惑星ホリスター。豊かな森に囲まれたハートランド正教会が襲撃された。グリーン大神父とサーニアの身を案じ、シェビーはホリスターへ急行した。だが、そには巧妙な罠が…。宇宙賊ガルダは、一族を滅亡に追いやったシュトロム中将に復讐を誓い、一方、艦隊司令アウグスタ大佐はシュトロムが奪い取ったガルダの一族の財産を狙っていた。それぞれの思いを呑み込んで、闘いの幕が上がる。ガルダの魂を天界に導くため、シェビーは運命の地、レジナ基地へ。最後の闘いに間に合うか、シェビー。-そして暗闇に銃声が響いた…。感動のシリーズ、ついに完結。
〈一週間以内に二億円を用意しろ。さもなくばおまえの秘密の殺人をバラし、誘拐したおまえの娘の親友を殺す〉謎の脅迫電話に、会社社長石坂光生は震憾した。誰も知らぬはずの十二年前の凶行がなぜ…。狡猾な誘拐犯に翻弄されて絶望の淵に落ちた石坂の前に、やがて思わぬ女性が出現、その時、彼の頭におぞましい策略が芽生えた…。はたして石坂の運命は。忌わしい悪夢を消し去ることができるのか…。円熟の著者が放つ第一級のハード・サスペンス。
夢か現実か。現実の世界に、非日常が入りこむ時、そこには無限の闇が…。夢枕獏。栗本薫。赤川次郎。竹河聖。4人の作家による4つの恐怖。
東京駅近くの会社に勤務するサラリーマンの本間。八王子から中央線で通勤する彼は、電車内で若い会社員の中村と知り合う。ある日の終電で二人は乗り合わせるが、その夜中村は何者かに刺し殺される。犯人に心当たりのある本間に襲いかかる恐るべき“悪夢”。謎めく事件の真相を十津川はどう解き明かすのか。
シェリーは、海の生きものが大好きな小学校6年生。転校した学校でやっとできた友だちと「親友」でいるために、水泳部の次の試合ではぜったいライバル校に勝たなきゃ!と、海の魔女アースラと契約します。アースラはシェリーの願いをなんでもかなえてくれると言うのです。おかげでだれよりも速く泳ぐことができるようになったシェリーでしたが、そのからだはだんだんと…。中学年から。
本書ではヨーロッパの近未来を単に経済レベルからではなく、ゴルバチョフの大戦略と東欧のフィンランド化、ドイツ統一によるNATOの解体やECの空洞化などを消去法で予知している。
石川県能登島の夏は火祭りである。祭のさなか、女が殺された。穂積しのぶ、金沢市に住む人妻と分った。-10月8日、警視庁捜査一課の倉原真樹巡査部長は鴻野警視から、殺人事件の捜査を命じられる。しかし、事件は約15年前の11月21日のヤマだった。匿名電話が入り、犯人は中野区に住む山岡初恵だと告げたのだ。裏づけ捜査を進めるうちに第2の殺人事件が発生した。被害者の田尾俊雄は山岡初恵を知っていたらしい。錯走するさまざまな人生。捜査の過程で真樹は悩み始める…。粋で魅力的な女刑事の推理と冒険。
21世紀のよりよい社会実現のための提言誌いま北朝鮮と韓国に何が起きているのか。アメリカでは現在、「北朝鮮はアメリカの忍耐を超えた」との見方が広がっている。金正恩委員長は「米軍の作戦地域を全面的かつ実際に攻撃する確実な能力を手に入れた」と公言し、長距離弾道ミサイル用のロケットエンジン燃焼実験を強行。トランプ大統領の怒りの火に油を注いでいる。他方、韓国では「従北」勢力の煽ったデモで朴槿惠大統領が退陣。「アジア最大の火薬庫」である朝鮮半島の混乱を百田尚樹先生、上念司先生、呉善花先生ほか有識者が読み解く。巻頭特別企画「どこへ行く、日本農業」では日本政治のホープ・小泉進次郎氏が登場。自民党農林部会長として、東京五輪に向けた農産物の国際認証取得を切り札に日本農業の改革に挑む。
