時代のニーズに応えて心理臨床家が模索する、組織への臨床戦略とは?ストレスチェック制度のもとで何ができるか?など、組織ならではの取り組みを第一線に立つ執筆陣が語りかける。組織とともに歩んでいく、これからの心理職に贈る。第4章には、日本心理臨床学会第33回秋季大会において行われ、大好評を博した自主シンポジウム「『組織のメンタルヘルス体制作り』と『再就職支援』の最前線ー現場からのモデルづくり、ビジョンづくりをめぐって」を完全収録!
SDGsへの取り組みを環境の側面から掘り下げるとともに、世界が直面する課題の解決のための処方箋を提示。
アップル、グーグル、フェイスブック…今や国家や社会の基盤に成長した巨大IT企業を動かす基本原理とは何か?わかりやすい語り口に定評のある『ITビジネスの原理』の著者が、「共通価値」をキーワードにネットサービスを根本から解説。超国家的プラットフォームの登場で激変する世界を見通す!
薬害とは、医薬品による単なる健康被害を越えて、生活や人生を壊される経験、誰にでも起こりうる理不尽としか言いようのない社会的経験である。本書は、薬害をめぐる加害と被害の経験およびそれによって社会でなされたこと/なされなかったことを体系的に明らかにする。
誰も語らなかった作業療法士の真のエピソード。苦悩しながらも歩んだ先輩作業療法士の実践の軌跡。
里山の研究と保全・再生実践を学問として推進する里山学が、具体的に何を見つめ、何を目指し、どのような可能性を見据えているのかを明らかにする。
2012年の「消費者教育推進法」制定以降、日本でも「消費者市民社会」の構築にむけて、推進主体たる地方自治体が大きな政策転換を迫られている。従来、人々が消費者教育を受ける権利を阻害してきた教育行政/消費者行政の縦割りによる弊害を指摘し、むしろ現場に身を置く非公式な人々の「多重成員性」によるつながりこそが教育実践の成功要因になりうることを実証する。国連SDGs(持続可能な開発目標)にも寄与しうる画期的な研究
鳥飼玖美子氏ら英語教育の専門家から中学・高校の英語教員まで、多彩な18名による論集。言語社会学、記号論、音声学、児童文学、コミュニケーション論など、英語教育にかかわる広範な隣接科学の視点を導入。小学校英語の教科化にあわせ、教育実践に適用できる専門的知見を分かりやすく提示する。
「非行少年」「犯罪者」の回復の現場から。発達と状況的要因、被害・加害といった関係性から非行・犯罪行動を理解すること、人々とのつながりによる自己の成長を通して一人ひとりが持てる力を発揮できるコミュニティ作りに貢献することー
世界同時不況はなぜ起きたのか?インターネットなどのイノベーションは、新たな経済成長をもたらすことができるか?2011年1月に米国で刊行されるや否や、政策形成関係者や経済論壇で様々な議論を巻き起こし、論争の焦点を変えた話題の書。
われわれに功利主義はのりこえられるのかー本書は、世界的に活躍する経済学者・哲学者らによる功利主義の擁護とその批判を収録した古典的名著である。道徳、政治哲学のみならず経済学、社会的選択の理論にかかわる論点を提示し、功利主義に潜む一元化への警鐘をならす。学問の方法論的土台をめぐり経済学と哲学のあいだで熱い対話がいま再びはじまる。