大規模林業と小規模林業が共存して持続可能な森林経営を行っている山国オーストリア。そのカギは、持続可能性の原則と科学的知見に基づいたガバナンス、森林専門職による林家との密な関わり、川上から川下をつなぐ産業連携と利害者間の対話プロセスにあった。日本の農山村が、地域の自然資源を活かして経済的に自立するための実践哲学を示す。
東京電力福島第一原発事故で、何が起きたのか。放射性物質はどのように拡がり、水圏環境と魚にどのような影響を与えたのか。それは10年を経てどう変わったのか。事故後の海や河・湖と、そこに生息する水産生物への影響について、10年間にわたるモニタリングデータをまとめ、水産業の復興に向けた取り組みや課題について、わかりやすく解説。
精神療法入門者だけでなく、毎日の治療に新しいヒントが欲しい経験者にも役立つ、アイディア溢れる1冊である。
不平等な富分配の弊害とは?労働協力による利益とは?初期社会主義思想の精髄。本邦初訳。
本書で紹介するPST(問題解決療法)は、“今ここで”患者が直面している困難さと将来の目標設定に焦点を当て、患者/セラピストの協働作業によって解決へと導く画期的なアプローチである。問題解決療法のメリットは、構造的アプローチがわかりやすく、精神保健の専門家でなくても実施可能な点にある。本書では、アプローチの各段階におけるポイントを箇条書きでまとめ、現場ですぐに問題解決スキルを活用できるようになっている。精神保健の最前線にいる精神科医、心療内科医、臨床心理士はもちろん、看護師や保健師など、患者のこころのケアに携わっている方、不安や抑うつで悩まれている方にもぜひお読みいただきたい。
「つながる」「心を読む」「調和する」-人間(の脳)に与えられたこの3つの力こそ、人類発展のカギであり、私たちがより良く暮らすためのヒントとなる。社会認知神経科学の第一人者が語る、脳研究の最前線。
生存を賭けた共同性の創造/想像とは何か?トランスナショナルな移動をなすコリアンの歴史と現在。
自己モニターって何?音声指導はいつやるの?○○語話者にはどう指導する?学習者の声を聞き、効果的な指導方法を考えよう!ずっと使える理論と実践法。
「精神医学」「心理学」「心の哲学」の三つの視点から、精神科臨床や心理臨床を含む心の臨床全般を哲学的に検討。実践に臨む視野が大きく広がる。
企業の実例に学ぶ教育効果測定の実践事例集。人材育成業務を進めるための代表的理論であるインストラクショナルデザイン、教育効果測定などを援用し、システムアプローチによって研修の設計、開発、評価、そして改善を進めた活動のプロセスを紹介する。
本書は、ケアワーカーの職員教育研修体系と教育研修の内容をのべたものである。まず、高齢者ケア職の手本として、看護職における教育研修体系を実態調査し、それを参考に高齢者ケア職の教育研修体系の構築を試みた。看護職教育研修の実態調査は具体的な「生」情報をまとめている。また、高齢者ケア職の施設内教育研修の体系化とその内容もすぐに役立つように具体的に表現している。
学校ではこんなキャラ、バイト先ではあんなキャラ…「キャラ」についての学際的研究4章11篇!