GE社は「ワークアウト・最善実践プログラム」を、イーストマン・コダック社は「プロセス管理原価計算」を、ハーレー・ダビットソン社は「業務簡素化プログラム」を実行して、経営の抜本改革を成し遂げた。ベストセラー『Relevance Lost』の著者が会計を超えてビジネスのクオリティを解き明かす。
本書は、最近日本をはじめ先進西欧諸国で重要な役割を果たすようになってきた公共部門の活動を分析したものである。単に経済的な側面だけでなく、制度や規制の重要性、またそこでの情報の役割を強調するとともに、政治・官僚にかかわる問題を興味深く論じている。現代の資本主義経済を理解しようとする大学生・社会人にとって必読の書であり、また充分に読みこなせる教科書である。
有機農業技術を体系化したハンドブック。67品目、127の栽培技術や食べ方の知恵を収録。資料として、「日本有機農業研究会」「日本有機農業研究会結成趣意書」がある。50音順索引付き。
本書は、四つのキーワード、すなわち、グローバル化・ハイテク化・高度情報化・高齢化を視点に、日本経済の成長パターンが、エネルギー危機・円高革命を経験してどのように変わったかを実証的に分析したものであり、いわば新しい視点に立った日本経済論である。
インターネットが普及するにしたがって、われわれは好むと好まざるとにかかわらず「オンライン・コミュニティ」の一員となっています。この本は、「オンライン・コミュニティ」を形作っている諸分野のさまざまな人たちがそれぞれの切り口で「オンライン・コミュニティ」に関する最先端のレポートを集め、「オンライン・コミュニティ」が将来あるべき姿を考察する1冊です。
三十数年前に立ち上げた理論、アジア経営学の検証と進化そして再体系化!「他人や外国のものではない自分の学問は何だったのか」と著者は国際経営学の学説史を自己の中に問う。著者は、アメリカ研究でビジネスを知り、アジア研究で人間を知る。そこでの国際経営学の目覚めは、「文化と経営」であり、『アジア経営学』は、日本の論理を世界に普遍化する基礎理論であり、国際経営学と経営人類学の日本的原形であった。
企業の実態を踏まえ、人事戦略の方向性を示唆する。
日本独自の文化に根付いた経営を実践するときが来た!荒廃した人びとの心、社会秩序の崩壊、とどまることを知らない環境破壊…かつてないほどの悪環境の中、経営者は何をすべきなのか。
常に矛盾と変動を孕み、「矛盾激発型」社会とさえ呼ばれる現代中国の動態ーそれは、建国後半世紀余、変貌を続ける大学入試の歴史を通して鮮明に見えてくる。大量の資料収集と適切な内容分析の下、その全貌を描出した本書は、大学入試と折々の国家的課題との切っても切れぬ関係を改めて痛感させるとともに、特に最近の市場経済化の中、わが国と共通性を加えつつある現状を通じ、我々に大きな刺激をもたらすだろう。まさに中国大学入試研究の決定版。
グローバル強壮にしのぎを削る企業にとって他社に先駆けて研究機関の成果をいち早く取り入れることは、生き残りのための大命題。新規分野の研究成果を手に入れる。大阪府立大学における産学官連携の実際のプロジェクトを詳しく紹介。
精神療法入門者だけでなく、毎日の治療に新しいヒントが欲しい経験者にも役立つ、アイディア溢れる1冊である。
病院倫理委員会の設置・運営から具体的な審議方法まで、基礎から実務までをカバーした医療従事者向けの実践的テキスト。
二〇〇八年六月八日、東京・秋葉原の路上で、二十五歳の男が通行人や駆けつけた警察官ら十七人を次々に殺傷した。いま、日本社会が抱える「関係性の危機」という問題が、さまざまな形で露出している。教育学は、このような状況にいかに対峙すべきか。本書は、井上達夫、ジルーら内外の教育学の議論を批判的に検証し、花崎皋平、岡真理らの思想を援用しつつ、豊かな「関係性社会」を切り拓く真の共生教育の構築をめざしている。個人のエンパワーメントを目的とした「被害者教育」から、自らの加害性を自覚し、他者を植民地化する暴力を抑制する「加害者教育」へ。秋葉原事件の当日に第一子を出産した、気鋭の教育学者が挑むポストコロニアル教育論。