾患としては主要な呼吸器疾患をほとんど全て網羅しており、必ずしも薬物療法のみならず、治療法全般についても解説した。
小児看護に必要な医学的知識を、主要疾患別に「疾患の概念」「診断と治療」に分けて解説したハンドブック。看護のポイントを「ナーシングチェックポイント」として明記し、各疾患に関する基準値を示すとともに「成長と発達」の特徴を記した。巻末に和文と英文の索引を付す。
この本のなかでは、性感染症とはいったいどんなものなのか、かかってしまったらどうしたらいいのかなどを解説している。性感染症のこわさを知るとともに、自分にとってごく身近な問題であるということを感じていただきたい。
本書は、年々進歩する整形外科領域における標準的な治療法と治療に関する最新情報をまとめて提供。まず、巻頭特集で最近注目されている話題を取り上げ、次に、治療総論で基本的な治療を解説し、さらに、各論へと進めて行く。
本号は平成10年9月13日に岐阜、長良川国際会議場において開催された第18回産婦人科漢方研究会学術集会の講演内容を論文集としてまとめたものである。今回の主題にはシンポジウムとして「高齢者と漢方」をとりあげ、一般講演で関連するものをワークショップとしてまとめ5題行い、会長講演として「産婦人科漢方とコントロバァシー」として、今後の漢方のあり方などを考えてみた。
超低出生体重児医療が、現在の新生児医療の中心となり、超低出生体重児が生存可能になるにつれ、産科側の早産対応への自由度が広がり、周産期医療の発展に拍車をかけている。今回の改訂では、24週未満の児の管理を新たに1章加え、わが国から新しい疾患として報告された新生児TSS様発疹症についても加筆されている。