手術療法だけでなく、保存療法についても詳しく記載。診断のポイント、後療法のポイント、患者・家族説明のポイントなど診断・治療・ケアに関する総合的な記載。経験豊富な医師による若手医師に向けたコラム「私のノートから/My Suggestion」も前版より継続掲載。
大腸内視鏡挿入は、Scienceではなく、Artである。常に進化・革新し続ける著者による挿入法の極意がここに在る。待望の第2版では、今回、新たに提唱する3S Insertion Techniqueの全貌が明らかにされる。
第2版では、各臓器について網羅的に疾患を挙げ、画像が美しい症例を呈示選択した。上部消化管は咽頭5項目、食道58項目、胃62項目、十二指腸48項目の計173項目が掲載されている。複数の臓器に病変が存在する疾患は、それぞれの臓器の所見を呈秀するとともに、他臓器との関連、疾患の説明が主に記載される臓器を明示した。
著者はこれまで40年間にわたって爪疾患について、その変形の発生機序、原因、治療法に関して研究を行ってきたので、それらを中心として爪の基礎的な知見ならびに現在の爪疾患に関する臨床的知見をまとめてみることにしたものである。特に、わが国において発表された多くの先人の基礎的データはできるだけ収録している。
どうしたらいいのか、何に注意すればいいか、治癒までどういう経過をたどるか、スタンダードが一目でわかる。
新興・再興感染症の現状と課題
渡邉 治雄
デング熱の国内感染ー行政の対応、保健所の立場から
広松 恭子
蚊媒介性感染症
小林 睦生
西アフリカにおけるエボラ出血熱の流行
加藤 康幸
重症熱性血小板減少症候群
-Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome; SFTS
下島 昌幸
中東呼吸器症候群
-Middle East Respiratory Syndrome; MERS
松山 州徳
狂犬病
井上 智
感染症の脅威と対策ー国際的・歴史的な視点から
大曲 貴夫
■視点
今こそ、ヘルスプロモーションの実践を
藤内 修二
●衛生行政キーワード・102
エボラ出血熱疑似症患者に対する病院管理部門における対応
高岡 志帆
●いま、世界では!? 公衆衛生の新しい流れ
西アフリカにおけるエボラウイルス病(Ebola Virus Disease)対策
-Complementary Approachとしての地域ケアセンターの役割
奥村 順子・進藤 奈邦子
●[講座]子どもを取り巻く環境と健康・5
環境化学物質の曝露(4) 短半減期化学物質の曝露実態
荒木 敦子・アイツバマイ ゆふ・岸 玲子
●基礎から学ぶ楽しい保健統計・10
標本サイズ
中村 好一
●リレー連載・列島ランナー・76
HIV感染症患者に対する地域歯科医療ー自治体の役割とは
秋野 憲一
●予防と臨床のはざまで・135
泉州糖尿病看護を考えるネットワーク
福田 洋
●映画の時間
沖縄 うりずんの雨
桜山 豊夫
企画にあたって
山本 新吾
急性単純性膀胱炎
速見 浩士
反復性・難治性膀胱炎
栗村 雄一郎
急性単純性腎盂腎炎
石川 清仁
重症尿路感染症
和田 耕一郎
慢性前立腺炎
上原 慎也
無症候性細菌尿/カテーテル関連尿路感染症
重村 克巳・他
小児の尿路感染症
兼松 明弘
淋菌性尿道炎
濱砂 良一
非淋菌性尿道炎
高橋 聡
前立腺生検
東郷 容和・他
外来検査/処置
小林 加直・他
●知っていると役立つ泌尿器病理
40。症例:20代・女性
浦野 誠・他
●交見室
なぜ続く論文不正
勝岡 洋治
●学会印象記
「第30回欧州泌尿器科学会会議」印象記
藤井 靖久
「第30回欧州泌尿器科学会会議」印象記
松下 良介
■特集 自信がもてる頭痛診療
平田 幸一
■座談会
頭痛で駆け込んできた患者さんをどう診るか?
平田 幸一・寺田 雅彦・竹島 多賀夫
■頭痛診断の実際
問診の重要性と診療コミュニケーションツール
頭痛の確定診断への最短コースは? 頭痛ダイアリーって?
竹島 多賀夫
診察法と補助診断法は?
