今回、従来のニューチャート泌尿器科を全く新しい形で再執筆することになりました。その理由は泌尿器科学の進歩がここ数年来急速で、特に前立腺疾患などの増加やそれに伴う診断や治療の面での進歩が多く、泌尿器科領域で扱う重要な疾患が大きく変化しているからです。この新しいチャート式では絶対に憶えておかなければならない項目を「chart」として簡略化して残しますが、全体を縮小して基本的知識と現在の泌尿器科のトピックスや国家試験対策として憶えておくべき重要点を充分理解してもらえるような構成になっています。
本書は、介護老人保健施設、療養型病床群、特別養護老人ホームなどの高齢者施設の「感染防止対策マニュアル」である。このため、一般病院や高度先進医療を行う病院向けのマニュアルとは取り上げている感染症の種類、具体的内容、対策の方針などが異なる部分があり、過去に出版されているマニュアルとは構成も異なっている。
内科学テキストのスタンダード、強力にバージョンアップ。全編にわたる増補・改訂により最新知見をフォロー。新規項目40編を加え、本文130頁増。使いやすい2分冊、各巻末に総索引を収載。
著者も書いているとおり、第2版の改訂とは一線を画し、今回はかなりの部分で手が加えられたため、内容としてはかなり充実したものになっていると思う。また、最新の知識も盛り込まれているので、学生諸君も臨床実習などで役立てていただけることだろう。
228題のQ&Aからなり、基本的な知識を整理することを目的として問題を精選。衛生・公衆衛生学の重要事項はもれなく収載。
地球規模で解決が求められている緊急課題である保健・医療の問題を実践的な視点から、地域における人々の生活と疾病・保健の現状に焦点を当て、社会的な問題にも光を当てる。
ほとんどの病気は地下茎でつながっている。「温故知新」医療と創薬。
一般外来にくる発熱患者と感染症。抗菌薬に手を伸ばすまえに、自信を持って診たてるには…外来で必要な12の抗菌薬。どんなときに使うのか…現場本位の臨床センスで解き明かす。
充実の総論で小児の生理/病態生理を基礎から学べる。頻出疾患のPointを網羅した各論で国試対策は万全。
「人間とは何か」を考える。そのとき、霊長類学の成果に触れることを勧めたい。あまり一般に意識されないが、先進諸国のなかで野生のサルがすむ国は日本だけだ。アメリカザルとかフランスザルというのは存在しない。そうした文化や自然の背景があって、日本人はサルについてよく知っている。深い興味を寄せてきた。それが追い風となって、霊長類学は、日本が世界の一線に立って発信し続けてきた稀有な学問である。