ふかわりょうの本気が伝わってくるロケットマンの6年ぶりのアルバム。イントロのMCを楠田枝里子が担当してつかんだあとに、元オフコースの鈴木康博、平松愛理、土岐麻子、一十三十一などの豪華なゲストが登場、流れるような構成であっという間の50分あまり。
ジョン・コルトレーンをはじめ、オスカー・ピーターソンやナット・キング・コール、スタン・ゲッツからダイアナ・クラールまで、名アーティストたちの音源が楽しめるお得なコンピ3枚組。ジャズ入門編としても最適だ。
「ユンボギの日記」は、1963年6月から翌年1月にかけてつづられた小学校4年生の日記。舞台は韓国大邱市。極貧の生活苦にあえぎながらも、日々たたかい、気高く生きようとするユンボギ少年の姿は、全国民の涙をさそった。
ベンチャーズとともに日本人に親しまれてきたエレキ・インスト・バンド、ザ・スプートニクスのベスト盤。“北欧サウンドの雄”として根強い人気を誇った彼らの、ヒット曲や人気曲を厳選した1枚だ。
IT化の進んだ近未来を舞台とするNHK教育アニメ『電脳コイル』のサントラ盤。元クライズラー&カンパニーの斉藤恒芳が手がける劇伴のほか、池田綾子が歌う番組オープニング&エンディング曲も収録されている。
雪代鞠絵原作のボーイズ・ラヴ系ドラマCD。没落した伯爵家の末裔で、借金返済のために遊郭に売られた雨宮水帆と、彼のかつての家庭教師で財閥の次期総帥にまで上り詰めた一佳の切なくも淫らな恋愛が描かれている。
人気ゲームがPS2でリニューアルされ、音楽もリメイク。CD4枚にリメイク曲に追加音楽をプラスした105曲を収録。バトルの音楽など聴いているだけで手に汗握ってしまう。音楽の流れがそのままストーリーにつながっているので、ファンにはたまらないはず。
夏至の夜、劇場爆破事件の起こる文映坐で、運命にあやつられるようにふたりは出会った。フェリーニや文映坐支配人、北海道庁爆破犯らの選択と行動によって、物語が導かれる。縦糸と横糸のように織り合わされていくふたりの人生の軌跡。現実と虚構が行き来し、美しいタペストリーを紡ぎだす。
二人きりになってしまった矢代純と早瀬綾佳のもとに、京都で不穏な動きがあるという知らせが届く。そこには、以前純たちをつけ狙った男の気配もあった。迷いながらも京都行きを決めた純と綾佳の前に、決別した仲間の影がちらつく。不安定な体を抱えながらも、自分にできることはしたいと望む純。その純の思うようにしてやりたいと願い、自分の体に起き始めた不調を隠して動く綾佳。そして、変わってしまった水藤深矢。行き止まりに入り込んだキメラたちの行き着く場所はー。第12回電撃小説大賞“金賞”受賞作シリーズ、感動の完結編。
トータルで50名にものぼるというゲスト・アーティストとコラボしまくるデビュー20周年記念アルバム。先輩後輩仲間たち……誰とやっても食うでも食われるでもなく気持ちよい空気をかもし出すのは、人柄のみならず、その音楽的な懐の深さあってこそ。いい曲多いなあ〜。★
1973年発表のソロ5作目。クルセイダーズをバックに、当時のアメリカの社会問題に正面から向き合ったコンセプト・アルバム。ラテン・タッチの「コラソン」など、新境地を開拓した意欲作だ。
本書では、「うつ病」と診断されうる病態は「抑うつ」の一部にすぎないことを明らかにし、真に「抑うつ」というこころの状態への対象関係論的な理解と治療を示す。
2007年7月刊行の『文字組みとレイアウト』の続編。いわゆる“1枚もの”の宣伝フライヤーを対象とし、映画、展覧会、演劇・舞台と3つのジャンルごとに厳選してデザインの優れたフライヤーを収録。使用書体や級数、文字組みの設定、色の設定などのデザインの骨組みのほか、フライヤーならではの特色使いや特殊印刷、特殊用紙の仕様などについても解説。
最高の音で楽しむために!