患者のインフォームドコンセントとチーム医療の推進に役立つ。実践事例に基づくクリティカルパスの作り方と使い方をわかりやすく解説。
教育における選択の自由と機会の平等の調和点をリベラリズムの立場から具体的に提示する。
『「移動する子どもたち」と日本語教育ー日本語を母語としない子どもへのことばの教育を考える』の続編。基本となるテーマは「考える力」とリテラシー、そして主体性。年少者日本語教育は、単に「日本語」を教えれば終わりという教育ではない。「読み書き能力」を超える「ことばの力」=リテラシーと、「ことばの力」を使って考えること、そして子どもの主体を育成するという人間教育の一翼を担う教育領域である。そのことを、子どもへの日本語支援を通じて探究した実践研究が収められている。
教育実践に対して、教育社会学はどのような貢献ができるのか。子どもや教師のかかえる困難を理解し支援する立場に立ち、これまでの学問の在り方を問い直しつつ、その可能性を探究する。
この20年間に、気分障害の診断や疫学、治療法はどのように変わったのか?また、病気の考え方や原因についての研究はどう変化したのか?日本の精神医療の現場を牽引する三人の精神科医が、新たな臨床のあるべき姿を模索し、最新の情報と豊富な経験知をもとに最前線から発信する。
メコン流域諸国は日本、韓国といったアジア先進国から資本・技術・経営資源が導入され、アジアでのダイナミックな分業に参加することで発展が促されてきた。また、ASEAN後発国であるこれら諸国はASEAN共同体や東アジア共同体の形成を通じてさらなる発展が期待されている。本書では、アジアダイナミズムのコンテクストの下で、メコン地域の潜在性と発展条件を様々なアプローチにより究明する。
日本に暮らす296万人の外国人は、どのような支援を必要としているのか?それに対応する法律知識とは?在留資格や相続の手続、労働相談から消費者トラブル予防に至るまでー。行政書士が提供できる法務サービスを「多文化共生」の視点から検証する。新しいフィールドへ踏み出すためのガイドブック。
海を渡る「日本語教師」という幻想と実像ー女性が8割を占める日本語教師。グローバル化の進む日本国内で日本語教育の強化が叫ばれる一方、海外で活動する彼女らの実態はほとんど知られていない。現場経験者のアンケート回答とライフヒストリーをもとに、日本語教師の育成とキャリア形成の課題について考える。
1908年に設立されたハーバード・ビジネス・スクール(ハーバード大学経営大学院)は、1983年から84年度に75周年を迎えることになった。本書は、それを記念して行なわれたコロキアムから生まれた論文、エッセイを集大成したものである。