「不快に思う人もいるのだから自重しろ」-いつからか日本は、何をしても「誰からかのネガティブな反応」を心配しなくてはならない国になった。なぜこういう事態になってしまったのか。彼らの精神構造とは。
後頭部の強烈な痛みで目を覚ますと、緊急停止したエレベーターに、ヤクザ、オカマ、自殺願望の女と閉じ込められていた。浮気相手の部屋から出てきたばかりなのに大ピンチ!?しかも、三人には犯罪歴があることまで発覚。精神的に追い詰められた密室で、ついに事件が起こる。意外な黒幕は誰だ?笑いと恐怖に満ちた傑作コメディサスペンス。
二〇〇五年の衆議院選挙は、解散劇から候補者選定(「刺客」「マドンナ」など)や選挙運動のスタイルまで、これまでになくメディア・世間の注目を集めた。そして、自民党圧勝という結果は、さらに大きな衝撃ととまどいを与えることになった。なぜ、このような劇的な変化が起こったのだろうか。テレビはそこで、どのような役割を果たしたのだろうか。精神科医という立場から日本社会の批判的検討を試みてきた著者が、“勝ち組・負け組”、“視聴率政治”、“市場原理主義”、“ポピュリズム”など、コイズミ現象の背後にある「空気」を読みとく。
ベトナム戦争以降、米国が極秘に開発を進めていた恐るべき生物兵器ー『ナイトメア90』と名付けられたその薬は、大脳を刺激し人間が眠らせている遺伝子情報を活性化させるというものだ。だが、この薬はチンパンジーに服用させると、瞬時にチンパンジーが未知の物体に変態してしまうという未完成のものであった。この薬が過激派環境保護団体に奪取され、一部が新種ドラッグとして日本の若者の手に渡ってしまった。フリーランスの軍事顧問・牧原は、秘密裡に事態を収拾するべく当局より依頼され、ひとり調査を開始するが…。
世紀末のショック・ロッカー、マリリン・マンソン。音楽、活字、映像など、そのあらゆる表現形態をひとつに紡ぎあげる鍵となる発言集。
時間と闘い、睡魔と闘い、プレッシャーと闘うSEというお仕事。都銀に15年勤めたSEが体験したウソのようなホントの話。SE、SE志望者、必読のノンフィクション。
ジョン・コリアから経歴不詳の謎の作家まで各アンソロジストが贈る英国ホラー・アンソロジー。初めての奇妙な味、懐かしの奇妙な味。
初詣の夜に妻を見失った男。帰ってきた妻は、以前とはなにかがちがっていた。老人の語りが戦慄を呼ぶ「鬼がくる家」。女子大生の“あたし”は真夏の山中で、われにかえった。見知らぬ車に見おぼえのない服。失われた記憶を求めて恐るべき真相にたどり着く「迷える羊」。平凡なOLが引っ越したマンションには、得体のしれない誰かが住んでいた。女の情念と狂気を描く「九月の視線」。四季を舞台に織りなす12篇の恐怖。
中国・武漢で発生した新型コロナウイルスが日本の貧困女性たちを地獄に叩き落としたー。日本では10年以上前から女性のカラダやセックスは深刻なデフレを起こしていた。カラダを売っても貧困は解決せず、ギリギリの生活を強いられる女性が膨大に存在している。そんな危機的状況のなかで起こったコロナショックと政府による自粛要請。“貧困の巣窟”ともいえる水商売、風俗業界の惨状を中村淳彦氏が緊急レポートする。
これは「人狼ゲーム」か、それとも「パワーゲーム」か。「社長の座」をかけて、8人が繰り広げる究極の心理戦。
一度入ったら、勝つまでここから出られない…。勝負に勝って鍵を貰わないと移動できないように、建物がまるごと改造された裏カジノ。オカマ・ママのマッキーら四人は、恐喝に悩む仲間のためにここを訪れた。各部屋で待ち受ける、薄気味悪いディーラーと、巧妙な罠。借金は増える一方だし、死体にまで遭遇。ここから無傷で脱出できるのか。
あなたの飲んでいる水は誰のものか?大企業による水資源の独占化と、巧妙なマーケティング戦略によって売り出されるペットボトルの害悪を暴く。巨大企業から水を守る戦い。
憑かれたように走って死を迎える男。満月の夜に繰りひろげられた血塗られた饗宴。内臓をむさぼる美しい女。漆黒の虚空を泳ぐ巨大な竜。濃霧の中から突然広がる屍累々の世界。壜の中に浮かぶ緑色に染まる女の裸体…。日本土着の残虐と優美を現代に投影する、めくるめく幻想と現実の夢魔。当代きってのエンターティナーが描く、鮮烈なイマージュの全九話。
「怪物」の正体は?未知なる複合経済リスクを徹底解明。
この度、亜玖夢博士が衆生救済に用いるのは最先端のマインドサイエンス。人間行動を司る脳を理解すればひきこもりもパワハラも、依頼人の悩みはすべて解決!?が、突拍子もない処方と助手の暴走で毎度、事態は悪化…どころかついには世界滅亡の危機に!脳の不思議を笑って学べるブラック・コメディ。
奇妙な赤ちゃんの夢を見る女。モデルの女性が怯える、忌まわしい村のしきたり。留置場にただ一人いた親切な男の意外な過去。叔母を憎み、互いも憎みあう偽姉妹。もう一人の自分に電話を掛ける男。取り憑かれ要員の女。著者がタイのレストランで見た、生々しい夢…。日常からふと顔を出した奇妙な話の数数から、悪魔が見せる夢よりもおぞましい人間の闇が浮き彫りとなる。好評実話怪談シリーズ、第4弾。
旧ソ連のGDPは半分だった…中国経済の本当の実力は!?