ゲームソフト『魔装機神サウンド・ストーム』のサントラ盤が登場。オリジナルからアレンジ・ヴァージョンまでと全部で46曲収録というヴォリューム感にはビックリ。全体的に軽快でノリの良いハード・ビートの曲ばかりなので、気分を盛り上げたい時にも使えます。
前作に続き小西康陽をプロデューサーに迎えたアルバム。大人向けの妖艶なジャズ・ヴォーカルの味わいが濃く、ストーリー性を強く感じさせる内容だ。表題曲はピチカート・ファイヴのカヴァー。
もしかすると吉田拓郎が最高のスピードで走っていた時期の作品で構成された19曲。(1)の今となってはチープなフォーク・ロック調キーボード、(2)のやるせなさ、(6)のホノボノ感、そして(18)の切なさ……。あの日に帰りたい! とマジに思う。ところで「マークII」はどうしちゃったの?
34年ぶり。ついに期間限定で帰ってきたフォークルだが、はしだのりひこがいない。あの震えた声もフォークルでは重要なポイントだった。しかし、この作品はいい。ノスタルジックでノスタルジックでない。(6)の加藤、こんなにギターが上手かったのか!
ミヒャエル・エンデの原作はわが国でも子供から大人まで広く愛読されている。この映画もリマールの同名主題曲とともに大ヒットを記録した。ジョルジオ・モロダーとクラウス・ドルディンガーの2人がファンタスティックなサウンドの世界へと誘ってくれる。
クライスラーがRCAに残した録音から、1910〜20年代の自作自演をピックアップしたもので、「おもちゃの兵隊の行進」「オーカッサンとニコレット」などの珍しい作品や、唯一の録音を含む貴重なCD。全盛期の艶やかで張りのある美音を堪能するのに好適だ。
福音史家の第一人者、プレガルディエンをはじめ、バロック音楽に精通している声楽家を集め、レオンハルトの指揮の下、ドラマティックな表現を抑えた、静謐なバッハを作り出している。いまだに重要な名盤。
少年時代から歌い続け、52年にソロ・デビューしてからも第一線でシンガー/エンタテイナーとして活躍する彼の、主たるヒット曲を網羅した2枚組CD。アメリカ白人の良心を象徴するような美声で、華麗にポップ作品を歌う。バックの豪華なアレンジも聴きものだ。
前作『HIGH NUMBERS』リリース以降、ヨーロッパ、アメリカとツアーを重ねてきた彼らの、2年ぶり11枚目のアルバム。いつもながら陽気で楽しい世界を、タイトな演奏で繰り広げている。80年代初頭に起こったスカ・ブームを今に繋げる伝統芸。
身勝手さや理不尽さが縒れて転げて捩れた詞世界は、語彙のセレクトともども個性的。チェロやピアノを活用したアヴァンポップなアレンジが、ときおりシャンソンのごとき芳香を漂わせ、彼女のしなやかな歌声の強度をサポート。取扱い注意の甘美な劇薬作品なり。
デビューして10年。それを機に、これまでのシングルを集めたベスト・アルバム。なんの小細工もなく、ただただシンプルにリリース順に並べられていて、それがかえって貴重。デビュー以来のファンなら、彼の歴史をたどり、感慨深く聴ける構成がうれしい。
70年代後半から80年代初頭にかけて人気を集めたアイドル・シンガーのベスト。ディスコ調の(3)、ロックンロール・クラシックの(10)など、溌剌として明るい曲が並ぶ。(11)の“青さ”は味。(8)は田原俊彦が「哀愁でいと」として日本語カヴァー。イメージも重なる。
大ヒットした表題曲を含1975年発表の5作目。絶頂期の作品らしく、スウィートなハイ・トーン・ヴォイスを活かしたポップでキャッチーな曲が満載。ソフト・ロックの名盤としても名高い。