“公共”とは、どういうことか。2050年のわたしたちは、どんな形で“公共”を実現するか。“商業”“居住”に続いて“公共”を課題とし、京都建築スクール第2フェーズ、3カ年のテーマ「リビングシティを構想せよ」が、ここに完結。
ユーザ参加型超多様性市場の日本型クリエイティブ産業の構造分析。創造が新たな中心的価値を生み出すクリエイティブ産業にマッチした教育・行政制度とは。
一九七〇年代から八〇年代にかけて驚異的な成功を収め、世界の注目を集めた日本経済の凋落はなぜ生じたのか。「環境変化に対応した改革が遅れた」とする広く流布された観方を排して、日本経済を新たな視角から多面的に分析する。欧州発の本格的な日本経済論。
数学の本質は何か?数学教育の根本とは何か?学校で数学を指導あるいは学ぶにあたり、今注目すべきは和算である。では一体なぜ和算なのか?田村三郎『屯候』最後のメッセージを読む。
理学療法士制度がスタートして今年で50年。今では、医療界はもちろん社会的にも専門職と認知されるまでになった理学療法士界であるが、ここまでに至ったのは先達のひたむきな活動の積み重ね、多くの関係者の支援、協力があってのことである。そこで本号特集では「理学療法士界における継往開来」を企画し、半世紀にわたる理学療法士界の臨床・教育・研究活動の歩みを紐解きながら、さらなる飛躍に向けた想い、指針等を示していただき、未来を切り拓く号とした。
理学療法士教育における継往開来
吉元 洋一
理学療法士の臨床活動における継往開来
大峯 三郎
理学療法士の研究活動における継往開来
伊東 元
地域理学療法における継往開来
田村 茂
日本理学療法士協会の組織活動における継往開来
日下 隆一
鼎談:理学療法士界の継往開来を語る
鶴見 隆正・居村 茂幸・林 義孝
>>> 「EOI(essences of the issue)」は こちら(PDFファイル)
特集の各論文の概要をご紹介しています
●とびら
養成校で教えてもらえない知を伝えたい
沖田 一彦
●1ページ講座 理学療法関連用語〜正しい意味がわかりますか?
gegenhalten(=paratony)-認知症患者の不可思議な抵抗
金谷 さとみ
●1ページ講座 日本理学療法士学会・分科学会の紹介
日本理学療法教育学会
吉元 洋一
●入門講座 重複疾患症例のみかた・2
機能評価ー診断名にない症状も含めて
重田 暁
●講座 超音波エコーを用いた非侵襲的理学療法評価法・2
超音波エコーを用いた関節機能の評価と理学療法への応用
林 典雄、他
●臨床実習サブノート 臨床実習で患者さんに向き合う準備・8
脳性麻痺
松井 伸子
●甃のうへ
継続は力なり
肥田 朋子
●報告
後方安定型人工膝関節全置換術患者の脛骨前方弛緩性と膝関節可動域
および臨床症状との関連について
近藤 淳、他
末期変形性股関節症患者の生活空間に影響を及ぼす因子
和田 治、他
●文献抄録
井上 悟・小澤 淳也・田中 亮
付録「すぐ使える!! 姿勢・動作 ポーズ集・12」
超高齢社会を迎え、プライマリ・ケア現場において、多数の健康問題(multimorbidity)を抱える患者が増えています。これらの問題を別々の専門家がケアする場合にしばしば、他の併存疾患との関連が考慮されない場合があり、多薬剤処方(polypharmacy)によるさまざまな健康問題が新たに生じたり、高コストという問題が生じたりします。複数の健康問題を抱えた患者の生活は非常に複雑なものとなりがちで、QOLも低下するといわれています。また、現存する疾患ガイドラインは、1疾患だけのケースへの適用を前提としており、複数の併存疾患をもつケースにそれぞれのガイドラインをどう適用させればいいのか、については現場や各臨床家の判断に任せられている現状があります。そこで本特集では、プライマリ・ケアにおける「複数の疾患(健康問題)」へのケアの質向上に資することをねらいとしました。
