“トランペットの詩人”ことニニ・ロッソのベスト・アルバム。世界的なヒットを記録した「夜空のトランペット」やデビュー曲「夕焼けのトランペット」を収録した完全版。美しい響きが堪能できる。
ついにこんな素敵なオリジナル・ミュージカルが日本から生まれたんだな、と感無量になってしまう出来。劇団四季による本篇は、赤川次郎の原作をさらにふくらませ、音楽もロックから演歌まで幅広く、しかも自然に聴かせていい。幽霊と人間の心暖まる物語。
デビュー以来22年間に発売された、たくさんのヒット曲の中から厳選された33曲を2枚組に。10年ぶりにリリースされる、彼女の集大成ともいえるコンプリート・ベスト。
日本のポップス史に残る偉大な作曲家、筒美京平の活動40周年記念6枚組アルバム。誰もが知っている国民的大ヒット曲から筒美京平ファン感涙のお宝レア音源までを網羅、すべてのポップス・ファン必携だ。
今じゃすっかりアニソンシンガー、影山ヒロノブが結構好きでした。レイジー唯一のベスト盤CD化。なるほどね、後の“方向性”求めての解散も納得できる、もろアイドル系バンドの作家陣。でも、歌うまかったし、聴かせどころ多いイイ曲たくさん入ってまっせ。
デビュー10周年を記念したベスト盤の東芝EMI編。「S.D.R.」から「バラ色の人生」まで、95〜2000年までの代表曲14曲を本人がセレクト。ビジュアルが魅力の彼ならではのスペシャルDVDも嬉しい。
デビューから現在に至る代表曲を網羅した、CD2枚組、全32曲収録の完全ベスト・アルバム。イルカの代名詞的な名曲「なごり雪」は、オリジナルと2002年版のふたつのヴァージョンが楽しめる。
1973年に2枚同時に発表されたビートルズのベスト・アルバムの内の1枚。本作には、タイトルどおり1962〜66年発表の楽曲が集められている。ジョージ・ハリスンによる選曲で、ファンも納得の2枚組だ。
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可憐なハスキー・ヴォイス(!?)でCMや番組ナレーションでも活躍している加藤いづみのカヴァー集。全13曲、この曲を選んできたか、と意表をつく選曲の妙も楽しめる。ドラムレスの編成だが、高橋研と狩野良明のアコギがいい味で、彼女の唄を引き立てている。
沢田研二からコブクロまで、約30年間におよぶ日本ポップス界のヒット曲をセレクトしカヴァーしたアルバム。「翼の折れたエンジェル」のセルフ・カヴァーも収録されている。
恋愛をめぐるさまざまな場面をテーマにした、不思議でおかしく、少し哀しい奇想の数々。個々の作品がそれ自体の舞台とストーリーを持ちつつ、雰囲気、イメージなどの連鎖によってゆるやかにつながる。イメージの奇才による連作短編集。
普通の高校生だった越智葵は、義父の借金から暴力団、宗和会に己の身を売ることになった。友好の証にとロシアマフィアに贈られた葵は、性奴として淫蕩の限りをつくされ、躰を淫らにつくりかえられていく。老齢で葵を抱けないボスは、養子で組織のナンバー2のロジオンに葵を抱かせ、歪んだ欲望を満足させていた。絶望的な境遇の中、優しさを示し、愛称で呼ぶことを許してくれたロジオンに葵は惹かれていくがー。怜悧な美貌のマフィアと日本人の少年のデッドエンド・ラブストーリー。
“EXILE Vocal Battle Audition 2006〜ASIAN DREAM〜”で落選したものの、その歌唱力が注目を集めた日本生まれの韓国人男性シンガーの1stアルバム。温もりあふれるヴォーカルが魅力的だ。
わたしたちは古代から今にいたるまで、「かなしみ」を主題にした歌や物語に慣れ親しんできた。本来厭うべきであるはずのこの感情を積極的に享受し表現してきた日本人の態度から、どのような世界観を引き出すことができるのか。かなしむ「われ」(自分)の中に、日本的美意識や倫理感覚が生まれる瞬間を見定め、かぎりある人間とかぎりのない世界との関係の本質に迫る、日本思想研究の精髄を注ぎ込んだ力作。