「ミステリィ」を意図したものを書き始めた。この短篇集も、そうした傾向の作品を集めたもので、人の心の謎の中でも特に興味深いものー愛と、その裏返しである憎悪や嫉妬が主題になっている。ちょっと大げさな言い方をすれば、私のミステリィというものに対する考え方を集約したような本を作りたいと思い、自分ではわりと気に入っていながら、これまで短篇集には収録せずに残しておいた作品を集めたものである。
文豪、大金持、スター、映画監督、ダンサー、令嬢、ジゴロ、貴族、ジャーナリスト、コールガール、画家、有名人の息子、新妻、外交官、プロデューサー、離婚した女、ゲイ、モデル、ジャンキー、ショーガール、性豪、美男子、レズビアン、アル中、コメディアン、歯科医、カメラマン、ハスラー、詩人、プレイボーイ、弁護士、セックスシンボル、スノッブとのホキの正しい交遊録。
地上げ屋のいやがらせの続くアパートで墜落死事件が。ただひとり立ち退きを拒む男の抱く秘密とは…。東京地検特捜部立花検事の活躍を描く連作推理。都会の深部にうごめく、欲望と愛憎の凄惨な結末。
限りない欲望を迎え撃つ法の網は奈落の底まで追って行く。人間の根源をかい間見る法律ミステリーの傑作。
死の病原体はイギリスを発火点にフランス・ドイツなどヨーロッパで猛威を振るっている。しかもその感染力は種の壁を超え、食肉を通してついに牛から人間へと至った。狂牛病の潜伏期間は10年から20年。忘れたころに発病し、脳がスポンジ化しつつ衰弱死を迎えるという、悲惨な病症だ。それが海を越え、もう日本に侵入している。本書はその真相を伝え、自分と家族を守る方法を説いた。
「成果主義」の導入が不況期と重なってしまったという不幸が、誤った制度改革を助長している。成果主義を“悪夢”というのは易しい。自分の内なる可能性を目覚めさせよ。いま、サラリーマン必読のサバイバル発想がここにある。
日本から桜が消える!?もうすぐ、終戦直後に植えられた桜が、いっせいに寿命を迎えます。5日間の溺愛と、360日間の無視。サクラほど不憫な花はない。
身勝手な野菜たちと、子どもと一緒に過ごすカテサイの日々を綴ったハッピーエッセイ。
ある日、対人恐怖症の女子高生が、チャットデビュー、ネットの海、出会い系サイトを彷徨って…。うまくいかない青春、セキララな男女関係。現役女子大生、衝撃の体験作品。出版甲子園優勝作品。
夢を抱いて入ったテレビ業界。だが、その世界は想像をはるかに超えた悲惨で過酷な世界だった。ADは奴隷と同じ?ひどすぎるテレビの裏側。著者自身がテレビ局内でバラエティ番組のADとして働いた体験を再現したルポルタージュ。