Voice 2017年5月号 目次
【巻頭特別企画】どこへ行く、日本農業
■東京五輪で農業を変える 雜賀慶二&小泉進次郎
■主役は農協ではなく生産者 青山浩子
【総力特集】半島大乱
◆トランプの核が落ちる日 百田尚樹&上念 司
◆韓国「従北」路線の悪夢 呉 善花
◆シミュレーション 金正恩急襲と対日報復 北村 淳
◆打ち砕かれる習近平の野望 近藤大介
◆驚愕の北朝鮮スパイ工作史 拳骨拓史
◆X国のテロから首相を守るには 福田 充
○地政学から見る「トランプ・ドクトリン」 篠田英朗
○習近平は毛沢東になれるか 矢板明夫
○ミレ二アル世代のアメリカ 横江公美
○「魅力度最下位」茨城の逆襲 岡村 青
○サイコパスは生まれつきか 小浜逸郎
○豊洲移転騒ぎの愚かさ 岩田 温
○高齢福祉も多様化と高品質化の時代 遠藤正一
○アクティブシニアで地方創生 松田智生
○政治に歪められた映画たち 瀬戸川宗太
○「米国第一主義は何をもたらすのか」 翁 百合
○新たな人間観の確立を 松下幸之助
推理文学の鬼と謳われる作家12人がミステリーのアイデアと文章テクニックの粋を凝らして織りあげた、珠玉の短編12編を収録。
建物の「耐震強度偽装」問題。阪神・淡路大震災のあと、マンションやビルの耐震性は向上したはずだったが、その安全性は、ふたたび不安視されはじめた。そして、いまだ密かに横行する手抜き工事。どんな建物なら安心か。あなたのマンションは大丈夫か。丈夫な建物を、構造と施工の両面から徹底検証。
マスコミ・知識人の情報操作によって、「世論という悪夢」が生まれる。我々がそこから覚醒するために、必要な真の知性とは?新聞・テレビが垂れ流すデマ、アイヌ問題や沖縄集団自決をめぐるタブー、天皇や戦争に関する無知…閉ざされた言論状況を打破する活字版「ゴーマニズム宣言」ついに見参。
民主党政権は政治を堕落させ、国家を壊滅の危機に陥れてしまった。なぜこんなことになったのか。「危機管理能力の欠如を示した菅政権」「“小沢はぶれない政治家”は完全な幻想である」「政策集に影響力を行使していたのは旧社会党スタッフ」「鳩山首相は反捕鯨国の首相に、『私はクジラ肉は嫌いです』と媚を売っていた」…政権交代前から警鐘を鳴らし続けてきた著者が明かす、愚かすぎる政権の酷すぎる内幕。
不幸の手紙が届いた。今日の23時59分59秒までに、99人に同じものを送らないと霊に呪われて殺されるってあるけど、そんなのウソだよね。わたし、そういう都市伝説って信じないタイプだし。だけどーさっきからずっと、わたしのことをにらむ不気味な女の人がついてきているみたい。まわりの人はぜんぜん気づいてないみたいだけど、いったいどうして!?もしかして、不幸の手紙の呪いって本当?小学中級から。
館に吊るされた主人/甦る不吉な記憶/産婦人科医からの奇妙な依頼/両腕を切断された死体/錯視画に隠された秘密/遺跡の密室殺人。幾多の謎に名探偵達が競演する!刺激的な評論も収録した画期的アンソロジー刊行開始。
ボストン近郊の町で、若い女性が惨殺された。精神異常のホームレスが容疑者として浮かび上がり、麻薬中毒ながらも有能な精神科医フランクが、その男の精神鑑定を依頼される。が、警察の思惑とは裏腹に、男の有罪に疑問を抱いたフランクは、やがて血なまぐさい惨劇の渦中に巻き込まれていく…。ジョナサン・ケラーマン、ネルソン・デミルらが激賞するハードボイルド・サスペンスの力作。