教材研究やアセスメント、声かけや発問など、よりよい授業づくりのために重要視しなければならないことはたくさんあります。本書は、授業に関するさまざまな重点事項を、具体性原則の視点から「実態把握」「授業目標」「教材」「教授行為」「評価」という5つに系統立ててまとめています。これまでに著者が参観した実際の授業を数多く取り上げ、5つの具体性原則に則って、丁寧にわかりやすく解説しています。
「金融」というと、なぜか、日本の中では鬼っ子のような存在です。しかし、金融は本当にそんなにわかりにくく、ずるくて私たちの生活に縁遠いものなのでしょうか?もちろん、そんなことはありません。金融は私たちの経済の食べ物のようなものだからです。この本では、「金融」をさまざまな角度から見直し、考えるため、まるでレストランのメニューのように、金融授業のフルコースを用意してみました。漠然といろいろなところから断片的に得てきた知識を、ある程度体系だって理解をしながら、読み終わったときに、「ああ、金融ってそういうことだったのか」と、ぽん、と膝を叩いてもらえるような構成をめざしました。金融を通じて社会に参加することで、わくわくと楽しく、社会との関わりを持ちながら、金融の楽しさを味わっていただきたいと思います。
逸脱した性問題行動がある知的障害者への治療・教育のためのワークブック。
なぜ老いるのか、寿命はどこまで延びるのか。老いの多様性に応え、充実した生、豊かで健康な老いを実現するために求められる条件とは何か。老化と高齢社会をめぐる学際的な知の到達点。
4億年の間、度々の大変動にも生き残り繁栄する昆虫たち。かれらの優れた環境適応能力と、その能力を支える機能や構造、情報戦略から学ぶことで、調和的・効率的・持続的な文明を実現するための術を見つけることが出来る。食料生産と害虫管理、医学・工学への応用、そして虫を用いた科学教育まで、新しい科学・技術を提案する。
「前置詞toと不定詞toの関係は何か」「疑問詞と関係詞はどう関係しているのか」「現在完了形のhaveの役割は何か」等々、英文法への素朴な問いに真正面から取り組んだ意欲作。have,be,to,make,what,which,willなど基本語彙の本質的な意味(コア)を説明原理とし、各々の語彙が関係する文法構文を統一的に解明する。新しい教育英文法の可能性を具体的に示す本書は、英語学習者と英語教師の必携の書である。
旅をすること。写真を撮ること。建築について思考すること。自らの日常の中で、当たり前に繰り返される無数の行為のうち、たった3つを取り出して、本来であればそれら3つに大きな影響を与えているはずの、他の行為たちにはあえて触れずに、形としての文字と画像のみを示した。
企業の人事・労務問題とはなにか?人事コンサルタントとしてのキャリアをもつ著者が、具体的なケースをまじえて、人事労務の現実を明快に解説。教師と生徒のシミュレーション対話によって、大学における実際のゼミ彷彿させる、臨場感あふれる入門書。
OECDファクトブック(2008年版)は、OECD発表の統計を包括的かつダイナミックにまとめた年報です。幅広い政策分野を網羅する100を超える指標を掲載し、その範囲は、経済、農業、教育、エネルギー、環境、海外援助、保健医療と生活の質、産業、情報通信、人口と労働力、貿易と投資、税、公的支出と債務、研究開発など多岐にわたります。2008年版では、生産性を特集しています。データは、全てのOECD加盟国といくつかの非加盟国・地域を対象としています。
ヨーロッパにおけるムスリム生徒の増加は、各国の公教育が想定してきた「国民」や「市民」像の再考を促すこととなった。本書は、西欧諸国で最も大規模に組織化されたイスラーム教育が導入されたオランダとベルギーを対象として、イスラーム教育が両社会とムスリムコミュニティにどのような影響を及ぼしてきたかを明らかにする。
病院倫理委員会の設置・運営から具体的な審議方法まで、基礎から実務までをカバーした医療従事者向けの実践的テキスト。
要領改訂の「座長」である無藤先生による、よくわかる改訂のポイント解説。新要領作成協力者である神長氏・秋田氏と現場の先生方によるきめ細かな解説とイラストで、幼稚園教育要領がよくわかり、学び直せる。
里山の研究と保全・再生実践を学問として推進する里山学が、具体的に何を見つめ、何を目指し、どのような可能性を見据えているのかを明らかにする。
金融危機は何を意味するのか?経済は成長し続けなければならないのか?なぜ専門家ほど事態を見誤ったのか?何が商の倫理を蒸発させたのか?ビジネスの現場と思想を往還しながら私たちの思考に取り憑いた病と真摯に向き合う。
日本の社会で重要で緊急な男女共同参画の現状を、統計によって描く。2003、2006年版に続く3回目の作品であるが、全章でさらに統計表・図と解説での前進をはかり、用語解説や付録等を拡大し、各章の統計解説での具体的論議をめざした。