神秘的な美しさと愛くるしさでフランスを熱狂させた、エジプトからの「生きたワイロ」。フランス革命とナポレオン帝政を経て、束の間の平和に浮かれるパリに送られたキリンと、それをとりまく人々の物語。
暮れから江戸に、屋敷の者を眠らせて押し込み、現金を盗んだ上に婦女子を犯す、賊のいたち小僧が跋扈した。一方両国広小路で大評判をよんでいた人気立女形瀬川菊之丞の「そっくり」が出逢茶屋で殺される。捜査が難航する中、奇妙な訴えが出された。南町奉行同心・祖式弦一郎の推理と剣技が冴える人気捕物帳シリーズ第四弾。
金融、雇用、環境、情報革命、社会福祉など、イラストで読み解く日本経済の展望と課題。初心者にも読みやすい用語解説付き。
医薬品、移植用臓器、果ては「オーダーメイド人間」にまで道を開こうとしているES細胞。爆走を続けるバイテク研究者や産業が、この“万能細胞”に目を向けないわけがない。現にクリントン政権は研究開発にゴーサインを出した。目下進行中のヒトゲノム計画とも無縁ではない。「クローン羊」のような人口に膾炙しやすいネーミングを持たないというだけの理由で、マスコミにも無視されてきたES細胞。その可能性と問題点を、あるがままに紹介する。
人工授精、代理出産、体外受精、凍結精子・卵子、代理精巣・卵巣、クローニング…。生殖技術の進歩は、「不妊」という難題を次々に解決していくだろうが、それ以上に、われわれの性行動や家族のかたちを根本的に変えてしまう力を持っている。未来のテクノロジーと市場原理、そして太古以来の人類の欲望が結びついたとき、いったい何がおこるのか?近未来の性生活を描くショートストーリーと平易な科学的検証を織り交ぜながら、21世紀のライフスタイルを大胆に予測していく。
2000年秋からこの国を襲う大波乱とは何か!「脱・アメリカ」の大改革を提案する辛口評論。いよいよ始まった大口債権の処理・銀行と企業の関係も、本質的に変化する・国の“不良債権”がもたらす身近な危機・もはや避けては通れない賃金の低下・いつ逆流するかもしれないアメリカへの資金・「アメリカの時代」の終わりが始まった・アメリカが落ちても日本が生きる道を確保する。
世紀末のショック・ロッカー、マリリン・マンソン。音楽、活字、映像など、そのあらゆる表現形態をひとつに紡ぎあげる鍵となる発言集。
痙攣!狂乱!苦悶!嘔吐!激痛!汚染…あなたの身近に潜む「危険植物」大図鑑。
「茨城・地方記者ライブラリー」第1弾!県北の山間部に降って湧いたダム計画。中止までの35年、県政は“蛇の生殺し”で村びとを捨て置きつづけた-。「故郷」を忘却した我々を問う、地方記者が刻んだ渾身の山村哀史。
新しいタイプの事故が起きている!安全性と利便性を高めるために開発された先鋭的な新型機がもたらした意外な結末。
本書は、21世紀の我国の産業と技術の将来像について展望し、社会や国家ひいては世界を視野に入れた構想や戦略を描き、その上に立って工学・技術の発展に貢献することが期待されている、学生および若い工学者・技術者のために書かれたものである。過去30年間、工学・技術の研究・開発および実践の最前線にあり悪戦苦闘の現場にあった著者の体験的産業論・技術論であり、未来を担う若者達へ贈る、心からのエールである。
二一世紀の日本人の食生活はどう変わっていくか、それに対して外食産業は、そして焼肉業はどう対応していかなければならないか。前半生を“衣”、特に染色の世界で、四五歳からの後半生を“食”の世界で過ごしてきた著者が語る“食”と人生。
米国では、ドットコム企業の株価が暴落するなど、破綻に追い込まれる企業も出てきた。「ネットビジネスはダメなのでは?」こんな悲観的な声も、ささやかれるようになってきた。しかし、本当にそうなのか?いまやITは、私たちの生活のインフラとして定着し始め、もう生活にITを意識することのない時代になってきているのだ。そうした時代には、これまでのようなネットビジネスを展開してもダメだ。そこで本書では、米国のネットビジネス事情のほか、日本の元気企業2社の具体的戦略などを紹介する。
英語はダメと「唇を噛んで」=「bite your lip」いた方にも、「ワラをもつかむ」=「grasp at straws」思いでいる方にも、また、英語をもっと「掘り下げ」=「dig into」たい方にも。きっといつか「実を結ぶ」=「bear fruit」和TO英表現集。
日本経済復活を占う試金石。過去の成功体験の「破壊」。新世紀における日本発ビジネスモデルの「創造」。再び「王者」の座に返り咲くために。
死の病原体はイギリスを発火点にフランス・ドイツなどヨーロッパで猛威を振るっている。しかもその感染力は種の壁を超え、食肉を通してついに牛から人間へと至った。狂牛病の潜伏期間は10年から20年。忘れたころに発病し、脳がスポンジ化しつつ衰弱死を迎えるという、悲惨な病症だ。それが海を越え、もう日本に侵入している。本書はその真相を伝え、自分と家族を守る方法を説いた。
このままでいけば2005年頃には日本国は完璧に破産してしまい、そうなれば悪性インフレで年金の価値はどんどん下がってしまう。そうであれば、私たち国民はいったいどうしたらよいのか。残された道は一つしかない。それは、もはや国をあてにせず、いまから自力で自分の老後のための「自分年金」を作るしかない。本書はそのための参考書。
「脳内出血」から奇跡の生還をした転地療養先は、緑したたり、温泉が湧き出る美しい里山だったが…。突然、産廃業者の野焼きが始まり、緑の里山は悪臭と黒煙が襲う地獄と化した。社会的不公正に苦しむ人びとを勇気づける感動の物語。