電撃大王で連載後、WOWOWで公開された美少女アニメのBGM集。全体にソフトなインストテイクが多く、曲数が多いわりに全体を通して聴きやすい構成に仕上がっている。ブックレットは書き下ろしの画像素材などがなく、“鉄”ファンには物足りないかも?
神秘的でやや硬質の前奏から入る!! のかっこ良さにシビレる! 全体的に『ガンダム』シリーズの持つ壮大さがそのまま生かされているが、曲を使って登場人物の心情の変化を表現するなど工夫されたサントラに仕上がった。高木渉の歌(7)はちょいとパンチ不足か。
歌の中の情景がメロディとサウンドによってリアリティを得ていたユーミンも、時代の気分に追いつかれ、情景の描き方が変って久しい。それでも、リアリティは回復しないままです。といっても、ユーミンのこれまでの作品の中での話でしかないが。
私はすでに4回観た傑作平成ガメラの完結のサントラ。前2作同様のイメージを継承して大谷幸が作曲。私はよく言われるハリウッド映画に匹敵する楽曲というよりは、郷愁の怪獣映画のカッコイイ音楽だと思っている。本編大成功の一助であることは間違いなし。
恐怖と戦慄、そして、諧謔とユーモア、夢のカレイドスコープ、物語の饗宴。日常の向う側、無意識の裡に潜む異界への招待状!稀代のストーリーテラーが織りなす夢のアラベスク。
世界を一つの妖怪がさまよっている。「世界恐慌」という「恐ろしい妖怪」である。平成金融恐慌突入をピタリ的中させた鬼才エコノミストが大胆予測。
本書は一口でいってしまえば、四つのホラー小説についての誕生秘話である。そもそも、これらの作品の誕生の契機となったのは、ある繊細な神経をもった人物の悪夢であった。その悪夢は作品の中に具現化され、やがてそれ自体の生命を獲得してゆく。われわれはここに、これらのホラー小説がこれほどまでにわれわれのこころをとらえて放さないのはなぜなのか、その謎を解くカギを見出すことができるだろう。BBC放送が制作し、NHKで放映され、視聴者を震感させた恐怖のメッセージ。