佐々本三姉妹、最強の三女・珠美に一目惚れ、ストーカーになってしまった大学生が自殺した。逆恨みする母親から復讐を宣言された三姉妹のまわりで殺人事件が連続発生!!ゆがんだ母親の愛情が、三姉妹を恐怖にたたきこむ。頼りになるのは次女・夕里子の恋人、国友刑事だけだが、彼にも魔の手が迫っていた。
せつなく、可笑しく、おぞましくーそれぞれ異なる輝きを放つ4つの恐怖!ジェルソミーナ女王が暮らす森の中のお城で起きた惨劇『ふたり遊び』。消えた友人を捜すナオトとアカネが廃工場で遭遇する戦慄『闇の羽音』。高校生3人が夏の高原で出会った美少女の正体は?『ラベンダー・サマー』、「おうちの階段だけが、落ちて死ぬような気がするの…」姉妹にとって一階は死の国『階段』。鬼才たちによる書き下ろしホラー・アンソロジー。
目を覚ますと、そこは昭和20年、太平洋戦争下の東京だったー。政府の教育改革審議会で徴兵制に道を拓く答申がまとめられた翌朝、審議会委員・日下良治を揺り起こしたもんぺ姿の妻は、息子に赤紙が来たことを告げた。21世紀に生きていたはずなのに(表題作)。現代の日本に危機感を抱く著者が、絶望を通して希望を描いた入魂の物語4編。
奇妙な赤ちゃんの夢を見る女。モデルの女性が怯える、忌まわしい村のしきたり。留置場にただ一人いた親切な男の意外な過去。叔母を憎み、互いも憎みあう偽姉妹。もう一人の自分に電話を掛ける男。取り憑かれ要員の女。著者がタイのレストランで見た、生々しい夢…。日常からふと顔を出した奇妙な話の数数から、悪魔が見せる夢よりもおぞましい人間の闇が浮き彫りとなる。好評実話怪談シリーズ、第4弾。
住宅街にひっそりとたたずむレトロな雰囲気の「さくら花店」。一見ごく普通のフラワーショップだが、ここにやってくる客は、傷ついて病んだ魂を抱える人ばかり。苦しむ人の心を癒そうとする花の願いを聞き、その手助けをしているのは、植物の声を聞くことができる店主の雪乃だ。本日店にやってきたのは、美しい妹のために白い百合を買い求める女子高生。雪乃が感じた嫌な予感の正体とは?花に呼ばれると危険もかえりみず走り出してしまう雪乃を見守るのは、人嫌いで無愛想な樹木医の将吾郎。風変わりな夫婦が、植物にまつわる歪んだ事件を解き明かす!
なにげない日常生活の中で知らぬまに忍び寄る黒い影。それは〈恐怖〉というものにかわり、人々の心に巣喰っていく…。人生の終着駅にみた恐怖を描く表題作のほか、七編。著者自ら、選びぬいた最高級のホラー短編集。
死んだ父親が愛用していた航海用具の六分儀。それが息子のジョナサンの前に突然現われた。警察から渡された六分儀を見て、彼はわが目を疑った。貨物船の船長だった父は第二次大戦中Uボートの魚雷を受け、船もろとも嵐の海に沈んだ。そのとき六分儀も一諸に沈んだはずなのだ。乗組員は全員死亡している。では、なぜ?警察の話では、六分儀はスコットランドの村で盗まれたものだという。不可解な謎を解くため、ジョナサンは恋人と調査を始めたが…やがて明かされる父と乗組員の驚くべき運命とは?海洋冒険小説とミステリを結合させた力作。
女神のための心スタイルマガジン悪夢・恐怖体験の真実/死別の悲しみを乗り越える本当の供養/誰でもできる!速読メソッド
音もなく迫りくる超常現象の恐怖-「いるはずのないスキー客が写真に」「血の色の首飾りの呪い」「いつまでも出られないトンネル」「ひなびた温泉宿の怪異」など、旅先で遭遇した怪奇体験の数々が、あなたを襲う。
恋愛やSEXのトラブルから死んだ人間が、恐ろしい性霊となって、いま人々を襲う!-自殺したセクハラ社員が無人の倉庫でOLにイタズラし、引っ越したばかりの部屋では鏡の向こうから女が夫婦の夜の生活を覗き込み、旅先でナンパした美女は数カ月前に殺された亡霊だった…。日常生活に忍び込んだ怨霊たちの異常行為を、なまなましく告白した恐怖の体験告白集。
かすかに聞こえる悲鳴、しのび寄る足音、背後に感じる悪意の気配…戦慄があなたを襲う。
35億円の遺産をめぐるトラブル!?大手レストラン経営者・松岡宗太郎が殺された!弁護士の日高は、殴られて気絶する直前、現場で犯人を見たといい、宗太郎の養子・信夫だったと断言。有罪ならば信夫に相続資格はなく、妻・香代子がすべてを受け継ぐが…赤かぶ検事は会心の妙手を放つ!犯人、そして相続人は誰か?ドンデン返し鮮やかな法廷推理。
「大胆な規制緩和が実行されれば物の値段が下がり、消費者の実質所得が上昇、新産業が生まれ、雇用は増大する」。90年代初頭、市場万能主義者たちはこう約束した。現実は果たしてどう推移したか。70年代に米国で始まった規制緩和の波は我々の社会をどう変えたか?新章『マネー資本主義と規制緩和』を書きおろし追加。
不世出のスーパースター・アントニオ猪木がリングを降りて10年。人気の凋落、有力選手の相次ぐ離脱、「リアル」の時代を標榜する総合格闘技の台頭…。プロレスは、時代の流れに取り残されてしまったかのように見える。闘いを通じ男の生きざまを魅せる格闘ロマン「プロレス」は、なぜ終わってしまったのか-。かつてあの熱狂の渦の中にいた人間たちの証言を得て、世紀の“大沈没劇”とその行方を検証する。
秘密警察に追われることになったシリアでの買春から、公園のベンチで行われる中国の世界最底辺の青空風俗、キムチまみれの手で行われ下半身が炎上した韓国の激安手コキ店、首絞め強盗を行うスペイン風俗嬢、悪臭放つ豚小屋でのプレイを強要するキューバのストリートガール、昏睡強盗を行うラテン美女、オカマばかりのタイの出会いカフェなど世界中から集めた「ご当地風俗」のコワーい話。