これで解決。恋の現役必読の恋愛マニュアル。恋愛への思考能力をチェックする単元クリア問題つき。
「登茂子を初めてイカせたのは俺だからな」ひとつ年上のマトシにそう言われ、登茂子はフット笑う。そう言われて、自然に笑っても大丈夫な関係に、安心する。もしも相手がマトシでなかったら、似たような言葉を、重たく恩着せがましく発言する人だったなら、「あれは嘘」と言ってるだろう…(「エクスタシー」より)。官能を哲学する水島裕子が綴る愛の短編集。
郁子は雅人からプロポーズを受け、幸福に酔っていた。ダイヤモンドの輝き。シャンペンを抜く音ー2人だけの記念すべき夜である。だが、それは雅人の前に現われた麻紀の存在によって崩壊した。彼女はすべての女性が密かに渇望する奔放な愛と、純粋な愛を同時に併せ持った堕天使のごとき女だったのである…。サスペンス・タッチで描く“危険な愛”。
「あなたが来るとは思わなかったから、散らかってるでしょう。ごめんなさい」彩子の視線を感じたのか、リビングの剣介が目を上げる。視線が絡み合った。画廊に勤める彩子は、高名なデザイナーの一人息子・剣介と知り合った。ひと回りも年下の高校生だが、彼の前ではなぜか素直になれる。急速に親しくなる2人。こうして、禁断の1週間が始まったが。
本書は大人の女性の心の機微をきめ細やかに描いた珠玉の短編集。
我ながらいい男を手にしたもの。久美は思う。格好の結婚相手を見つけ、今日はホテルに披露宴の下見。宴会係の男性と打合わせを終えて一息ついた瞬間だった。「この人は…」久美は愕然とした。この宴会係には見憶えがある。かつて中年男との不倫の日々、このホテルで淫らな時間を過ごしたものだ。その時のフロントマンが彼では。彼はすべてを知っている。
古代から中世を経て今日にいたるまでの西洋の詩の歴史的特徴を視野におさめ、ローマ・エレジー(恋愛詩)のステイタスを改めて定義し直す。
わたし、今泉果歩。都内の私立高校2年生。最近、彼ができたばかりの親友の杏ちゃんにノロケられてばかりいる今日この頃。おかげで、2年も前に別れたあいつのことを何かと思い出すようになっちゃった。ああもうッ、こんな自分、みじめったらしくて、すごくイヤ。早く、昔の恋は忘れて、新しい恋がしたいのに…。ねえ、神様。わたしとめぐり逢うはずの運命の人は、どこにいるんですか。
最高のパートナーとの出会い、そして幸せな結婚。守護霊と交流して得られるミラクルパワー。潜在能力を全開して大開運する法を詳しく明かした。深見東州の決定版。
生きることが好き。女性のための生き方ノート。ヨーロッパの9人の美しくも危険な女性たちのドラマに富んだ人生をヴィヴィッドに再現。
ー恋する者はたえず心の中で走り回っており、新たな奔走を企て、自身に対する策謀をめぐらしつづけてやまない(R・バルト)-“あちらこちらを走り回る”という意を表しもする“ディスクール”本来の「野性的な」実践を通して、“恋愛”をもっともピュアーなかたちで描き出した刺激的快作。
聖武館高校を舞台にした、『聖少年白書』第2弾。男の子同士が恋を始める微妙な感情を描く表題作『運命的恋愛論』。痛くて辛くて、でも優しい「想う力」のファンタスティック・ラヴ『すき』。雑誌掲載時より大幅改稿した二本と、恋をする運命のふたりが、危機をクリアし、愛を続ける表題作の続編『正統的恋愛論』。