世紀末のショック・ロッカー、マリリン・マンソン。音楽、活字、映像など、そのあらゆる表現形態をひとつに紡ぎあげる鍵となる発言集。
怪奇小説の真髄は短篇にあり、醍醐味はその語り口にある-一瞬の怪異も鮮やかなアスキス女史の佳品を筆頭に、狂気と超自然のあわいを描いたギルマンの逸品など、通にして手練の三人が選り抜いた、悠揚迫らざる古典女流の十二篇。趣向を凝らした怪談噺の数々、恐怖の愉しみに舌鼓をうたれんことを-。
史上初の南北首脳会談、シドニー五輪での合同入場行進、米朝コミュニケ、ノーベル平和賞…しかし、日本人拉致、ミサイルは?統一コストを負担するのは誰?われわれはもうダマされない。
生命現象に暴力的に介入する「悪しき科学」とそれを支える人間ー生命観を科学的、倫理的、社会・経済的に徹底的に批判する、勇気と指針の書。
痙攣!狂乱!苦悶!嘔吐!激痛!汚染…あなたの身近に潜む「危険植物」大図鑑。
大手電機メーカーで自律制御型のロボット開発に携わってきた花村平太は、会社と自分の研究の方向性の違いに限界を感じ、会社を辞す。自ら会社を立ち上げ経営も順調になってきた頃、不運にも自動車事故を起こしてしまう。相手の女性を半身不随にしてしまった花村は責任を感じ、私財を投じて再び自律制御型ロボットの開発を始め、彼女の介護に役立てようと考えた。自律制御の車椅子型ロボットの製造に成功し、匿名でそのロボットを贈った花村は、さらに進化したヒト型のロボットの開発にも乗り出す。新しいロボットが完成し、2台が出会った時、予期せぬ出来事が発生した…。最先端科学技術情報を満載したSFホラー大作。
「茨城・地方記者ライブラリー」第1弾!県北の山間部に降って湧いたダム計画。中止までの35年、県政は“蛇の生殺し”で村びとを捨て置きつづけた-。「故郷」を忘却した我々を問う、地方記者が刻んだ渾身の山村哀史。
新しいタイプの事故が起きている!安全性と利便性を高めるために開発された先鋭的な新型機がもたらした意外な結末。
本書は、21世紀の我国の産業と技術の将来像について展望し、社会や国家ひいては世界を視野に入れた構想や戦略を描き、その上に立って工学・技術の発展に貢献することが期待されている、学生および若い工学者・技術者のために書かれたものである。過去30年間、工学・技術の研究・開発および実践の最前線にあり悪戦苦闘の現場にあった著者の体験的産業論・技術論であり、未来を担う若者達へ贈る、心からのエールである。
二一世紀の日本人の食生活はどう変わっていくか、それに対して外食産業は、そして焼肉業はどう対応していかなければならないか。前半生を“衣”、特に染色の世界で、四五歳からの後半生を“食”の世界で過ごしてきた著者が語る“食”と人生。
一八二五年に川で溺死した十歳の少女アイリーンの事件は、バーキッツヴィルではブレア・ウィッチ伝説の一部であると噂されていた。調査を進めるケイドのもとに一通のメールが届いた。学校のキャンプを引率した女子高生セシリアがアイリーンの幽霊を目撃し、このキャンプでボーイフレンドを亡くしたという告白だった。戦慄のサバイバルゲームと化したキャンプの残酷な結末を綴った「水底の幽霊」他、映画『ブレアウィッチ2』の恐怖を増幅させる、オリジナル小説第二弾。
米国では、ドットコム企業の株価が暴落するなど、破綻に追い込まれる企業も出てきた。「ネットビジネスはダメなのでは?」こんな悲観的な声も、ささやかれるようになってきた。しかし、本当にそうなのか?いまやITは、私たちの生活のインフラとして定着し始め、もう生活にITを意識することのない時代になってきているのだ。そうした時代には、これまでのようなネットビジネスを展開してもダメだ。そこで本書では、米国のネットビジネス事情のほか、日本の元気企業2社の具体的戦略などを紹介する。
英語はダメと「唇を噛んで」=「bite your lip」いた方にも、「ワラをもつかむ」=「grasp at straws」思いでいる方にも、また、英語をもっと「掘り下げ」=「dig into」たい方にも。きっといつか「実を結ぶ」=「bear fruit」和TO英表現集。
日本経済復活を占う試金石。過去の成功体験の「破壊」。新世紀における日本発ビジネスモデルの「創造」。再び「王者」の座に返り咲くために。
暮れから、江戸を荒らす賊、いたち小僧のやり口が江戸っ子の話題に。大名屋敷に押しいるついでに女を手込めにするのが許せない弦一郎は、この賊をあげようと躍起になる。そんなある日、池之端の出逢茶屋から娘が一人消えうせ、後には人気女形の死体が…。二つの事件のてがかりを追って、一匹狼の同心、弦一郎が奮闘する。
カプグラとは、家族や知人に対して、自分は外見はそっくりでも内部は別の人間に入れ替わっていると主張する症候群。失踪の後、別人となって現れた娘婿。果して彼の正体は?封印されていた過去の悪夢が蘇る。現代調査研究所の岡坂神策が「心の闇」を探索する表題作はじめ、極上のサスペンス5編を収録。