歯科補綴治療を中心に,国内外を問わず第一線で活躍する 臨床家の先生方による論文,ケースプレゼンテーションな どをお届けする補綴専門誌,インプラント,審美修復など の治療に加え,ジルコニア,CAD/CAMなどの新材料,新器 材に関する情報をビジュアルにお伝えします.
本特集は前号に続き「座談会 いま,歯科教育と臨床の問 題を語ろう」です.前号では変わりゆく歯科補綴の世界に おいて,歯科医師教育の現場が直面する諸問題をディスカ ッションしていただきました.今号では「歯科ビッグデー タに基づくAI診断の将来像」と題し,既存のアイデアでは 解決策が見出せそうにない課題に対して,AI(人工知能) が一つの可能性を与えてくれるのではと話合われています. AIによる画像診断研究への取り組みを含め,歯科教育と臨 床の未来を思い描きながら熱く語っていただきました.
【目次】
座談会 いま,歯科教育と臨床の問題を語ろう
緊急寄稿 第二報 歯科医院における新型コロナウイルス感染症対策
新連載 口腔内スキャナー 私の臨床活用法
特別企画 次世代プレスセラミックスシステムによる審美修復の可能性
ジルコニア修復 あなたの“常識”大丈夫?(10)
補綴臨床別冊『コバルトコーヌス完全読本』連動座談会 前編
リレー連載 積層造形技術の臨床応用可能性(5) 〔最終回〕
歯科医院のための内科学講座(33)
直前対策、理解度確認に最適。公式テキスト(第5版)に完全対応。
試験対策に必須の問題集。公式テキストに準拠して詳細な解説を行う。直前対策、理解度確認に最適な過去問集。
実践の場がますます広がる認知行動療法!看護師による認知行動療法の保険収載も間近い。医療現場で認知行動療法がより利用しやすくなると期待される。本特集では学校教育や運動選手のトレーニング、司法関連機関における矯正教育、さらには就労支援や被災者支援などさまざまな現場での実践を紹介。認知行動療法の可能性と課題を探る。これから実践する際に役立つ情報が満載。
学校は精神医学に何を求めているか。精神医学は学校にどうかかわるのか。人のメンタルヘルスに多大な影響を及ぼす学校。学校におけるメンタルヘルスの問題に貢献する精神医学。2号にわたり、この問題に鋭く切り込む。本号では、いじめや不登校の問題、発達障害への対応、合理的配慮の義務化、メンタルヘルス教育や自殺予防教育などの予防精神医学的側面、院内学級、保健室と養護教諭の役割などを取り上げた。学校における精神医学の重要性がわかる特集。
学校は精神医学に何を求めているか。精神医学は学校にどうかかわるのか。人のメンタルヘルスに多大な影響を及ぼす学校。学校におけるメンタルヘルスの問題に貢献する精神医学。前号に続き本号でもこの問題に鋭く切り込む。本号では、思春期・青年期の問題行動と学校精神保健、セクシュアルマイノリティへの支援、薬物乱用防止教育、中高一貫校における生徒のメンタルヘルス、精神障害のある生徒への進路指導、高校中退者のサポート、学校と精神科医療の連携、精神科校医の役割、教師のメンタルヘルスなどを取り上げた。学校における精神医学の重要性がわかる特集。
教育哲学者・デューイ。その思想を発展的に継承し、教育荒廃がすすむ現代アメリカにおけるさまざまな改革への取り組みを検証しつつ、「人間性実現への教育」の可能性をさぐる。
特集テーマに関して、編集委員会から「高等教育機関とボランティア学習」についての現状と問題提起をし、木谷宜弘会員のボランティア学習にかける情熱と実践の跡をインタビューという形で取材しながら、「高等教育機関におけるボランティア学習の意義と課題」という形でまとめた。
当事者性・エンパワメントから福祉教育・ボランティア学習の本質に迫る。
クリエイターのための国際的なグラフィックデザイン誌特集:佐藤晃一の自由研究
企画・構成=大西隆介(direqtion Q)+アイデア編集部
デザイン=大西隆介(direqtion Q)
協力=佐藤晃一デザイン室
本特集は2016年5月に逝去したグラフィックデザイナー,佐藤晃一の代表的なグラフィック作品を
独自の編集でまとめたものである。
佐藤は視覚的しじまをまとった箱の連作に代表されるポエジーに溢れたグラフィックを用いた作品で知られ,
世界的に高く評価されている。
また多摩美術大学において教育活動にも注力し,その薫陶を受けたデザイナーは数多い。
佐藤晃一がデザイナーとして活動はじめた1970年前後は,60年代末の学生運動,それに続く日宣美解散,
大阪万博など戦後デザインの啓蒙期が終焉した節目の時期にあたる。
また,多くの若者は既存の社会体制と新たらしい若者文化の価値観のあいだで悩んでいた。
新しい思想としてのロックミュージックやポップアートの影響のただなかで,佐藤の創作上の大きなテーマとなっていたのが,
日本的なポップアートの可能性を探ることであった。
しかも,佐藤の関心は伝統美術ではなく「納豆や豆腐やお茶やご飯」といった日常の世界にあった。
ここでは,横尾忠則の模写や,初個展「アブラアゲからアツアゲまで」など日本的なモチーフを
ポップアートの手法で描くことに挑戦した初期の作品群にはじまり,箱のモチーフやグラデーションの表現によって
独自の境地を開拓した中期,俳句とグラフィックデザインを融合させた「俳グラ」など晩年に至るまでの代表作を
約100点にわたり掲載。
そのほか,佐藤が80年代に雑誌「ミュージック・マガジン」に連載したエッセイ『佐藤晃一のYES EYE SEE』抜粋や
作品解説など,佐藤自身の言葉を混じえて紹介する。
日本的なるものをめぐって
箱の研究
技術からアイデアを
重力からの解放
琳派の遺伝子
冷奴からメザシまで インタビュー=若尾真一郎
デザインとビジュアルコミュニケーション
佐藤晃一の精神と自然(文=佐藤良明)
佐藤晃一さんが亡くなられた。重たい空洞を感ぜずにはいられない。(文=菊地敦己)
多摩美術大学での佐藤先生(文=田口敦子)
抄録『佐藤晃一のYES EYE SEE 1982-83』
クリエイターのための国際的なグラフィックデザイン誌■特集:オルタナティブ・リアリティ空想と現実を交差する、危機の時代のデザインと想像力(仮)?本特集では、2000年代以降、クライアントワークのみならず、デザイン展の企画や出版・教育活動を通じて、主体としてのデザイナーと社会との関係性を探るような行為を続けてきた欧米のデザイナーたちや、国内のデザイン論者たちの協力のもと、「alternative?reality(代替現実)」をキーワードに、あり得たかもしれない現実と、事実(だと思われているもの)に基づく表現というふたつの軸のデザインから、危機の時代のパラレルな表現を考えていきます。