▼本特集について超高齢社会を迎え、プライマリ・ケア現場において、多数の健康問題(multimorbidity)を抱える患者が増えています。これらの問題を別々の専門家がケアする場合にしばしば、他の併存疾患との関連が考慮されない場合があり、多薬剤処方(polypharmacy)によるさまざまな健康問題が新たに生じたり、高コストという問題が生じたりします。複数の健康問題を抱えた患者の生活は非常に複雑なものとなりがちで、QOLも低下するといわれています。また、現存する疾患ガイドラインは、1疾患だけのケースへの適用を前提としており、複数の併存疾患をもつケースにそれぞれのガイドラインをどう適用させればいいのか、については現場や各臨床家の判断に任せられている現状があります。そこで本特集では、プライマリ・ケアにおける「複数の疾患(健康問題)」へのケアの質向上に資することをねらいとしました。企画:藤沼康樹(医療福祉生協連 家庭医療学開発センター、千葉大学 専門職連携教育研究センター)
■総論
プライマリ・ケアにおける「マルチモビディティ(multimorbidity)」の意味
藤沼 康樹
マルチモビディティの時代における診療ガイドライン
複数の疾患をもつ患者にガイドラインを適用する際に考慮すべきこと
南郷 栄秀
■併存疾患のある慢性疾患管理
COPD(慢性閉塞性肺疾患)と併存疾患
糖尿病を合併した場合
喜舎場 朝雄
糖尿病と併存疾患
ステロイド治療を要する疾患の合併
片岡 仁美・和田 淳
慢性心不全および冠動脈疾患と併存疾患
症状の奥にひそむ原因に思いをはせる
遠藤 貴士
慢性腎臓病と併存疾患
「疼痛」を伴う場合の薬物療法
・・・続きの詳細は医学書院ホームページ
コンピューター同様、社会にも人を動かすための基本ソフト(OS)がある。“モチベーション1.0”は、生存を目的とする人類最初のOS。“モチベーション2.0”は、アメとムチ=信賞必罰に基づく、与えられた動機づけによるOS。そしていま、自分の内面から湧き出る「やる気!」に基づくOS“モチベーション3.0”にアップグレードする時がきた!組織を強化し、人生を高め、よりよい世界を作るために、ダニエル・ピンクが科学の知識とビジネスの現場の間に横たわるギヤップを埋めた意欲作!
高次脳機能障害の診断や評価では、画像診断における個人差や症状の状況依存性などを考慮する必要があり、高次脳機能障害者に対するリハビリテーションや支援は長期にわたって継続することが求められています。今回の特集では、「高次脳機能障害の診断とリハビリテーション」というテーマで、画像診断、記憶障害、注意障害、遂行機能障害、および社会的行動障害を取り上げ、これらについてご解説いだきました。
画像診断
海野 聡子
記憶障害
岡崎 哲也
注意障害
豊倉 穣
遂行機能障害
原 寛美
社会的行動障害
平岡 崇・他
>>> 「今月のハイライト」は こちら(PDFファイル)
特集の各論文の概要をご紹介しています
●巻頭言
リハビリ室から始める障害者雇用支援の輪
上出 杏里
●入門講座 緩和ケアとリハビリテーション
日本における地域緩和ケアチームとリハビリテーション
加藤 恒夫
●実践講座 障害者雇用の実際
産業医の立場からー障害者雇用における配慮のあり方
三宅 琢
●研究と報告
力学的エネルギー交換率の歩行効率指標としての妥当性
-脳卒中片麻痺患者および健常者における検討
井上 靖悟・他
●短報
回復期リハビリテーション病棟における損傷半球の違いによる転倒の特徴
渡部 喬之・他
●集中講座 臨床研究倫理ことはじめ
申請編ー研究計画書(1)
神山 圭介
●連載 身体障害者診断書Q&A
脳損傷による遷延性意識障害合併例
高岡 徹
●連載 リハビリテーション関連学会の紹介
日本小児神経学会
山内 裕子・他
日本臨床神経生理学会
児玉 三彦
●Sweet Spot 文学に見るリハビリテーション
上林暁の『歩行練習』-当事者主体のリハビリテーション
高橋 正雄
●Sweet Spot 映画に見るリハビリテーション
「映画ビリギャル」-「学校不適応」として括られる子供たちへの
教育的アプローチのあるべき姿
二通 諭
●学会報告
第40回中国四国リハビリテーション医学研究会
永野 靖典
ASEANで存在感を増すインドネシア。その実態と可能性に迫る!会計教育、会計制度改革、IFRS教育の課題を解明。
近代都市計画、市政学、環境教育の父の一人と称されるゲデス。都市調査に基づいた都市・地域計画理論の進展に多大な影響を与え、市民参加のまちづくりの先駆けとなった一九一五年初版の古典的名著を改訂・復刻。