古和 久典・瀧川 洋史・中島 健二
頭痛の鑑別 外来での危険な頭痛の見分け方は?
清水 俊彦
頭痛診療に役立つ画像検査
加藤 大貴
■まずは見逃してはならない危険な二次性頭痛を診る
救急に来る頭痛は?
立花 久大
中枢神経感染症による頭痛を見逃さないためには?
山崎 薫・菱田 良平
walk-in SAH(歩いてくるくも膜下出血)って?
間中 信也
椎骨動脈解離・脳静脈血栓症とはどのようなものか
菊井 祥二・竹島 多賀夫
雷鳴頭痛 RCVSとは何か
平野 照之
見逃してはならない側頭動脈炎
大和田 潔
■なんといっても頻度の高い一次性頭痛を診る
【片頭痛】
片頭痛の診断の肝は?
寺山 靖夫
Column 不思議の国のアリス症候群
工藤 雅子
片頭痛急性期治療の実際 トリプタンの本当の使い方
清水 利彦
片頭痛予防薬の使い方最前線 最新の頭痛予防治療のノウハウは?
立岡 良久
小児・思春期の片頭痛患者が来たら? トリプタンは使えるのか
藤田 光江
Column 頭痛のガイドラインと分類の進化
荒木 信夫
【緊張型頭痛】
緊張型頭痛の診断と治療 どこまでが緊張型頭痛なのか
大熊 壮尚・北川 泰久
【群発頭痛】
群発頭痛の病態・治療 治療の実際とノウハウは?
今井 昇
三叉神経・自律神経性頭痛 その特徴と鑑別のポイントは?
柴田 護
Column 片頭痛診療におけるアロディニアの診断と治療
西郷 和真
■さまざまな二次性頭痛を診る
薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)
どのように診断し治療するか
渡邉 由佳・星野 雄哉・平田 幸一
頭蓋・頸椎異常と頭痛
頸性頭痛は本当にあるのか
住谷 昌彦・四津 有人
眼科疾患と頭痛
緑内障との鑑別、片頭痛の光過敏の対処を含めて
辰元 宗人・石井 洋次郎
耳鼻咽喉科疾患と頭・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
■今月の症例
巨大な腫瘤を呈し自然消退した若年性黄色肉芽腫の1例
成田 幸代・他
■症例報告
痒疹型を呈した亜鉛による全身型金属アレルギーの1例
河平 一宏・他
二次性細菌感染により壊疽性膿瘡様皮疹を呈した水疱性類天疱瘡の1例
田中 諒・他
外陰部に生じた壊疽性膿皮症の1例
塩野谷 愛香・他
レーザー照射と虫刺症により発症した両側性炎症性線状疣贅状表皮母斑
鈴木 里沙・他
Coccygeal pad (仙骨部の胼胝様皮疹)の1例
藤原 明子・他
尿道、腟への浸潤を認めた外陰悪性黒色腫の1例
大西 正純・他
外陰部に生じた顆粒細胞腫の1例
森 志朋・他
毛包向性菌状息肉症の1例
大方 詩子・他
外歯瘻様の臨床像を呈した節外性NK/T細胞リンパ腫、鼻型の1例
江上 将平・他
壊疽性膿皮症を契機に見つかった無症候性IgA-κ型多発性骨髄腫の1例
守内 玲寧・他
皮膚浸潤を認めた多発性骨髄腫の1例
井上 剛・他
Dirofilaria repens により頭部に皮下結節を形成した
日本人女性におけるイヌ糸状虫症の1例
大方 詩子・他
Bartonella henselae 血清抗体検査で確定診断した
ネコひっかき病の親子例
斎藤 奈津子・他
●マイオピニオン
巷に蔓延る偽Stevens-Johnson 症候群を駆逐せよ!
飯島 正文
●Clinical Exercise (95)
光戸 勇
本書は、よくある疾患や特殊な症例に対する科学的裏づけをもった信頼性の高い自然療法を用いた治療法を、3段階のフローチャートで導き解説する手引書である。どのような患者に自然療法が必要か、また、症例に応じた治療の手順と方法を、効率よく見出すことができる。自然療法を臨床に取り入れたいと願う臨床医や医学生、ナチュロパス(自然療法士)を目指す読者には、絶好の参考書となる。