気分障害の治療における家族の関与はきわめて重要である。外来治療でも入院治療でも家族の協力を求めることはまれではない。定型的な家族療法が行われることは少ないにしても、家族と協働で治療を行うことは一般的に行われている。双極性障害の治療は、薬物療法だけでなく、患者の家族や社会的な人間関係の観点にも考慮しなければならない。そうした考えから開発された家族焦点化療法(Family Focused Therapy:FFT)という心理教育的介入法について、本書では(1)この治療の開発を進めた研究と臨床の背景について、(2)評価の実施法、心理教育、コミュニケーション・トレーニング、問題解決モジュールの実施に関するマニュアルについて、の2つの面に分けて解説する。
本書は、フォーミュラを卒論・修論で研究したいという学生や研究入門者を想定し、フォーミュラ(定型表現・フォーミュラ連鎖;連語やコロケーションなどを含む)を入門的に解説しつつ、親密度の知見を組み入れた独自の実験用・教育用リストの作成経緯と研究成果について紹介し、それを活用した研究事例や、フォーミュラの教育応用・理論的展望などについて説明するものである。研究・教育に活用できる英語フォーミュラ親密度データ付。
われわれは子どもたちに安心できる環境を残すために何ができるか?それは自然エネルギーによる社会形成は十分に可能であり、さらに経済活性化にもつながることを理解することであるー。
病院倫理委員会の設置・運営から具体的な審議方法まで、基礎から実務までをカバーした医療従事者向けの実践的テキスト。
時代のニーズに応えて心理臨床家が模索する、組織への臨床戦略とは?ストレスチェック制度のもとで何ができるか?など、組織ならではの取り組みを第一線に立つ執筆陣が語りかける。組織とともに歩んでいく、これからの心理職に贈る。第4章には、日本心理臨床学会第33回秋季大会において行われ、大好評を博した自主シンポジウム「『組織のメンタルヘルス体制作り』と『再就職支援』の最前線ー現場からのモデルづくり、ビジョンづくりをめぐって」を完全収録!
バイリンガルに育てることは子どもの知性や想像力にどんな影響を与えるのか?ネイティブの教師、日本人教師、どちらが望ましい?日本人の親が不正確なアクセントで子どもに英語で語りかけることは問題?文法中心でない、もっとよい英語学習の方法とは?日本における英語教育について論じた一冊。
タブレットPCやスマートフォンに対する関心が高まるとともに、学校教育の中でも利用の可能性を探る動きが活発です。しかし、これまでのパソコンと同じように導入すれば、何を目的とするのか位置づけも不明確なままとなってしまいます。そうならないためにも、操作インターフェースが簡単であるというタブレットPCやスマートフォンの利点を最大限に活用すれば、何らかの困難さを抱える子どもたちにとって大きな役割を果たすと考えられます。本書では、これらのツールの意義や具体的活用法について詳述し、さらに子どもたちの新しい能力を活かす社会へつなげる教育についても論じています。
社員同士でチャンバラ合戦や謎解き!?生産性アップや離職率の低下に効果あり!企業を成長させる「あそぶ研修」とは?あそべばあそぶほど最強のチームビルディングになる!
こんな社会だから、こんな教育なのか。こんな教育だから、こんな日本なのか。教育だけでなく社会が変わらないと基本的な問題は解決しない。脱思考停止を目指してー。
ポリヴェーガル理論は日々の臨床にいかに有効か?精神医学・心理学、医療・福祉、性被害者支援…幅広い分野の日本の研究者・臨床家34名からの最新実践レポート。今、当事者と向き合っている、あらゆる分野の支援者へ贈るヒントの書!
“協同組合”というプリズムを通して、近未来の新たな社会像を構想するためのブレインストーミング。